[記事公開日]2023/04/10
[最終更新日]2023/04/11
メモリ
メモリとは
パソコンに搭載するメモリは、RAM(Random Access Memory)と呼ばれるものです。RAMは、プログラムやデータの一時的な読み込み・書き込みを行うための記憶装置です。
パソコンのメモリは、CPU(Central Processing Unit)からのアクセスが高速で、処理速度を向上させることができます。また、メモリにデータを書き込むことで、ハードディスクなどのストレージ装置と比べて高速にアクセスできるため、パソコンの動作をスムーズにすることができます。
メモリは、パソコンのマザーボードにスロットと呼ばれる場所に挿入されます。メモリの種類や規格によって、挿入するスロットの形状や数が異なるため、マザーボードとメモリの互換性を確認する必要があります。また、メモリの容量やクロック数などの性能も重要な要素となります。
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ノートパソコンとデスクトップパソコン用メモリの違い
大きさ
ノートパソコン用メモリは、デスクトップパソコン用メモリよりも小型化されています。これは、ノートパソコンがデスクトップパソコンよりも小型であるため、小型で省スペースなメモリが必要だからです。
規格
デスクトップパソコン用メモリは一般的にDIMM規格を採用しており、ノートパソコン用メモリは一般的にSO-DIMM規格を採用しています。SO-DIMMは、小型化されたDIMM規格であり、小型のノートパソコンに適しています。
購入時の注意
パソコンにはそれぞれ、最大搭載メモリが記載されています。
その最大メモリを超えてメモリを搭載させると、原因不明のエラーが発生したり動作が不安定になる事もあります。
最大搭載メモリが8GBのパソコンに8GB×2(16GB)搭載したところ、原因不明のブルースクリーンが多発しました。パソコンによって搭載できる最大メモリが異なるため、メモリの増設を行う場合は確認が必要です。
また、メモリの規格もDDR3・DDR4・DDR5などがあり、さらにノートパソコン用・デスクトップパソコン用などがあります。間違えてしますとパソコンに取り付けられませんので注意が必要です。
メモリが壊れたときに発生する症状
電源だけ入りパソコンが起動しない
パソコンの電源は入るものの、何も画面に表示されない。ファンは回転している。このような症状が出る事もあります。しばらく放置すると電源が落ち、再び電源が入るケースもあります。
電源が入り→電源が落ち→電源が入りを繰り返す
パソコンの電源を入れると、電源が入り、数秒で電源が落ち、再び電源が入る。このような症状が出る事もあります。
ファンが回転→停止→回転を繰り返す
パソコンの電源を入れると、ファンが回転→停止→回転を繰り返すケースもあります。基本的には電源を強制的に落とすまで繰り返します。
ファンが高速で回転し続ける
電源ボタンを押した瞬間にファンが高速で回転し続けます。画面には何も表示されません。機種にもよりますがファンが複数搭載されているパソコンではすべてのファンが高速で回転する事もあります。
完全なフリーズ
パソコンの電源を入れて、Windowsが起動する前やWindows起動中、起動後などどこでもフリーズが発生します。特徴として、Ctrl+Alt+Deleteキーを押しても反応が無かったり、マウスカーソルも動かないため、電源ボタンを長押しして電源を落とすしか方法はありません。
ブルースクリーンエラー
こちらはWindows起動中やWindows起動後に発生する事があります。ブルースクリーンが発生するタイミングはまちまちで、エラーコードも色々発生します。ブルースクリーンが発生し自動で再起動する事もあります。(再起動せずフリーズするケースもあります)
画面が乱れてフリーズする(砂嵐)
起動中、Windows使用中に関わらずランダムで発生します。画面が乱れてフリーズした場合、マウスカーソルやキーボードの入力も受け付けなくなるのが特徴です。
アプリケーションが開けなくなる
あまり多い現象ではありませんが、アプリケーションを開こうとすると原因不明のエラーが発生したりします。特徴としては、パソコンを再起動したりすると改善したり、症状が発生したりします。また特定のアプリケーションで発生するのではなく、様々なアプリケーションで同じような現象が発生します。
予兆のない再起動
パソコンを使っていると突然ブツンし、自動で再起動がかかる。これもメモリ故障時に多い症状です。再起動時にブルースクリーンが発生するケースもありますが、ブルースクリーンなどは一切発生せず再起動するケースもあります。