[記事公開日]2024/01/24
外付けハードディスクをパソコンに接続すると、ブルースクリーンが発生する場合の原因と対応方法
今回は、Windowsが搭載されているパソコンに、外付けハードディスク(USB接続)を接続するとブルースクリーンが発生してしまう現象について、お話していきたいと思います。
ただ同じ現象であっても、原因が100%同じとは限りませんので、もしかしたら役に立つかもしれないなーくらいに考えて頂けるとありがたいです。
もくじ
現象について
USB接続のポータブル外付けHDDをパソコンに接続したところ、突然ブルースクリーンが発生するようになった。
ブルースクリーンのエラーはNTFSで、発生後はパソコンが再起動してしまう。
また、外付けハードディスクを接続したまま電源を入れると起動途中でブルースクリーンが発生してしまう。
具体的な切り分け方法
パソコンに接続するとブルースクリーンになってしまうのであれば、どうやって切り分けをするんだ!という話になると思います。
実際に私が行った切り分け方法を紹介していきたいと思います。
外付けハードディスクを外して確認する
外付けハードディスクを接続するとブルースクリーンが発生するのであれば、まずは外付けハードディスクを取り外して症状が発生するかどうかを確認します。
外付けハードディスクを取り外しても、症状が変わらないようであれば外付けハードディスクが原因ではなくなります。
別のUSBポートに接続してみて確認する
続いて、今接続されているUSBポートとは別の所に接続をして、症状が変化するかを確認します。
特定のUSBポートに問題がある場合、そのUSBポートに外付けハードディスクを接続するとブルースクリーンが発生するケースもあります。
USBポートを変えて症状が出ない場合はUSBポートに何らかの問題があると考えられます。
逆にUSBポートを変えても症状が変わらない場合は、別の切り分けに進んでいきましょう。
他のパソコンで確認してみる
別のパソコンに接続してみて症状が発生するかを確認します。
別のパソコンでも症状が発生する場合、この時点で外付けハードディスクに何らかの問題が生じていると考えられます。
逆に、別のパソコンに接続すると問題が無い場合は、現象が発生するパソコンに何らかのトラブルがあると考えられます。
(USB関連のドライバ等)
外付けハードディスクのケースに何らかの問題がある可能性
この時点で、外付けハードディスクに何らかの原因があると考えらえます。
となると、外付けハードディスクのケース(基盤)もしくは、ハードディスク自体のトラブル(システム/ハード)です。
外付けハードディスクは、機種や型番によって構造が異なる為、外付けハードディスクの分解については、自己責任のもと、気を付けて行っていただければと思います。(コネクタ等を破損させてしまうと、どうしようもできなくなる場合もあります)
外付けハードディスクを分解すると、中に内蔵のハードディスクがあります。
これを変換コネクタ等を使いパソコンに接続して確認します。
これでも症状が変わらない場合は、ハードディスク側に何らかの問題があると考えられます。
データの救出方法について
データの救出・復旧方法ですが、ハードディスクの故障状況によって変える必要があります。
絶対にやってはいけない事として、ハードディスクに異常がある場合、エラー修復やディスクチェックなどをすると悪化させてしまう事があります。
状況により対応方法を変える必要がある為、よくわからない場合はプロに相談する事をお勧めします。
WindowsがダメならLinuxや別のOSを使ってみる
Windowsのパソコンに接続するとブルースクリーンが発生するのであれば、別のOSを使ってデータにアクセスする方法もあります。
「Ubuntu」や「Ultimate Boot CD」あとはメーカーが提供しているデータ救出ツール等
これらを使ってデータにアクセスしたり、データの救出ができるケースもあります。
プロのサービスを利用する
自分でのデータ救出や復旧が難しい場合、データ復旧・救出サービスを利用する事をお勧めします。
業者の選び方としては、事前の見積もりと内容をしっかり確認する事。
可能であれば、複数の業者に相談する事が望ましいです。
その際、複数の業者に見積もりの相談をしていると話した方が良いです。
後は、今即決すると〇〇円引きですとか、明日になると値段が上がりますとか、時間がたつとデータが復旧できなくなりますよ とか。
不安をあおったり、とにかく急がせるところは要注意です。
また、ハードディスクの故障状況により、データの復旧率や料金が変わってきます。
ワンポイントアドバイス
今回のように、接続するとブルースクリーンになってしまうというトラブルだけではなく、誤操作によりデータを消してしまうなんてこともあります。
もともと外付けハードディスクはデータバックアップ用に使っているとは思いますが、故障しますし、誤操作でデータを消してしまったり、ウイルスによってデータが壊れてしまう事もあります。
その為、パソコン内でもいいですし、別の外付けハードディスクやクラウドなど
大切なデータは最低でも2か所以上でバックアップする事をお勧めします。
注意点
外付けハードディスクの調子が悪くなった時、新たなデータの書き込みやエラーの修復
ディスクのチェック、データの復元など、システムの修復、電源の入れ直しをたくさん繰り返す、などは絶対に行わないでください。
状況によっては有効なケースもありますが、悪化して最悪な場合はデータがどうしようもできなくなる事もあります。
もし、システムの修復や作業を行う場合は、その作業を行うハードディスクのクローンを作成してから対応することをお勧めします。