[記事公開日]2022/07/14
停電後、パソコンの電源が入らなくなってしまった場合の故障箇所と解決方法
今回は、停電後にパソコンの電源が入らなくなってしまった場合に考えられる原因と解決方法を紹介したいと思います。
電気の使い過ぎでブレイカーが落ちてしまったり、雷などで突然停電になってしまったなど
大体はパソコンの電源が落ちてしまうだけで済むのですが、まれにパソコンが壊れてしまう事もあります。
概要 | |
---|---|
パソコンのタイプ | デスクトップ(画面と本体が分かれてる) |
電源のタイプ | 電源ケーブル接続 |
発生したタイミング | パソコン使用中に停電になってしまった。 |
発生したあと | 停電が復旧した後もパソコンの電源が入らない。 電源の抜き差しや、放電等なども行ってみたが改善しない |
もくじ
停電後、パソコンの電源が入らなくなってしまった場合に考えられる故障個所
一つ一つ故障個所を切り分けていく事が大切です。
電源ユニットの故障
雷などで停電した場合は、電流が逆流し電源ユニットを破壊してしまう事もあります。(雷サージ)
稀なケースではありますが、可能性はあります。
また、ブレイカーが落ちただけでパソコンの電源を壊してしまう事もあります。
停電などで電源ユニットが壊れた場合、うんともすんとも言わないケースが多いです。
(稀に電源は入るけれど、動かないという症状の時もあります)
マザーボードの故障
マザーボード故障の可能性が高いです。
また、稀に電源ユニットとマザーボードが同時に壊れてしまう事もあります。(非常にまれではありますが・・・)
グラフィックボードの故障
グラフィックボードが壊れているかもしれません。
なぜかグラフィックボードをパソコンに取り付けると、電源が入らないなんてこともあります。
そのほか停電で故障する可能性があるところとは
運が悪いとデータすらダメになる事もあります。(非常に稀なケースですが・・・)
Windowsシステムの破損
セキュリティソフトのアンインストール中など、システムの書き換えを行っているタイミングで
パソコンの電源が落ちてしまうと、Windowsシステムが破損する事もあります。
仮にBIOSのアップデート作業中に停電してしまった場合は、マザーボードの交換が必要になってしまいます。
(遭遇する確率は恐ろしく低いと思いますが・・・)
ハードディスク/SSDの故障
タイミングとしては、データを書き込んでいるタイミングで電源が落ちてしまうと、稀に壊れてしまいます。
停電によりハードディスク/SSDが壊れてしまった場合、データの救出は難しいケースが多いです。
停電後、パソコンの電源が入らなくなってしまった場合の対処方法
放電作業
その後、改めてパソコンを起動します。
これで復旧する場合もあります。
電源ユニットの交換
パソコンによって搭載できる電源ユニットが異なります。
電源ユニットを交換したら、電源だけ入るようになった。
でも、画面に何も映らない場合は電源ユニット+マザーボード等
同時に壊れてしまった可能性があります。(可能性としては低いですが・・・)
マザーボードの交換
マザーボード交換後、プログラムによってはライセンス認証を再度行う必要があります。
Windowsもライセンスが外れる可能性あり(再度Windowsライセンスの認証が必要となる場合もあります)
ハードディスク/SSDの交換
ハードディスク/SSDが認識しない、故障している場合はハードディスク/SSDの交換が必要です。
ハードディスク/SSD交換後はWindowsの再インストールやリカバリ作業が必要です。
データのバックアップを取っている場合は、そこからの復元作業も併せて必要です。
Windowsシステムの復元
ハードディスクやSSDの異常は見つからなかった。
こんな場合は、Windowsシステムの復元をお勧めします。
基本的に、一番新しい復元ポイントから復元で問題ないです。
ハードディスクやSSDが故障している状態でシステムの復元を行ってしまうと、ハードディスク/SSD故障を悪化させてしまう可能性があります。
まとめ
突然の停電は、機械的な故障だけではなくシステムトラブルを引き起こす可能性もあります。
システムが壊れてしまって、システムの復元や修復もできない場合は、Windowsの再インストールになってしまいます。
また、かみなり対策にはかみなり対策済みの電源タップをお勧めします。(雷サージ)
100%防ぐことはできませんが・・・