[記事公開日]2026/08/17
[最終更新日]2026/08/19
Windows 11 25H2の更新後に音が出なくなったときの確認手順
Windows 11 25H2へ更新したあと、内蔵スピーカーやヘッドホンから音が出なくなる、音量アイコンに異常が出る、「オーディオ出力デバイスがインストールされていません」と表示される、といった症状が起こることがあります。
この場合、原因はWindows 11 25H2そのものとは限りません。出力先がHDMI・Bluetoothなど別の機器へ切り替わっている、音量がミュート、オーディオデバイスが無効、ドライバーが更新後に互換性を失った、Windows Audioサービスが正常起動していないなど複数の原因があります。
Microsoft公式でも、Windows Update後に音が出なくなった場合は、最新のWindows Updateを適用し、オーディオドライバーの更新、必要に応じたドライバーロールバック、Windows Audioサービスの再起動を順番に確認するよう案内しています。
この記事では、Windows 11 25H2更新後に音が出なくなった場合を、安全な順番で切り分けます。
最初に確認:どの症状なのかを分ける
| 症状 | 考えやすい原因 | 最初に確認すること |
|---|---|---|
| 音量アイコンは正常だが音が出ない | 出力先、ミュート、アプリ音量 | 出力デバイスと音量ミキサー |
| 「オーディオ出力デバイスがインストールされていません」 | オーディオドライバー、デバイス未認識 | デバイスマネージャー |
| 内蔵スピーカーだけ音が出ない | 出力先切替、Realtek等のドライバー | 出力先・PCメーカー公式ドライバー |
| HDMI接続後からPC本体の音が出ない | 出力先がモニター・TVへ変更 | スピーカー出力を選び直す |
| Bluetoothイヤホン接続後から音が出ない | Bluetooth出力先、接続状態 | Bluetooth機器と出力先 |
| 音は出るがノイズ・音割れ | オーディオ拡張、フォーマット、ドライバー | オーディオ拡張をオフ |
| 特定アプリだけ音が出ない | アプリ別音量・出力先 | 音量ミキサー |
1. PCを通常再起動する
Windows 11 25H2更新直後は、オーディオドライバーやWindows Audioサービスが正常に読み込まれていない場合があります。
- 作業中のファイルを保存する
- スタートメニューを開く
- 「電源」→「再起動」を選ぶ
- 起動後に音が出るか確認する
通常再起動できる状態なら、電源ボタン長押しによる強制終了は必要ありません。
2. 音量・ミュート状態を確認する
タスクバーのスピーカーアイコンを確認し、音量が0になっていないか、ミュートになっていないか確認します。
Microsoft公式でも、スピーカー・ヘッドホンの音が出ない場合は、まず音量とミュート状態を確認するよう案内しています。
- Windows全体の音量が0になっていない
- ミュート表示になっていない
- 外付けスピーカー側の音量が0ではない
- モニター・TV側の音量が0ではない
- ヘッドホン側の物理ボリュームが下がっていない
外付けスピーカーでは、Windows側が正常でもスピーカー本体の電源が入っていないことがあります。
3. 出力先が別の機器へ切り替わっていないか確認する
25H2更新後に最も先に確認したいのが現在の音声出力先です。
HDMIモニター、DisplayPortモニター、Bluetoothイヤホン、USBヘッドセットなどを接続しているPCでは、Windowsが別の出力先を選ぶことがあります。
- タスクバーのスピーカーアイコンを選ぶ
- 音量スライダー横の出力先選択を開く
- 使用したいスピーカー・ヘッドホンを選ぶ
たとえば内蔵スピーカーを使いたいのに、出力先が次のようになっていないか確認してください。
- HDMIモニター
- DisplayPortモニター
- テレビ
- Bluetoothイヤホン
- USBオーディオ
Microsoft公式でも、複数の音声出力デバイスがある場合は、正しい出力先を選択するよう案内しています。
4. 「設定」→「システム」→「サウンド」で出力先を確認する
- 「設定」を開く
- 「システム」を開く
- 「サウンド」を開く
- 「出力」で使用したいデバイスを選ぶ
使用したいスピーカーやヘッドホンが表示されているなら、選択して音量を確認します。
使用したいデバイス自体が一覧に出てこない場合は、設定よりドライバー・デバイス認識側を確認してください。
5. HDMI / DisplayPort接続後に音が消えた場合
外部モニターやテレビをHDMI / DisplayPortで接続すると、映像だけでなく音声出力先も外部ディスプレイへ切り替わる場合があります。
