[記事公開日]2026/08/17
[最終更新日]2026/08/19
TPM 2.0がないPCはWindows 11へ移行できる?確認方法と注意点
Windows 11へ移行しようとしたとき、「このPCはTPM 2.0をサポートしている必要があります」「互換性のあるTPMが見つかりません」などと表示されることがあります。
Windows 11では、TPM 2.0(Trusted Platform Module 2.0)が最小システム要件に含まれています。
ただし、「TPM 2.0が見つからない」と表示されたからといって、すぐにPCがWindows 11非対応と決まるわけではありません。TPM 2.0を搭載できるPCでも、UEFI/BIOSで無効になっている場合があります。
また、TPMは必ずしもマザーボード上の独立したチップとして搭載されているとは限りません。PCによってはIntel PTT(Intel Platform Trust Technology)やAMD fTPMなど、ファームウェアTPMとして実装されています。
この記事では、TPM 2.0の有無をWindowsから確認し、無効になっている場合の安全な確認方法、本当にTPM 2.0へ対応していない場合の選択肢まで順番に説明します。
先に結論:TPM 2.0が「ない」と表示されたら3段階で判断する
| 状態 | 判断 | 次に行うこと |
|---|---|---|
| TPM 2.0が「使用する準備ができています」 | TPM要件は満たしている | CPU・Secure Bootなど他のWindows 11要件を確認 |
| 「互換性のあるTPMが見つかりません」 | 無効になっている可能性あり | PCメーカー公式情報とUEFI/BIOS設定を確認 |
| TPMの仕様バージョンが1.2 | Windows 11のTPM要件を満たさない | TPM 2.0対応可否・ファームウェア更新・PC交換を確認 |
| メーカー仕様上TPM 2.0非対応 | 正式なWindows 11移行要件を満たさない | 対応PCへの移行・ESUなどを検討 |
TPM 2.0とは?
TPMは、暗号鍵などのセキュリティ情報を保護するための仕組みです。
MicrosoftはTPMを、ハードウェアベースのセキュリティ機能を提供するための安全な暗号プロセッサとして説明しています。
Windows 11ではTPM 2.0が、次のようなセキュリティ機能の基盤として利用されます。
- Windows Hello
- BitLocker
- 暗号鍵の保護
- デバイスの信頼性確認
そのため、MicrosoftのWindows 11システム要件ではTPMバージョン2.0が必要です。
1. まずPC正常性チェックでWindows 11非対応の理由を確認する
TPMだけを確認する前に、MicrosoftのPC Health Check(PC正常性チェック)を使い、Windows 11へ移行できない理由を確認します。
Microsoftによると、PC正常性チェックではWindows 11の最小システム要件を総合的に確認し、PCが適合しない場合はその理由を表示できます。
確認結果が:
- TPM 2.0だけ不合格
- CPUも不合格
- Secure Bootも不合格
- 複数の項目が不合格
では、必要な対処が変わります。
CPUについて不合格の場合は、CPUがWindows 11対応一覧にない場合はどうする?安全な選択肢を解説を確認してください。
2. tpm.mscでTPMの状態を確認する
Windows 10/11では、TPM管理画面から現在の状態を確認できます。
Win + Rを押します。tpm.mscと入力します。- 「OK」をクリックします。
表示内容によって判断します。
「TPMは使用する準備ができています」と表示される場合
画面内の「TPM製造元情報」から仕様バージョンを確認します。
仕様バージョンが:
- 2.0 → Windows 11のTPM要件を満たします
- 1.2 → Windows 11のTPM要件を満たしません
TPM 2.0なのにWindows 11へ移行できない場合は、CPU、Secure Boot、メモリ、ストレージなど別の要件を確認してください。
「互換性のあるTPMが見つかりません」と表示される場合
この表示だけでは、「PCにTPM機能が存在しない」と断定できません。
Microsoftも、TPMを利用できるPCであってもUEFI/BIOS上で無効になっている場合があると案内しています。
次にPCメーカー公式仕様とUEFI/BIOS設定を確認します。
3. Windows セキュリティからTPMを確認する
MicrosoftはWindows セキュリティからTPM 2.0を確認する方法も案内しています。
Windows 11では、次のように確認できます。
設定
→ プライバシーとセキュリティ
→ Windows セキュリティ
→ デバイス セキュリティ
「セキュリティ プロセッサ」が表示される場合は、「セキュリティ プロセッサの詳細」を開きます。
「仕様バージョン」が2.0なら、TPM 2.0が有効です。
