「コンピュータは正しく構成されていますが、デバイスまたはリソース（DNSサーバー）が応答していません。」と表示されてしまう場合の対応方法

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［記事公開日］2023/02/14

「コンピュータは正しく構成されていますが、デバイスまたはリソース（DNSサーバー）が応答していません。」と表示されてしまう場合の対応方法

今回は「コンピュータは正しく構成されていますが、デバイスまたはリソース（DNSサーバー）が応答していません。」の切り分けと解決方法を紹介していきたいなと思います。

このトラブルは突然発生する事が多いようです。
「コンピュータは正しく構成されていますが、デバイスまたはリソース（DNSサーバー）が応答していません。」と表示されていても
インターネットに繋がらないケースや、繋がってもぶちぶち切れるケース、特定のアプリケーションだけ使えないケースなど色々あります。

そして結構厄介なのが、ネットワークのトラブル、Windowsのトラブル、機械的なトラブルどれでも発生するケースがあるため
切り分けが重要になってきます。
（はまると結構はまってしまうトラブルでもあります・・(-_-;)）

もくじ [閉じる]

1 発生するタイミングなど
2 考えられる原因や故障個所とは
- 2.1 注意事項
3 「コンピュータは正しく構成されていますが、デバイスまたはリソース（DNSサーバー）が応答していません。」切り分け・対応方法
4 過去のトラブル対応いろいろ

発生するタイミングなど

発生するタイミングは色々あるようです。
突然発生するケースが多く、パソコンを再起動しただけで治るケースもあるようです。
パソコンを再起動しても治らない場合は、何かしらの処置を取らないと改善しないと思います。

・アプリケーションのインストール
・Windowsの更新
・デバイスドライバの更新
・セキュリティソフトのインストールや更新

考えられる原因や故障個所とは

このトラブルが発生したときに考えられる原因、故障個所を検証していきましょう！
エラーメッセージは同じでも、ダメージを受けている場所が変わったりするので一つ一つ確実な切り分けを行う必要があります。

注意事項

ご自身で対応する場合は、自己責任でお願いします。
対応方法を間違えてしまうと、症状を悪化させてしまったり、場合によっては大切なデータを失ってしまうかもしれません。

「コンピュータは正しく構成されていますが、デバイスまたはリソース（DNSサーバー）が応答していません。」切り分け・対応方法

モデム、ホームゲートウェイ、ルーターの再起動

複数台のパソコンでエラーが発生している場合は、モデムやホームゲートウェイ、ルーターなどで問題が生じている可能性もあります。
モデム、ホームゲートウェイ、ルーターのランプが正常動作なのかも確認した方が良いと思います。
（エラーランプがついていたり、本来点灯していないといけない部分が消灯しているなんて事もあります）

モデム、ホームゲートウェイ、ルーターのランプを写真などに記録する
モデム、ホームゲートウェイ、ルーターの電源を落とす。（スイッチが無い場合はコンセントを外す）
5分ほど放置する
モデム、ホームゲートウェイ、ルーターの電源を入れる
モデム、ホームゲートウェイ、ルーターのランプに異常がないかを確認する（異常がある場合は、交換や修理）
現象が改善したかどうかを確認する

ネットワークアダプタの削除と再インストール

スタートメニューを右クリック
デバイスマネージャーを左クリック
ネットワークアダプタを開く
使っているネットワークアダプタの名前を右クリック
デバイスのアンインストールをクリック
このデバイスドライバーソフトウェアを削除します。にチェックしてアンインストール
パソコンを再起動
ネットワークアダプタのドライバを再インストール（自動でされる事もあります）

自動的にドライバーがインストールされるケースもありますが、事前にドライバはダウンロードしてパソコンに保存しておくことをお勧めします。

IPアドレス・DNS取得方法を変更

今まで固定IPやDNSを使っている方で、インターネットの環境が変わった場合に有効です。
ネットワークの設定を特別行っていない場合は、自動取得の方が多いです。
また、設定を変える場合は、変更前の設定を記録しておいた方が良いです。
（戻そうと思っても、戻せなくなってしまう可能性もあるため）

スタートメニューを右クリック
ネットワーク接続を左クリック
アダプターのオプションを変更するを左クリック
使っているネットワークを選んで右クリック
プロパティを左クリック
インターネットプロトコルバージョン４（TCP/IPv4）を選択してプロパティを左クリック
IPアドレスを自動的に取得するを選択する
DNSサーバーのアドレスを自動的に取得するを選択する
※IPアドレスやDNSサーバーがもともと自動取得の場合はそのままでOKです。設定の必要がある人は設定を行います。
OKを左クリックしてパソコンを再起動します。

DNSサーバーをGoogleのパブリックDNS変更してみる

DNSサーバーを変更する事で、エラーが改善する場合もあります。
Googleが提供しているパブリックDNSです。
（パブリックDNSとはなんぞやという方はググってください）