モニターにスピーカーがない、またはモニター音量が0の場合、Windows側では正常に再生していても「音が出ない」と感じます。
内蔵スピーカーへ戻したい場合は、Windowsのサウンド出力先でPC本体のスピーカーを選択してください。
HDMI / DisplayPort音声はGPUドライバー側のオーディオデバイスとして表示される場合があり、Intel Display Audio、NVIDIA High Definition Audio、AMD High Definition Audioなどの名称になることがあります。
6. Bluetoothイヤホン・スピーカーを外して確認する
Bluetoothオーディオを使っている場合は、Bluetooth機器へ音が送られていないか確認してください。
切り分けとして一度Bluetoothイヤホン・スピーカーを切断し、内蔵スピーカーを出力先に選びます。
内蔵スピーカーでは音が出るなら、Windows全体のオーディオ機能は動作しており、Bluetooth側の接続・出力先の問題である可能性が高くなります。
7. ヘッドホン・スピーカーの接続を確認する
Microsoft公式では、音声トラブル時にケーブルの緩みや接続端子を確認するよう案内しています。
3.5mmヘッドホン・スピーカーの場合は次を確認します。
- 端子が奥まで差し込まれている
- 緑色の音声出力端子へ接続している
- マイク端子へ間違えて接続していない
- ヘッドセット用4極端子とPC側端子の仕様が合っている
USBヘッドセットでは、別USBポートへ接続して確認します。
8. Microsoftのオーディオトラブルシューティングを実行する
MicrosoftはWindows 11で音が出ない場合、Get Helpアプリの自動オーディオトラブルシューティングを最初の対処として案内しています。
Windowsの検索で「ヘルプ」または「Get Help」を開き、オーディオのトラブルシューティングを実行してください。
設定画面からは次の場所でも確認できます。
- 「設定」を開く
- 「システム」を開く
- 「トラブルシューティング」を開く
- 「その他のトラブルシューティング ツール」を開く
- オーディオ関連のトラブルシューティングを実行する
診断後はPCを再起動し、音が戻るか確認してください。
9. 音量ミキサーでアプリだけミュートになっていないか確認する
Windowsのシステム音は鳴るのに、ブラウザー、ゲーム、Teams、動画アプリなど特定アプリだけ音が出ない場合は、アプリ別の音量設定を確認します。
- 「設定」→「システム」→「サウンド」を開く
- 「音量ミキサー」を開く
- 対象アプリの音量を確認する
- 対象アプリの出力デバイスを確認する
Microsoft公式でも、システム音が正常で特定アプリだけ音が出ない場合、音量ミキサーでアプリごとの出力先と音量を確認するよう案内しています。
10. 「オーディオ出力デバイスがインストールされていません」と出る場合
この表示がある場合は、音量設定ではなくオーディオデバイス・ドライバーの認識状態を確認します。
Microsoft公式では、オーディオ出力デバイスが見つからない場合、デバイスマネージャーの「サウンド、ビデオ、およびゲーム コントローラー」でデバイスが有効・認識されているか確認するよう案内しています。
- スタートボタンを右クリックする
- 「デバイス マネージャー」を開く
- 「サウンド、ビデオ、およびゲーム コントローラー」を展開する
- オーディオデバイスが表示されるか確認する
オーディオデバイス自体が認識されない場合は「Windows 11でオーディオデバイスが認識されないときの確認事項」も参考になります。
11. デバイスが無効になっていないか確認する
デバイスマネージャーにオーディオデバイスが表示されている場合は、右クリックしてください。
「デバイスを有効にする」と表示される場合は、現在無効になっています。
有効化後、PCを再起動して音が戻るか確認します。
Microsoft公式でも、音声出力デバイスが見つからない場合はデバイスマネージャーで有効化状態を確認するよう案内しています。
12. デバイスマネージャーにオーディオデバイスがない場合
「サウンド、ビデオ、およびゲーム コントローラー」にRealtek Audioなどが表示されない場合は、次を確認します。
- デバイスマネージャーの「表示」を開く
- 「非表示のデバイスの表示」を選ぶ
- 「操作」→「ハードウェア変更のスキャン」を実行する
- 「その他のデバイス」に不明なデバイスがないか確認する
Microsoft公式でも、オーディオデバイスが表示されない場合に「非表示のデバイスの表示」と「ハードウェア変更のスキャン」を案内しています。