「セキュリティ プロセッサ」が表示されない場合も、TPMが無効になっている可能性があるため、PCメーカーの仕様を確認してください。
4. 「TPMチップが付いていない」だけで非対応と判断しない
TPM 2.0は、必ずしもマザーボード上の独立したTPMモジュールとして実装されているわけではありません。
MicrosoftのTPM有効化手順では、UEFI/BIOS上のTPM関連設定として次の名称が例示されています。
- Security Device
- Security Device Support
- TPM State
- AMD fTPM switch
- AMD PSP fTPM
- Intel PTT
- Intel Platform Trust Technology
つまり、PC内部を見て「TPMモジュールが挿さっていないから非対応」と判断するのは早すぎます。
5. Intel CPUではPTT、AMDではfTPMを確認する
比較的新しいPCでは、CPU・チップセット側のファームウェアTPMを利用できる場合があります。
| プラットフォーム | 表示されることがある名称 |
|---|---|
| Intel | Intel PTT / Intel Platform Trust Technology |
| AMD | AMD fTPM / AMD PSP fTPM / AMD fTPM switch |
名称や設定場所はPCメーカー・マザーボードメーカーによって異なります。
「TPM」という項目がないから非対応と判断せず、正確なPC型番・マザーボード型番でメーカー公式マニュアルを確認してください。
6. PCメーカー公式仕様でTPM 2.0対応を確認する
UEFI/BIOSを変更する前に、メーカー公式サイトでそのPCがTPM 2.0へ対応しているか確認します。
必要な情報:
- PCメーカー
- 正確な機種型番
- 自作PCならマザーボード型番
- CPU型番
- 現在のBIOS/UEFIバージョン
同じシリーズ名でも、発売時期や構成によってTPM対応状況が異なることがあります。
中古PCでは、販売ページの「TPM対応」という記載だけでなく、できれば実機でtpm.mscまたはPC正常性チェックを確認してください。
7. TPMが無効ならUEFI/BIOSで有効化する
メーカー仕様でTPM 2.0対応が確認でき、Windows上ではTPMが見つからない場合は、UEFI/BIOSで無効になっていないか確認します。
MicrosoftはWindowsからUEFI設定へ入る方法として、回復オプションからUEFI Firmware Settingsを開く手順を案内しています。
Windows 11では概ね:
設定
→ システム
→ 回復
→ PC の起動をカスタマイズする
→ 今すぐ再起動
再起動後:
トラブルシューティング
→ 詳細オプション
→ UEFI ファームウェアの設定
→ 再起動
UEFI/BIOS内でメーカー公式手順に従い、TPM、PTT、fTPMなどを有効にします。
注意:UEFI/BIOSの項目名・場所は機種ごとに異なります。インターネット上の別機種の画面を参考に、関係のない設定まで変更しないでください。
8. TPMを有効化する前にBitLocker回復キーを確認する
TPMはBitLockerなどの暗号化機能と関係します。
UEFI/BIOS設定やセキュリティ関連設定を変更すると、環境によっては起動時にBitLocker回復キーを求められる可能性があります。
TPM設定変更前に:
- BitLocker・デバイス暗号化が有効か
- BitLocker回復キーを確認できるか
- Microsoftアカウント・会社管理者などに回復キーが保存されているか
を確認しておくと安全です。
回復キーを確認できない状態で、TPMの初期化・クリアや大きなファームウェア変更を行わないでください。
9. TPMの「有効化」と「クリア」は別の操作
Windows 11要件を満たすために必要なのは、対応PCでTPM 2.0を有効にすることです。
TPMの「クリア」「Clear TPM」「Reset TPM」などは、TPM内部に保存されている情報を初期化する別の操作です。
Windows 11へ移行するためだけにTPMをクリアする必要は通常ありません。
BitLocker、Windows Hello、証明書、企業管理機能などへ影響する可能性があるため、メーカーや管理者から明確に指示されていない限り実行しないでください。
10. TPMを有効にしたらWindowsで再確認する
UEFI/BIOSでTPMを有効化した後は、Windowsを起動して再度確認します。
Win + Rを押します。tpm.mscを実行します。- 「TPMは使用する準備ができています」を確認します。
- 「仕様バージョン」が2.0か確認します。
- PC正常性チェックも再実行します。
TPM 2.0が有効になっていても、CPU・Secure Bootなど別の要件でWindows 11非対応になる場合があります。
TPMの確認だけを詳しく知りたい場合は、🔐 TPM 2.0が有効になっているか確認する方法も参考になります。
11. TPM 1.2しかない場合はWindows 11の要件を満たさない