スタートメニューを右クリック
ネットワーク接続を左クリック
アダプターのオプションを変更するを左クリック
使っているネットワークを選んで右クリック
プロパティを左クリック
インターネットプロトコルバージョン４（TCP/IPv4）を選択してプロパティを左クリック
次のDNSサーバーのアドレスを使うを選択する
優先DNSサーバー（P)に8.8.8.8と入力する
代替DNSサーバー（A)に8.8.4.4と入力する
OKを左クリックしてパソコンを再起動します。

DNSキャッシュのクリア

DNSキャッシュをクリアする事で症状が改善するケースもあります

コマンドプロンプトを管理者権限で立ち上げる（検索からcmdと検索、右クリックで管理者モード）
コマンドプロンプト画面が管理者モードで立ち上がったから下記を入力する
「ipconfig /flushdns」と入力してエンターを押す
「ipconfig /release」と入力してエンターを押す
「ipconfig /release6」と入力してエンターを押す
「ipconfig /renew」と入力してエンターを押す
「ipconfig /renew6」と入力してエンターを押す
パソコンを再起動する

古いアプリを削除する

古いアプリが影響している可能性もあります。
パソコンを購入したときにインストールされているアプリなど
使っていないアプリアンインストールすることで改善するケースもあります。
特にWindows7のパソコンをWindows10へアップグレードした場合などで比較的多く発生します。

スタートメニューを右クリック
設定を左クリック
アプリを左クリック
インストールされているアプリの並び替えを名前→インストール日付に変更
古いアプリをアンインストールする

注意：アプリによっては再インストールできないものもあります。
万が一に備えてバックアップを作成してから行う事をお勧めします。

セキュリティソフトのアンインストール

セキュリティソフトが関係している可能性もあります。
※セキュリティソフトをアンインストールする場合、シリアル番号や登録メールアドレス等
再インストール時に必要な情報はあらかじめ調べておくか、控えておくことをお勧めします。
（分からなくなって再インストールできなくなるケースもあるため）

スタートメニューを右クリック
設定を左クリック
アプリを左クリック
インストールされているセキュリティソフトを選択してアンインストール
パソコンを再起動する
セキュリティソフトの再インストールする

セキュリティソフトによって再インストールの手順が異なります。
セキュリティソフトの再インストールについては、利用しているセキュリティソフトの説明を確認願います。

Windowsの修復インストール

エラーの原因がWindowsシステムの不具合という可能性もあります。
その場合、Widnowsの修復インストールを行う事で症状が改善する事もあります。
（注意：修復インストール中にエラーが発生するとPCが正常に起動できなくなる事もあります）
※バックアップを作成してから行う事をお勧めします。

Windows10もしくはWindows11のインストールディスク（USB）を用意します。
Windows起動中にディスクもしくはUSBを接続する
Windows10、Windows11メディア（ディスク、USB）の中にある「setup.exe」をダブルクリック
Windows10、１１のインストール画面が出たら「次へ」を左クリック
ライセンスの「同意」をクリック
インストール準備完了画面に「Windowsのインストールと個人用ファイルとアプリを引き継ぐ」にチェックが入っているかを確認する
注意：上記以外が選択されている状態でインストールを行うとデータが消えたり、アプリが削除されます。
問題が無ければ実行して完了するまで待つ（時間は結構かかります）

Windowsの再インストール（リカバリ）

Windowsシステム側に何らかのトラブルがあり、エラーが発生している場合
Windowsの修復インストールで改善する事も多いです。
修復インストールで改善しない場合は、Windowsの再インストールやリカバリを行います。
（データや環境は初期化されるため、データのバックアップは確実にとる必要があります）

Windowsインストールメディア（ディスクやUSB）もしくはリカバリディスクから起動します
Windowsのインストールを行います。
Windowsのインストールが完了したら、ドライバのインストールを行います。
アプリのインストール前にエラーが発生するかどうかを確認する
この時点でエラーが発生する場合は、マザーボードを含む機械的な故障の可能性あり
エラーが発生しない場合は、アプリをインストールしていきます。
最終的にエラーが再発するのであれば、途中にインストールしたアプリが影響している可能性大
結局エラーが出ない場合は、Windowsシステムやアプリなどのシステム側の問題

ハードウェアの交換

Windowsの再インストールを行っても症状が改善されない場合、ハードウェアに何らかのトラブルがあると思います。
有線LANであればマザーボードに取り付けられている事も多い為、マザーボードの交換を行う必要があります。
無線LANであればLANカードを交換してみます。

有線LANの場合は有線LANが搭載されているパーツを交換します。（主にマザーボード）
無線LANで接続している場合はLANカードを交換します。

さいごに

「コンピュータは正しく構成されていますが、デバイスまたはリソース（DNSサーバー）が応答していません。」のエラーはどのタイミングでも発生する可能性があります。
根気よく一つ一つ切り分けていくことが大切です。
また、システムの変更などによりwindowsが正常に起動できなくなる事もあるため
データのバックアップはとってから対応した方が良いと思います。