Realtek Audioが完全に消えた場合は「Realtek Audioがデバイスマネージャーから消えたときの確認手順」も参考になります。
13. Windows Updateを最新まで適用する
Microsoftは、Windows Update後に音が出なくなった場合でも、まず追加のWindows Updateをすべて適用するよう案内しています。
更新後に発生した音声問題が、その後の修正版で解決されている場合があるためです。
- 「設定」を開く
- 「Windows Update」を開く
- 「更新プログラムのチェック」を選ぶ
- 利用可能な更新をインストールする
- PCを再起動する
2026年8月17日時点では、Windows 11 25H2向け最新月例セキュリティ更新はKB5121003(OSビルド26200.9168、2026年8月11日公開)です。
2026年8月17日時点のWindows 11 25H2 Release Healthには、25H2全体へ共通する「音が出なくなる」という一般的な未解決問題は掲載されていません。
そのため、25H2全体の不具合と決めつけず、PC固有のドライバー・出力先・サービスも確認してください。
14. オプションのドライバー更新を確認する
オーディオドライバーが「オプションの更新プログラム」に提供されている場合があります。
- 「設定」→「Windows Update」を開く
- 「詳細オプション」を開く
- 「オプションの更新プログラム」を開く
- 「ドライバー更新プログラム」を確認する
Realtek、Intel、AMD、NVIDIA、Conexantなど、現在使っているPC・オーディオデバイスに関係する項目だけ確認してください。
表示されたドライバーをすべて無条件にインストールする必要はありません。
15. オーディオドライバーを更新する
Microsoft公式では、Windows Update後に音が出なくなった場合、オーディオドライバーを更新するよう案内しています。
- デバイスマネージャーを開く
- 「サウンド、ビデオ、およびゲーム コントローラー」を展開する
- オーディオデバイスを右クリックする
- 「ドライバーの更新」を選ぶ
- 画面の指示に従う
- 更新後にPCを再起動する
Windowsで新しいドライバーが見つからない場合は、MicrosoftもPC・オーディオ機器メーカー公式サイトで最新ドライバーを確認するよう案内しています。
16. PCメーカー公式のオーディオドライバーを確認する
ノートPC・一体型PCでは、オーディオドライバーがPCメーカー独自の構成になっていることがあります。
Realtek Audioだけでなく、Intel Smart Sound Technology、AMD Audio、Nahimic、Dolby、DTSなど複数コンポーネントが関係する機種もあります。
PCメーカー公式サポートページで次を確認してください。
- 正確なPC型番
- Windows 11 25H2対応情報
- Audio / Soundドライバー
- Intel Smart Sound Technology関連
- チップセットドライバー
- BIOS / UEFI更新情報
Realtek搭載PCだからといって、Realtekの汎用ドライバーを機種確認なしで上書きしないでください。
PCメーカーがカスタマイズしたオーディオ構成では、機種専用ドライバーが必要な場合があります。
17. 更新直後から音が出ない場合はドライバーを元に戻す
Microsoft公式では、Windows Update前は音が出ていて、更新後に音が出なくなった場合、以前のオーディオドライバーへ戻す方法を案内しています。
- デバイスマネージャーを開く
- 「サウンド、ビデオ、およびゲーム コントローラー」を展開する
- オーディオデバイスを右クリックして「プロパティ」を開く
- 「ドライバー」タブを開く
- 「ドライバーを元に戻す」が選べる場合は実行する
- PCを再起動する
「ドライバーを元に戻す」がグレーアウトしている場合は、以前のドライバーがPCに残っていないため利用できません。
ロールバックで改善した場合は、PCメーカーから25H2対応の修正版が公開されていないか確認してください。
18. オーディオドライバーの再インストールは更新・ロールバック後に行う
Microsoftは、ドライバー更新で改善しない場合に、オーディオデバイスをアンインストールしてPCを再起動し、ドライバーを再インストールする方法も案内しています。
ただし、古いPCやメーカー独自構成では、削除後に同じドライバーを自動再取得できない場合があります。
実行前に次を確認してください。
- PCメーカー公式からオーディオドライバーを入手できる
- PC型番が正しい
- Windows 11対応ドライバーである
再インストール用ドライバーを確保できない状態で、ドライバーを完全削除しないでください。