tpm.mscで「仕様バージョン 1.2」と表示される場合、その状態ではWindows 11のTPM 2.0要件を満たしません。
ただし、一部のPC・TPMではファームウェア更新によりTPM 2.0へ移行できる場合があります。
対応可否はメーカー・機種固有です。
PCメーカーまたはマザーボードメーカーの公式サポートで:
- TPM 1.2から2.0への更新対応
- TPMファームウェア更新
- 必要なBIOSバージョン
- BitLockerに関する事前作業
を確認してください。
他機種向けTPMファームウェアを流用しないでください。
12. TPMファームウェア更新は通常のアプリ更新より慎重に行う
MicrosoftにはTPMファームウェアを更新するための案内がありますが、実際の更新ファイル・手順はPCメーカーから提供される場合があります。
TPMファームウェア更新前には:
- 正確な機種型番
- メーカーが対象機種としているか
- BitLocker回復キー
- メーカー指定の事前作業
- AC電源接続
を確認してください。
更新失敗時はセキュリティ機能・暗号化データへのアクセスへ影響する可能性があるため、Windows 11要件の確認段階で安易に実行しないでください。
13. BIOSアップデートでTPM 2.0が使えるようになる場合
メーカーがWindows 11対応のためにBIOS/UEFI更新を提供しており、その更新内容にTPM・PTT・fTPM関連の改善が含まれている場合があります。
ただし、BIOS更新だけでTPM非搭載PCへTPM 2.0機能が新しく追加されるとは限りません。
BIOS更新を検討するのは:
- メーカーが対象PC向けに案内している
- 更新内容にTPM/Windows 11互換性改善がある
- 現在のBIOSが古く、メーカーが更新を要求している
場合です。
TPMが見えないという理由だけで、最初にBIOSアップデートしないでください。
14. デスクトップPCではTPM 2.0モジュールを追加できる場合もある
一部の自作デスクトップPC・マザーボードには、専用TPMモジュールを接続するためのヘッダーがあります。
ただし、TPMモジュールはUSBメモリのような共通規格の周辺機器ではありません。
購入前に:
- マザーボード型番
- TPMヘッダーの有無
- ピン数・ピン配置
- メーカー指定TPMモジュール型番
- TPM 2.0対応
- 必要なBIOSバージョン
を確認する必要があります。
「同じメーカーだから使える」「ピン数が同じだから使える」と判断しないでください。誤ったTPMモジュールは使用できないだけでなく、接続上の問題につながる可能性があります。
また、Intel PTTやAMD fTPMが利用できるPCでは、別売りTPMモジュール自体が不要な場合があります。
15. ノートPCへ後付けTPMモジュールを追加できるとは限らない
ノートPCでは、デスクトップ用マザーボードのようなTPMモジュール用ヘッダーが一般利用者向けに用意されていない場合が多く、後付けできない機種があります。
TPM 2.0非対応の古いノートPCに、汎用TPMモジュールを購入して追加する方法は基本的に考えないでください。
メーカー仕様でTPM 2.0・PTT・fTPM対応が確認できない場合は、Windows 11正式対応PCへの移行を検討します。
16. 「TPM 2.0なしでもWindows 11を入れる方法」は推奨されない
インターネット上には、レジストリ変更、インストールメディアの加工、要件チェック回避などによりTPM 2.0非対応PCへWindows 11をインストールする方法があります。
しかしMicrosoftは、Windows 11の最小システム要件を満たさないPCへのインストールをサポート対象外であり推奨しないと明記しています。
Microsoftの現在の案内では、要件外PCには次のリスクがあります。
- 互換性問題が発生する可能性
- Microsoftのサポート対象外
- セキュリティ更新を含む更新プログラムが保証されない
- 互換性不足による損傷がメーカー保証対象外になる可能性
そのため、TPM 2.0が本当に利用できないPCでは、回避インストールを第一選択にしないでください。
17. TPM 2.0が本当にないPCの安全な選択肢
メーカー仕様・PC正常性チェック・UEFI/BIOS設定を確認してもTPM 2.0へ対応していない場合は、正式なWindows 11移行要件を満たしません。
安全な選択肢は主に次の3つです。
- Windows 11正式対応PCへ買い替える
- デスクトップPCなら、マザーボードを含めWindows 11対応構成へ更新する
- すぐ移行できない場合は、対象Windows 10 PCでESUを利用して移行猶予を確保する
18. Windows 10 ESUは移行までの猶予として利用する
Windows 10の通常サポートは2025年10月14日に終了しています。
Microsoftは、Windows 11要件を満たさないPCについて、Windows 10 Consumer Extended Security Updates(ESU)へ登録するか、Windows 11対応PCへ交換することを案内しています。
