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[記事公開日]2026/01/24
Q. UEFI設定が保存できないのはCMOS電池の問題?
もくじ
パソコントラブルQ&A
Q.
UEFI設定が保存できないのはCMOS電池の問題?
A.
UEFI設定が保存できない問題は、設定変更が反映されず毎回初期状態に戻ってしまう症状です。原因は多岐にわたり、CMOS電池の消耗もその一つとして考えられますが、他にも設定ミスやソフトウェアの問題が関係することがあります。ここではまず基本的な確認から始め、原因の切り分け方法を順にご案内します。
まず確認してほしいこと
UEFI設定が保存できない場合、原因を絞り込むために「切り分け」が重要です。以下のポイントを順に確認してください。
🔎 切り分け手順(デスクトップ/ノート/一体型)
- 共通の基本確認
・設定変更後の保存操作が正しく行われているか
・UEFI画面を閉じる際に「Save & Exit」など保存を確実に選んでいるか
・パスワード設定やセキュリティ設定が原因で保存が拒否されていないか - デスクトップの場合
・CMOS電池(マザーボード上のボタン電池)の状態を確認(目視で液漏れや接触不良がないか)
・電源ケーブルが安定して接続されているか - ノートパソコンの場合
・バッテリー残量が十分かどうか(バッテリー切れが影響することは稀ですが念のため)
・CMOS電池は内蔵されていることが多いが、交換は難易度が高いため無理せず専門家に相談を - 一体型パソコンの場合
・デスクトップ同様にCMOS電池が搭載されているが、分解難易度が高いので自己判断は控える
まずは上記の共通点から切り分けを行い、問題の範囲を絞ることが大切です。特にCMOS電池の劣化は時間の経過とともに起こるため、保存できない症状が続く場合は疑うポイントの一つです。
この症状が起きる理由について
UEFI設定はマザーボード上の小さなメモリに保存されます。このメモリは通常、CMOS電池によって電力が供給されて保持されています。電池が消耗すると設定情報が保持できず、電源を切るたびに初期状態に戻ることがあります。また、設定の保存処理自体が正常に完了しない場合も同様の症状が起きます。
よくある原因
自分でできる対処方法(順番に試す)
- UEFI設定画面で「Save & Exit」を確実に選び、設定が保存されるか確認する(操作ミスの切り分け)
- パソコンを完全にシャットダウンし、数分待ってから再起動して設定が保持されているか確認する(保存状態の切り分け)
- デスクトップの場合は電源を切り、CMOS電池の接触状態を確認する(安全にできる場合のみ)
※ノートや一体型は無理に触らず専門家へ相談を - 可能であればCMOS電池の交換を検討する(電池劣化の切り分け)
- UEFIのファームウェアアップデートが提供されている場合は、メーカーの指示に従い慎重に実施する(ソフトウェア要因の切り分け)
放置するとどうなるか
UEFI設定が保存できない状態を放置すると、毎回設定をやり直す手間がかかり、起動時の動作やセキュリティ設定が初期化されてしまう可能性があります。これにより、パソコンの動作が不安定になったり、セキュリティリスクが高まることも考えられます。早めに原因を見極めて対応することが望ましいです。
専門的な補足(故障が疑われるケース)
CMOS電池の交換後も設定が保存されない場合、マザーボードのRTC(リアルタイムクロック)チップやUEFIファームウェアの不具合が疑われます。また、基板の故障やハードウェアの異常も原因となることがあります。これらは分解や専用の測定機器が必要なため、無理に自力で対応せず、専門の修理業者に相談することをおすすめします。
再発を防ぐためのヒント
- 定期的にUEFI設定を確認し、必要な設定をメモしておく
- パソコンの電源を安定した環境で使用し、急な電源断を避ける
- 可能であれば数年ごとにCMOS電池の状態をチェックし、劣化が疑われたら交換を検討する(デスクトップの場合)
- UEFIのファームウェアはメーカーの案内に従い、必要に応じてアップデートする
- 設定変更時は慎重に操作し、保存操作を確実に行う
まとめ
UEFI設定が保存できない問題は、CMOS電池の消耗を含む複数の原因が考えられます。まずは保存操作の確認や電池の状態チェックなど、基本的な切り分けから始めることが大切です。原因の特定や交換作業は難易度が高いため、無理せず専門家に相談する判断が安心です。焦らず順を追って対応しましょう。