19. オーディオ拡張機能をオフにして確認する
音が完全に出ない、音が途切れる、ノイズが出る場合は、オーディオ拡張機能が影響することがあります。
Microsoft公式では、オーディオ拡張を無効にすると音声問題が改善する場合があると案内しています。
- 「設定」→「システム」→「サウンド」を開く
- 使用中の出力デバイスを選ぶ
- 「オーディオの拡張機能」を確認する
- 一時的に「オフ」にする
- 音を再生して確認する
改善しなければ、元の設定へ戻して構いません。
20. 音声フォーマットを変更して確認する
Microsoftは、音声トラブルの対処として「既定の形式」を変更してテストする方法も案内しています。
- コントロールパネルを開く
- 「ハードウェアとサウンド」→「サウンド」を開く
- 「再生」タブで既定のデバイスを開く
- 「プロパティ」→「詳細」を開く
- 「既定の形式」を変更してテストする
これは基本確認・ドライバー確認のあとに試す項目です。
高いサンプリングレートにすれば音質や安定性が必ず改善するわけではありません。正常に動作する設定を使ってください。
21. Windows Audioサービスを再起動する
オーディオデバイスが認識されているのに音が出ない場合は、Windows Audioサービスが正常に動いていない可能性があります。
MicrosoftはWindows Update後に音が出ない場合、次のサービスを再起動する方法を案内しています。
Windowsキー + Rを押すservices.mscと入力してEnterキーを押す- 「Windows Audio」を右クリックして「再起動」する
- 「Windows Audio Endpoint Builder」を右クリックして「再起動」する
Microsoftの一般的なオーディオトラブル手順ではRemote Procedure Call(RPC)の再起動も案内されていますが、通常はWindows AudioとWindows Audio Endpoint Builderから確認すれば十分です。
サービスのスタートアップ種類を意味なく変更したり、音声以外のWindowsサービスをまとめて無効化したりしないでください。
22. USBオーディオ・DAC・USBヘッドセットだけ音が出ない場合
内蔵スピーカーは正常で、USB DAC、USBヘッドセット、USBオーディオインターフェースだけ音が出ない場合は、Windows全体の音声機能よりUSB機器側を確認します。
過去にはWindows Updateで一部USBオーディオ機器に影響した既知問題もありましたが、過去の問題をそのまま現在の25H2音声トラブルの原因と断定しないでください。
現在のWindows Updateとメーカー公式情報を確認してください。
23. Bluetoothオーディオだけ音が出ない場合
Bluetoothイヤホンやスピーカーだけ音が出ない場合は、Bluetooth接続とオーディオ出力先を分けて確認します。
「接続済み」と表示されていても、Windowsの出力先が内蔵スピーカーやHDMIになっていることがあります。
Bluetooth機器を一度切断し、再接続したあと、サウンド出力先で正しいBluetooth機器を選んでください。
Bluetooth機器自体がWindowsから消えている場合は、Bluetoothドライバー側の切り分けが必要です。
24. 音量アイコンに「×」が付いている場合
タスクバーの音量アイコンに「×」が付き、出力デバイスを選べない場合は、単なる音量設定ではなく、オーディオデバイス未認識・無効化・サービス・ドライバーを疑います。
次の順で確認してください。
- Get Helpのオーディオトラブルシューティング
- デバイスマネージャー
- Windows Update
- PCメーカー公式オーディオドライバー
- Windows Audioサービス
25. 音が小さい・ノイズ・音割れなら「音が出ない」と分けて考える
音自体は出ているものの、非常に小さい、ノイズが入る、音割れする場合は、完全なオーディオデバイス未認識とは原因が異なることがあります。
確認する項目です。
- オーディオ拡張機能
- 既定の音声フォーマット
- スピーカー・ヘッドホンケーブル
- PCメーカー公式オーディオドライバー
- 外部スピーカー本体
音割れやノイズでドライバーを完全削除する前に、オーディオ拡張をオフにして確認してください。
26. 内蔵スピーカーだけ音が出ない場合
イヤホンやBluetoothでは音が出るのに、PC内蔵スピーカーだけ音が出ない場合は、Windows Audio全体ではなく内蔵スピーカー側を重点的に確認します。
- 出力先が「スピーカー」になっている
- 内蔵スピーカーが無効になっていない
- Realtek等の機種専用ドライバーが正常
