[記事公開日]2025/03/15
Windows 11でセーフモードを起動する方法
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はじめに
Windows 11が正常に起動しない場合や、システムの不具合を診断する際に便利なのが「セーフモード」です。セーフモードでは、Windowsの基本的なドライバと最低限の機能のみが読み込まれるため、問題の切り分けに役立ちます。
本記事では、Windows 11でセーフモードを起動する方法を詳しく解説します。
注意事項
セーフモードに入る操作を誤ると、データが損失したりシステムが正常に起動しなくなる可能性があります。以下の点に注意してください。
- データのバックアップを取ることを推奨
- BIOSの設定変更を行う場合は慎重に実施
- 自己責任で操作を実行すること
Windows 11でセーフモードを起動する方法
Windows 11でセーフモードを起動する方法はいくつかあります。状況に応じた方法を試してください。
方法1: 設定メニューからセーフモードを起動(通常起動が可能な場合)
Windowsが通常どおり起動できる場合は、設定メニューから簡単にセーフモードに入ることができます。
- [スタート] メニューを開く
- [設定] をクリック
- [システム] → [回復] を選択
- [PCの起動をカスタマイズする] の [今すぐ再起動] をクリック
- 再起動後、[オプションの選択] 画面 で「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「スタートアップ設定」→「再起動」
- セーフモードを選択(「4」キーまたは「F4」キーを押す)
方法2: 強制再起動でセーフモードに入る(Windowsが起動しない場合)
Windowsが起動しない場合は、強制再起動を繰り返すことでセーフモードに入ることができます。
- 電源ボタンを長押し してPCを強制的にシャットダウン(これを3回繰り返す)
- 3回目の起動時に「自動修復」が表示される
- [詳細オプション] → [トラブルシューティング] → [詳細オプション] を選択
- [スタートアップ設定] → [再起動] をクリック
- 「4」キーまたは「F4」キーを押してセーフモードを起動
方法3: コマンドプロンプトからセーフモードを起動
コマンドプロンプトを使用して、手動でセーフモードを有効にすることもできます。
- Windows 回復環境(WinRE)を開く(方法2の手順で「詳細オプション」に進む)
- [コマンドプロンプト] を選択
- 以下のコマンドを入力し、Enterキーを押す
bcdedit /set {current} safeboot minimal
- PCを再起動 し、セーフモードが起動することを確認
- セーフモード解除後は、通常モードに戻すために以下のコマンドを実行
bcdedit /deletevalue {current} safeboot
まとめ
Windows 11のセーフモードを起動する方法は、状況に応じて異なります。
通常起動できる場合 | 設定メニューからセーフモードを選択 |
Windowsが起動しない場合 | 強制再起動を3回繰り返し、[詳細オプション] からセーフモードへ |
コマンドで起動したい場合 | コマンドプロンプトで bcdedit コマンドを使用 |
状況に応じた適切な方法でセーフモードに入り、システムのトラブルを解決してください。
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