2026年8月時点のMicrosoftサポートでは、対象となる個人向けWindows 10 PCは2027年10月12日までESUによる重要・重大なセキュリティ更新を受けられるとされています。
ただしESUは、Windows 10を今後も長期間使うための新しい通常サポートではありません。
Windows 11正式対応PCへの移行準備期間として利用するのが基本です。
19. TPM 2.0だけ満たしてもWindows 11対応とは限らない
TPM 2.0を有効にできても、Windows 11にはほかのシステム要件があります。
| 項目 | 主な要件 |
|---|---|
| CPU | 互換性のある64bit CPU、1GHz以上、2コア以上 |
| メモリ | 4GB以上 |
| ストレージ | 64GB以上 |
| ファームウェア | UEFI、Secure Boot対応 |
| TPM | TPM 2.0 |
| グラフィックス | DirectX 12以降、WDDM 2.0対応 |
最終判断にはPC正常性チェックを利用してください。
20. Secure Bootも同時に不合格の場合
TPM 2.0を有効化した後、PC正常性チェックでSecure Bootが不合格になる場合があります。
Secure BootはTPMとは別のWindows 11要件です。
UEFI/BIOSでSecure Bootを有効にできる場合がありますが、PCがLegacy BIOS/CSM・MBR構成の場合、単純にONにするとWindowsが起動できなくなる可能性があります。
Secure Bootについては、🔒 セキュアブートをBIOSで有効にする手順を確認してください。
21. 会社PCではTPM設定を自己判断で変更しない
会社・学校PCでは、TPMが次の機能で利用されている場合があります。
- BitLocker
- Windows Hello for Business
- 証明書
- Microsoft Intune
- Microsoft Entra ID
- VPN・端末認証
UEFI/BIOSのTPM設定やTPMクリアを自己判断で行うと、回復キー要求や業務システムの認証エラーにつながる可能性があります。
会社・学校PCではIT管理者へ確認してください。
22. 中古PC購入時はTPM 2.0を実機確認する
Windows 11対応中古PCを購入する場合、商品ページに「TPM対応」とだけ書かれているとTPM 1.2か2.0か分からない場合があります。
可能なら販売店へ:
- TPM 2.0対応か
- TPM 2.0が有効になっているか
- PC正常性チェックでWindows 11正式対応と判定されるか
を確認してください。
「Windows 11インストール済み」でも、要件を回避して導入しているPCが正式対応とは限りません。
結果別の判断表
| 確認結果 | 判断 |
|---|---|
| TPM 2.0・使用準備完了 | TPMは問題なし。ほかのWindows 11要件を確認 |
| TPMが見つからないがメーカーはTPM 2.0対応 | UEFI/BIOSで無効の可能性 |
| Intel PTT/AMD fTPMが無効 | メーカー手順に従い有効化を検討 |
| TPM 1.2 | TPM 2.0への更新対応があるかメーカー確認 |
| TPM 2.0非対応 | Windows 11正式要件を満たさない |
| TPM 2.0有効化後も不合格 | CPU・Secure Boot等の別要件を確認 |
おすすめの確認順序まとめ
- PC正常性チェックで不合格理由を確認する
tpm.mscでTPM状態と仕様バージョンを確認する- Windows セキュリティでもセキュリティプロセッサを確認する
- PCメーカー・マザーボードメーカー公式仕様を確認する
- Intel PTT/AMD fTPMなどファームウェアTPMの有無を確認する
- BitLocker回復キーを確認する
- メーカー手順に従いTPM 2.0を有効化する
- Windows起動後に
tpm.mscとPC正常性チェックを再実行する - TPM 1.2ならメーカー公式のTPM 2.0更新対応を確認する
- 本当にTPM 2.0非対応なら正式対応PCへの移行を検討する
- すぐ移行できない場合はWindows 10 ESUの対象可否を確認する
避けたい対処
- 「TPMが見つかりません」だけでPC非対応と断定する
- PC内部にTPMチップが見えないだけで非対応と判断する
- BitLocker回復キーを確認せずTPM設定を変更する
- Windows 11移行のためだけにTPMをクリアする
- 別機種向けTPMファームウェアを適用する
- 互換性を確認せずTPMモジュールを購入・接続する
- TPM 2.0非対応PCへ要件回避でWindows 11を長期運用する
- TPMが原因と決めつけ、CPU・Secure Bootなど他要件を確認しない
よくある質問
TPM 2.0がないPCはWindows 11へ正式に移行できますか?