- PCメーカー独自オーディオアプリが正常
- イヤホン端子が「挿さったまま」と誤認識していない
イヤホンを何度か正常に抜き差しすると、端子検出が戻る場合もあります。
それでも内蔵スピーカーだけ無音なら、スピーカー本体・内部ケーブルなどハードウェア故障も確認対象になります。
27. PCメーカー独自のオーディオアプリも確認する
一部PCでは、Realtek Audio Console、Dolby Access、DTS、Nahimicなどのアプリがオーディオ設定へ関係します。
25H2更新後にドライバーとアプリの組み合わせが合わなくなると、音声出力やジャック検出に問題が出ることがあります。
PCメーカー公式ページに推奨アプリ・ドライバーの組み合わせがある場合は、それに従ってください。
非公式サイトから古いオーディオユーティリティを入れないでください。
28. Windows Updateをアンインストールするのは後段で判断する
25H2更新後に音が出なくなった場合でも、最初からWindows Updateを削除する必要はありません。
Microsoft自身も、更新後に音が出ない場合はまず最新更新の適用、ドライバー更新、ドライバーロールバック、Windows Audioサービス再起動を案内しています。
次をすべて確認しても改善しない場合に、特定更新との因果関係を検討してください。
- 正しい出力先
- ミュート・音量
- オーディオトラブルシューティング
- Windows Update
- PCメーカー公式オーディオドライバー
- ドライバーロールバック
- Windows Audioサービス
セキュリティ更新を削除した場合は、そのまま長期間放置せず、MicrosoftやPCメーカーの修正版を確認してください。
29. BIOS / UEFI更新はメーカーが音声修正を案内している場合だけ
一部PCでは、オーディオデバイスがチップセット・ファームウェア・Intel Smart Sound Technologyなどと連携しています。
PCメーカーがWindows 11 25H2、Audio、Smart Soundなどの修正としてBIOS / UEFI更新を公開している場合は、改善する可能性があります。
ただしBIOS更新は通常のドライバー更新よりリスクが高い作業です。
実施前に次を確認してください。
- 正確なPC型番
- 現在のBIOSバージョン
- メーカー公式の更新内容
- ACアダプター・安定した電源
- BitLocker回復キー
- 重要データのバックアップ
音が出ないという理由だけで、無条件にBIOS / UEFIを更新しないでください。
30. Windows修復再インストール・初期化は最後に近い手段
音声だけの問題で、最初からWindowsを初期化する必要はありません。
オーディオ以外にもWindows Update、設定画面、複数デバイスの認識不良などが併発している場合は、Windows 11の「Windows Updateを使用して問題を解決する」による修復再インストールを検討できます。
Microsoftは、この方法で現在のWindowsを再インストールしながら、アプリ・個人ファイル・設定を保持すると案内しています。
重要データをバックアップしたうえで、リセットより先に検討できます。
症状別の判断表
| 確認結果 | 次に見るポイント |
|---|---|
| 出力先を変えると音が出る | HDMI・Bluetooth等への出力切替 |
| 特定アプリだけ無音 | 音量ミキサー・アプリ別出力先 |
| デバイスマネージャーにAudioがない | ドライバー未認識・メーカー公式ドライバー |
| ドライバーロールバックで直る | 更新されたオーディオドライバーとの互換性 |
| Windows Audio再起動で直る | 音声サービスの一時的不調 |
| USBヘッドセットだけ無音 | USB・専用ドライバー・出力先 |
| イヤホンでは出るが内蔵スピーカーだけ無音 | 内蔵スピーカー・ジャック検出・機種専用ドライバー |
| オーディオ拡張OFFで直る | オーディオ拡張機能との互換性 |
やってはいけない操作
- 出力先を確認せず、すぐドライバーを削除する
- 再インストール用ドライバーを確保せずオーディオドライバーを完全削除する
- 非公式サイトのRealtekドライバーを機種確認なしで上書きする
- 音が出ないだけで複数のWindowsサービスをまとめて無効化する
- 特定更新が原因と確認できていない段階でセキュリティ更新を削除する
- BitLocker回復キー未確認でBIOS / UEFIを更新する
- 音声トラブルだけでWindowsをすぐ初期化する
よくある質問
Windows 11 25H2にしたら急に音が出なくなりました。最初に何をすればよいですか?
