[記事公開日]2026/01/23
Q. Office365が同期ループになるのはなぜ?
もくじ
パソコントラブルQ&A
まず確認してほしいこと
Office365の同期ループの原因を絞り込むために、まずは以下のポイントを順に確認し、切り分けを行いましょう。切り分けの基本軸は「1) 外部要因」「2) ソフトウェア要因」「3) 内部ハードウェア要因」の順です。
🔎 切り分け手順(デスクトップ/ノート/一体型)
- 共通確認:インターネット接続が安定しているか、他のウェブサイトやサービスは正常に使えるかをチェックしてください。ネットワーク障害がないかの切り分けです。
- デスクトップ/ノート/一体型共通:Office365アプリのサインイン状態やアカウント設定を確認し、複数アカウントが混在していないか、パスワード変更後に再認証が必要な状態かを見極めます。
- ソフトウェア設定:Windowsの日時設定が正しいか、ファイアウォールやセキュリティソフトが同期を妨げていないかを確認してください。
- 内部ハードウェア要因:通常、同期ループに直接関係しにくいため、ここでは優先度は低いですが、ストレージの空き容量不足やディスクエラーがないかは念のため確認しましょう。
以上の確認で問題が特定できない場合は、アプリの再インストールやOfficeの修復機能を検討してください。無理に分解や高度な操作をせず、必要に応じて専門家に相談することをおすすめします。
この症状が起きる理由について
Office365の同期はクラウドとローカルのデータを一致させるために定期的に通信を行います。同期ループは、その通信やデータの整合性に問題が生じ、同期が完了しないまま繰り返し処理が走る状態です。ネットワークの不安定さやアカウント認証の問題、設定の不整合が背景にあります。
よくある原因
- インターネット接続の不安定や遮断
- Office365アカウントの認証エラーやパスワード変更後の再認証未完了
- Windowsの日時設定のズレによる認証失敗
- ファイアウォールやセキュリティソフトによる通信ブロック
- Officeアプリのバグや破損したファイル
- 同期対象のファイルに破損や競合がある場合
自分でできる対処方法(順番に試す)
- インターネット接続を確認し、Wi-Fiや有線の状態を安定させる(外部要因の切り分け)
- Office365から一度サインアウトし、再度サインインして認証状態をリセットする(ソフトウェア要因の切り分け)
- Windowsの日時とタイムゾーンが正しいか設定を確認・修正する(ソフトウェア要因の切り分け)
- ファイアウォールやセキュリティソフトの設定を見直し、Office関連の通信を許可する(外部要因の切り分け)
- Officeの修復機能を使ってアプリの不具合を修正する(ソフトウェア要因の切り分け)
- 同期対象のファイルを一時的に別の場所に移動して同期状態を確認する(ソフトウェア要因の切り分け)
これらの手順で改善しない場合は、無理に深い操作をせず専門家に相談するのが安全です。
放置するとどうなるか
同期ループを放置すると、データの最新状態がクラウドとローカルで一致しなくなり、作業中のファイルが正しく保存されない可能性があります。また、同期処理が繰り返されることでパソコンの動作が重くなることも考えられます。ただし、重大な故障に直結するわけではありません。
専門的な補足(故障が疑われるケース)
もしOfficeの修復や再インストールを行っても同期ループが解消しない場合、アプリの設定ファイル破損やWindowsのシステムファイル異常が疑われます。また、ハードディスクの不良セクタやストレージ障害が原因となることもあります。こうした場合は分解や詳細な診断が必要になるため、無理せず専門の修理業者やサポート窓口に相談するのが適切です。
再発を防ぐためのヒント
- 定期的にOffice365のサインイン状態を確認し、パスワード変更時は必ず再認証を行う
- Windowsの日時設定は自動同期を有効にして正確に保つ
- セキュリティソフトの設定を見直し、Office関連の通信をブロックしないようにする
- インターネット環境を安定させるため、必要に応じてルーターの再起動や回線の見直しを行う
- Officeの更新プログラムは定期的に適用し、最新の状態を維持する
まとめ
Office365の同期ループはネットワークや認証、設定の不整合が主な原因で起こります。まずはインターネット接続やアカウントの状態、Windowsの設定を順に切り分けて確認しましょう。簡単な対処で改善することも多いですが、原因が特定できない場合や修復が難しい場合は無理せず専門家に相談してください。落ち着いて順を追って確認することが解決への近道です。