MicrosoftのWindows 11最小システム要件ではTPM 2.0が必要です。本当にTPM 2.0へ対応していないPCは、Windows 11の正式要件を満たしません。
「互換性のあるTPMが見つかりません」と出たら非対応ですか?
まだ断定できません。Microsoftによると、TPM 2.0へ対応していてもUEFI/BIOSで無効になっているPCがあります。PCメーカー公式仕様とPTT/fTPMなどの設定を確認してください。
Intel PTTはTPM 2.0と同じ扱いですか?
Windows 11要件の確認では、対応するIntel Platform Trust TechnologyがTPM 2.0機能として利用されるPCがあります。MicrosoftのTPM有効化手順でもIntel PTT/Intel Platform Trust TechnologyがTPM設定名の例として案内されています。
AMD fTPMでもWindows 11へ移行できますか?
対応するAMD fTPMがTPM 2.0として有効になり、ほかのWindows 11要件も満たしていればTPM要件を満たせます。tpm.mscで仕様バージョン2.0を確認してください。
TPM 1.2を2.0へ更新できますか?
機種によります。一部PCではメーカー提供のTPMファームウェア更新で対応できる場合がありますが、すべてのTPM 1.2を2.0へ更新できるわけではありません。メーカー公式情報を確認してください。
TPMモジュールを買えば古いPCもWindows 11対応になりますか?
必ずしもなりません。マザーボード側に対応TPMヘッダーがあり、メーカー指定モジュールが利用できる必要があります。またCPU・Secure BootなどほかのWindows 11要件も満たす必要があります。
TPMをクリアすればWindows 11へ移行できますか?
通常必要ありません。TPMの「有効化」と「クリア」は別操作です。クリアは暗号鍵などへ影響する可能性があるため、Windows 11要件確認のためだけに実行しないでください。
BIOSを更新すればTPM 2.0が追加されますか?
メーカーによってはTPM・PTT・fTPM関連の改善が含まれるBIOS更新がありますが、TPM 2.0非対応ハードウェアへ必ず機能を追加できるわけではありません。更新内容と機種対応をメーカー公式で確認してください。
TPM 2.0なしでWindows 11を強制インストールしてもよいですか?
Microsoftは最小システム要件を満たさないPCへのWindows 11インストールを推奨しておらず、サポート対象外で、更新プログラムも保証されないと案内しています。正式対応PCへの移行を優先してください。
すぐPCを買い替えられない場合はどうすればよいですか?
対象となるWindows 10 PCではConsumer ESUを移行猶予として利用できます。2026年8月時点のMicrosoft案内では、対象PCは2027年10月12日まで重要・重大なセキュリティ更新を受けられます。その期間にWindows 11正式対応PCへの移行を進めてください。
参考:Microsoft公式情報
- Enable TPM 2.0 on your PC – Microsoft Support
- What’s a Trusted Platform Module (TPM)? – Microsoft Support
- Windows 11 System Requirements – Microsoft Support
- How to use the PC Health Check app – Microsoft Support
- Windows 11 on devices that don’t meet minimum system requirements – Microsoft Support
- Update your security processor (TPM) firmware – Microsoft Support
- Windows 10 support has ended on October 14, 2025 – Microsoft Support