PCを再起動し、タスクバーの音量と出力先を確認してください。HDMIモニター、Bluetoothイヤホンなど別の出力先が選ばれていないか確認したあと、Get Helpのオーディオトラブルシューティングを実行します。
「オーディオ出力デバイスがインストールされていません」と表示されます
デバイスマネージャーで「サウンド、ビデオ、およびゲーム コントローラー」を確認してください。デバイスがない場合は、非表示デバイス・ハードウェア変更のスキャン・PCメーカー公式オーディオドライバーを確認します。
Windows Update前は音が出ていました。ドライバーを戻してよいですか?
はい。Microsoft公式でも、Windows Update前は音が出ていて更新後に止まった場合は、利用できればオーディオドライバーのロールバックを案内しています。
Realtek Audioが消えました
デバイスマネージャーの非表示デバイスとハードウェア変更のスキャンを確認し、PCメーカー公式のRealtek Audio・チップセット・Smart Sound関連ドライバーを確認してください。
HDMIモニターを外したら音が戻りました
Windowsの音声出力先がモニター側へ切り替わっていた可能性があります。モニター接続中でも、サウンド設定からPC本体のスピーカーを出力先として選べます。
音は出ますがノイズや音割れがあります
Microsoftは、オーディオ拡張をオフにする、既定の音声フォーマットを変更する、ドライバーを更新する方法を案内しています。ケーブルや外部スピーカーも確認してください。
Windows Audioサービスを再起動してもよいですか?
オーディオデバイスが認識されているのに音が出ない場合は切り分けになります。MicrosoftはWindows AudioとWindows Audio Endpoint Builderの再起動を案内しています。サービスの設定種類を変更する必要はありません。
25H2には「音が出ない」既知問題がありますか?
2026年8月17日時点のMicrosoftの25H2 Release Healthでは、25H2全体へ共通する「音が出なくなる」という一般的な未解決問題は掲載されていません。PC固有のドライバーや出力先、メーカー情報を確認してください。
Microsoft公式情報
- Fix sound or audio problems in Windows – Microsoft Support
- Fix audio stops working after a Windows update in Windows – Microsoft Support
- Fix missing or undetected audio output device in Windows – Microsoft Support
- Update drivers through Device Manager in Windows – Microsoft Support
- Windows 11, version 25H2 known issues and notifications – Microsoft Learn
- August 11, 2026—KB5121003 – Microsoft Support
まとめ
- 最初に音量・ミュート・現在の出力先を確認する
- HDMI・DisplayPort・Bluetooth接続後は別の音声出力へ切り替わっていないか確認する
- Get Helpのオーディオトラブルシューティングを利用する
- 「オーディオ出力デバイスがインストールされていません」と出る場合はデバイスマネージャーを確認する
- Windows Updateとオプションドライバー、PCメーカー公式の音声ドライバーを確認する
- 更新前は正常だった場合、利用できればオーディオドライバーのロールバックを確認する
- 音割れ・ノイズではオーディオ拡張や音声フォーマットも確認する
- Windows AudioとWindows Audio Endpoint Builderの再起動で改善する場合がある
- Realtek Audioが消えた場合は、PCメーカー公式の機種専用ドライバーを優先する
- BIOS / UEFI変更やWindows初期化は、基本的な音声切り分けのあとに行う
