[記事公開日]2023/04/03
[最終更新日]2023/04/07
ノートパソコンで文字が正常に入力できない
ノートパソコンで文字が正常に入力できない場合、考えられる原因は次の通りです。
キーボードの故障
キーボードの接触不良、キー自体の摩耗、キーボード全体の故障などが原因で、正常に入力できなくなることがあります。
キーボードが原因で文字入力ができなくなる場合、以下の手順で確認・切り分けを行うことができます。
他のキーで入力できるか確認する
まず、問題のあるキー以外のキーで文字入力ができるか確認します。もし他のキーで正常に入力できる場合は、そのキー自体が故障している可能性があります。
外付けキーボードで確認する
外付けキーボードを接続して、そちらで文字入力ができるか確認します。外付けキーボードで正常に入力できた場合は、内蔵キーボードが故障している可能性が高いと考えられます。
キーボードの接続部分を確認する
ノートパソコンの場合、キーボードの接続部分に異物が詰まっているなどの原因で、接触不良が発生することがあります。そこで、キーボードの接続部分を確認して、汚れや異物が詰まっていないか確認します。
キーボードドライバを更新する
キーボードドライバが古くなっている場合、正常に動作しないことがあります。そのため、キーボードドライバを最新版に更新することで解決することがあります。
専門家に相談する
上記の手順を試しても問題が解決できない場合は、専門家に相談することをお勧めします。
ドライバの問題
ノートパソコンには、キーボードのドライバというソフトウェアがあります。このドライバが古くなっている場合や、誤ってアンインストールされてしまった場合には、正常に入力できなくなることがあります。
ノートパソコンでキーボードが正常に機能しない場合に、ドライバに関する問題を切り分ける方法です。
デバイスマネージャーを開く
キーボードのドライバに問題がある場合、デバイスマネージャーでそれを確認できます。デバイスマネージャーを開くには、「Windowsキー + X」を押して表示されるメニューから「デバイスマネージャー」を選択します。
キーボードを確認する
デバイスマネージャーで、「キーボード」をクリックして展開し、ドライバに問題がないか確認します。問題がある場合、黄色い三角形の警告マークやエラーコードが表示されます。
ドライバを更新する
ドライバに問題がある場合は、ドライバを更新してみることができます。デバイスマネージャーで、「キーボード」をクリックして展開し、右クリックして「ドライバーソフトウェアの更新」を選択します。更新方法は、「自動的に検索してインストールする」か、「コンピューター上のドライバーソフトウェアを参照してインストールする」を選択して行います。
ドライバを再インストールする
ドライバを更新しても問題が解決しない場合は、キーボードのドライバをアンインストールして再インストールすることができます。デバイスマネージャーで、「キーボード」をクリックして展開し、右クリックして「アンインストール」を選択します。その後、再起動して自動的にドライバを再インストールするように指示されます。
専門家に相談する
ドライバを更新したり再インストールしたりしても問題が解決しない場合は、専門家に相談することを検討してください。キーボード自体が故障している可能性があるため、修理や交換が必要になる場合があります。
ウイルス感染
マルウェアに感染している場合には、キーボードの入力を監視されている可能性があります。この場合、入力した文字列が正常に送信されないことがあります。
ウイルス感染が原因である場合には、次のような手順で確認・切り分けを行うことができます。
ウイルススキャンを実行する
ウイルススキャンソフトを使用して、パソコンにウイルスが感染しているかどうかを確認します。スキャン結果にウイルスが検出された場合は、対処方法を実行します。
セーフモードで起動する
パソコンをセーフモードで起動することで、不要なプログラムやサービスが起動しないため、ウイルスによるキーボードの監視を回避することができます。セーフモードで起動した場合には、キーボードが正常に動作するかどうかを確認してみてください。
マルウェア対策ソフトを使用する
マルウェア対策ソフトを使用して、マルウェアを削除することができます。ただし、マルウェアによっては削除できないものもありますので、その場合は専門家に相談することをおすすめします。
ハードウェアの問題
ノートパソコンのマザーボードやCPUに問題がある場合、キーボードが正常に動作しなくなることがあります。
ハードウェアの問題が原因である場合は、修理が必要な場合があります。以下は、ハードウェアの問題を切り分けるために行うことができる手順です。
別のキーボードを接続して確認する
USBまたはBluetooth接続の別のキーボードを接続して、正常に入力できるかどうかを確認します。もし別のキーボードで正常に入力できる場合、ノートパソコンのキーボード自体が原因である可能性が高くなります。
BIOSで確認する
ノートパソコンを再起動し、BIOSにアクセスします。BIOSで正常に入力できるかどうかを確認してください。もしBIOSでも入力できない場合、ハードウェアの問題が考えられます。
ハードウェアの点検
もしハードウェアの問題が考えられる場合、専門家に点検を依頼することが必要です。ノートパソコンのキーボードの接触不良や、キーボード自体の摩耗、またはマザーボードやCPUの問題がある場合は、修理または部品交換が必要になります。
設定の問題
誤った言語設定やキーボードレイアウトの設定、またはキーの割り当てに問題がある場合には、正常に入力できなくなることがあります。
設定の問題が原因でキーボードが正常に動作しない場合は、次のような方法で切り分けることができます。
言語設定を確認する
キーボードの言語設定が正しいかどうかを確認します。Windowsの場合、[スタート]メニューから[設定]→[時刻と言語]→[言語]の順に選択し、[キーボード]から言語を確認できます。言語が正しい場合は、次の設定を確認します。
キーボードレイアウトを確認する
キーボードレイアウトが正しいかどうかを確認します。Windowsの場合、[スタート]メニューから[設定]→[デバイス]→[タイピング]の順に選択し、[詳細なキーボード設定]からキーボードレイアウトを確認できます。キーボードレイアウトが異なる場合は、正しいレイアウトに変更してみます。
キーの割り当てを確認する
一部のアプリケーションでは、特定のキーが割り当てられている場合があります。例えば、ゲームではWASDキーが移動に使われます。このような場合、キーの割り当てを確認して、問題がないかどうかを確認します。
別のキーボードを接続する
最後に、別のキーボードを接続して、問題が解決されるかどうかを確認してみます。別のキーボードで正常に入力できる場合は、元のキーボードに問題があると考えられます。
以上が、ノートパソコンで文字が正常に入力できない場合に考えられる一般的な原因です。