[記事公開日]2023/04/04
[最終更新日]2023/04/07
Widnows10で再起動しても再起動されない
今回は、Windows10で再起動を選んだのに、再起動されない症状について紹介します。再起動を選び、画面が再起動しています~となるものの、いつまでたっても画面が落ちない症状です。
Windows10のシステムの問題
以下がWindows10で再起動が正しくできない原因がWindowsシステムにある場合の確認・切り分け方法です。
セーフモードでの再起動
まず、Windows10をセーフモードで起動してみてください。セーフモードで起動できれば、不具合がある可能性が高いドライバーやアプリケーションを特定できます。
イベントログの確認
Windows10は、システムの異常終了やエラー情報をイベントログに記録しています。イベントログを確認することで、再起動の原因を特定することができます。
自動修復の実行
Windows10には、システムファイルやレジストリの修復を行う「自動修復」機能があります。再起動時に自動修復を実行してみてください。
コマンドプロンプトでの修復
Windows10には、コマンドプロンプトを利用してシステムファイルを修復する方法があります。sfc /scannowコマンドを実行して、システムファイルをチェックして修復してみてください。
Windows10の再インストール
最後の手段として、Windows10を再インストールしてみてください。ただし、再インストール前に重要なデータはバックアップするようにしてください。
アプリケーションの問題
以下はWindows10で再起動ができない原因がアプリケーションにある場合の確認・切り分け方法です。
セーフモードで起動する
まずは、セーフモードでWindowsを起動してみます。セーフモードでは、最小限のドライバやアプリケーションしか読み込まれないため、アプリケーションによる問題を排除することができます。セーフモードで正常に起動する場合、原因はアプリケーションにある可能性が高いです。
クリーンブートする
クリーンブートとは、Windowsを起動する際に、すべてのスタートアッププログラムやサービスを停止することです。これにより、アプリケーションによる問題を切り分けることができます。
イベントビューアーをチェックする
Windowsには、イベントビューアーと呼ばれるログを記録するツールがあります。このツールを使うことで、アプリケーションによるエラーメッセージや警告メッセージを確認することができます。エラーメッセージや警告メッセージには、原因や解決策が記載されている場合があります。
アプリケーションをアンインストールする
Windowsの再起動に問題を起こすアプリケーションが特定できた場合、そのアプリケーションをアンインストールすることで問題を解決できることがあります。
以上の方法で、Windows10で再起動ができない原因がアプリケーションにある場合の確認・切り分けを行うことができます。
ハードディスク・SSDの問題
以下はハードディスクやSSDが再起動できない原因として考えられる問題と、それに対する確認・切り分け方法です。
ハードディスクやSSDが故障している場合
ハードディスクやSSDが物理的に破損している可能性があります。データを読み込むことができないため、再起動ができない場合があります。
確認方法:まずはディスクの物理的な状態を確認します。ハードディスクの場合は、起動中に異音や異常な振動がないかを確認します。SSDの場合は、接続部分やコントローラー部分に問題がないかを確認します。また、Windowsの「ディスクの確認」ツールを使って、ハードディスクやSSDの状態を確認することもできます。
ハードディスクやSSDに問題がある場合
ハードディスクやSSDに問題がある場合、再起動ができない場合があります。たとえば、ファイルシステムが壊れた場合、Windowsが起動できなくなることがあります。
確認方法:Windowsの「ディスクの確認」ツールを使って、ハードディスクやSSDに問題がないかを確認します。また、Windowsの「システムファイルチェッカー」ツールを使って、システムファイルの状態を確認することもできます。
ハードディスクやSSDの接続に問題がある場合
ハードディスクやSSDの接続に問題がある場合、再起動ができない場合があります。たとえば、ハードディスクやSSDが接続されたままになっていない、または接続が不十分な場合があります。
確認方法:ハードディスクやSSDの接続状態を確認し、接続が不十分であればしっかりと接続します。また、マザーボードやハードディスクのドライバーの問題も考えられるため、それらの更新や再インストールを行うことも必要かもしれません。
その他ハードウェアの問題
以下は、ハードディスクやSSD以外のハードウェアに問題がある場合の確認と切り分けの手順です。
ハードウェアの物理的な検査
最初に、PCの内部を確認し、すべての部品が正しく接続されているかを確認します。また、内部に塵や汚れがないことを確認します。
ハードウェアの診断
Windowsには、ハードウェアの診断を実行するためのツールが用意されています。ハードウェアの診断を実行して、問題を特定しましょう。以下は、診断を実行する手順です。
Windowsキー + Rを押して、実行ダイアログを開きます。
mdsched.exeと入力し、Enterキーを押します。
「Windowsメモリ診断」が開始され、診断の種類を選択するように求められます。ここでは、「すべての標準テストを実行する」を選択します。
PCが再起動し、Windowsメモリ診断が実行されます。診断が完了するまで待ちます。
デバイスドライバーの更新
デバイスドライバーが最新のものであることを確認してください。デバイスマネージャーを開き、問題のデバイスを見つけ、そのドライバーを更新します。