[記事公開日]2024/08/25
NEC NM550/M・PC-NM550MAWのCMOSバッテリー取り外し・取り付けガイド
皆さんこんにちは、今回は、パソコンのCMOSバッテリーの交換について詳しくご紹介していきたいと思います。CMOSバッテリーがなくなると、パソコンを起動した際に日付や時間が工場出荷時の状態に戻ってしまい、時間が狂ったり、BIOSの設定が保持できなくなるなどの問題が発生します。これらの症状は、CMOSバッテリーを交換することで改善されます。
もくじ
CMOSバッテリーとは?
CMOSバッテリーは、パソコンのBIOS設定を保持するために必要な部品です。電池がなくなると、パソコンの時計が狂ったり、設定が初期化されたりします。これを防ぐためには、定期的にCMOSバッテリーを交換することが重要です。
準備するもの
- 新しいCMOSバッテリー
- プラスドライバー
- プラスチックのヘラ
- 静電気防止用のリストバンド(あれば尚良い)
手順1: パソコンを開ける
まずは、パソコンの後ろにあるネジをすべて外します。ネジは多くあるので、しっかりと確認しながら外すようにしましょう。ネジを外したら、次にカバーを開けていきます。
カバーの開け方
カバーを開ける際は、プラスチックのヘラを使用すると便利です。隙間からヘラの先端を入れて、少し力を入れて倒すようにするとスムーズに開きます。マイナスドライバーを使うことも可能ですが、金属の先端で傷つける可能性があるため、あまりおすすめはできません。
手順2: CMOSバッテリーの位置確認
カバーを開けると、内部の様子が見えます。交換するCMOSバッテリーは、通常はマザーボードの近くに位置しています。大きい黒い部品がバッテリーですので、まずはこれを外す準備をしましょう。
バッテリーの取り外し
バッテリーを外す前に、ショートを防ぐためにコネクタを外しておきます。これにより、安全に作業を進めることができます。次に、バッテリーのコネクタを外します。このコネクタは小さいですが、簡単に外れます。
手順3: 新しいバッテリーの取り付け
新しいCMOSバッテリーを取り付ける際は、コネクタの方向を確認しながら行います。表と裏があるので、間違えないように注意しましょう。力任せに押さないようにし、破損を防ぐためにも優しく取り扱います。
取り付け後の確認
バッテリーを取り付けた後は、コネクタもきちんと接続されていることを確認します。これでCMOSバッテリーの交換は完了です。
手順4: 蓋を閉める
最後に、カバーを元に戻します。蓋を閉める前に、内部に浮いているケーブルがないか、バッテリーがしっかりと元の位置にあるかを確認します。問題がなければ、蓋を閉めてネジを一つずつ固定していきます。
手順5: BIOSの設定
CMOSバッテリーを交換した後、初めてパソコンを起動すると、日付が工場出荷時の状態に戻っているため、BIOSに入り設定を行う必要があります。日付やその他の細かい設定を行いましょう。
トラブルシューティング
CMOSバッテリーを交換しても、毎回日付が元に戻ってしまう場合、マザーボード自体に問題がある可能性があります。その際は、マザーボードの交換を検討する必要があります。
まとめ
今回は、パソコンのCMOSバッテリーの交換方法について詳しく解説しました。自分で交換することで、パソコンのトラブルを解決することができますので、ぜひ挑戦してみてください。最後までご視聴いただき、ありがとうございました。
パソコントラブル解決大事典や、他のパソコン修理に関する情報もぜひご覧ください。これからも、パソコン分解・修理チャンネルをよろしくお願いいたします。