[記事公開日]2025/03/17
「書き込み禁止」エラーが出たときの解除方法
概要
SDカードにデータを書き込もうとした際に「書き込み禁止」エラーが表示されることがあります。この問題は、SDカードの物理的なロック、システムの設定、ファイルシステムのエラー、またはSDカードの寿命によるものかもしれません。
本記事では、SDカードの「書き込み禁止」エラーが発生する主な原因と解除方法を解説します。
よくある状況
- SDカードにデータを書き込もうとすると「ディスクは書き込み禁止になっています」と表示される
- ファイルを削除しようとしてもエラーが発生する
- SDカードのフォーマットができない
- ディスク管理でSDカードが「読み取り専用」と表示される
SDカードの書き込み禁止エラーの主な原因
ソフトウェア関連の原因
SDカードの書き込み保護が有効になっている
Windowsの設定で書き込み禁止になっている
SDカードのファイルシステムが破損している
ウイルス感染により書き込み制限がかかっている
ハードウェア関連の原因
SDカードの物理的なロックスイッチがONになっている
SDカードの端子が汚れている・損傷している
SDカードの寿命(フラッシュメモリの劣化)
「書き込み禁止」エラーを解除する方法
もくじ [閉じる]
SDカードの書き込み保護スイッチを確認する
SDカードには物理的な書き込み保護スイッチが搭載されていることがあります。
SDカードの側面にあるスイッチが「LOCK」になっていないか確認する
スイッチを解除し、PCへ再接続する
Windowsの「ディスクの属性」を変更する(書き込み禁止の解除)
WindowsでSDカードが書き込み禁止になっている場合、ディスク属性を変更できます。
手順:
- Win + X を押して「コマンドプロンプト(管理者)」を開く
diskpart
と入力し、Enterlist disk
と入力し、Enter(SDカードのディスク番号を確認)select disk X
(XはSDカードの番号)と入力attributes disk clear readonly
を入力し、Enterexit
と入力し、コマンドプロンプトを閉じる
再度PCに接続し、書き込みができるか確認
レジストリエディタで書き込み禁止を解除する
Windowsの設定によって書き込み禁止が適用されている場合、レジストリを編集することで解除できます。
手順:
- Win + R を押し、「regedit」と入力し、Enter
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\StorageDevicePolicies
に移動WriteProtect
の値を0
に変更- PCを再起動し、SDカードの書き込みが可能か確認
「StorageDevicePolicies」フォルダがない場合は、他の方法を試す
SDカードのエラーチェックを実行する(Windows)
ファイルシステムの破損が原因で書き込みができない場合、エラーチェックで修復できる可能性があります。
手順:
- Win + E を押して「エクスプローラー」を開く
- SDカードを右クリックし、「プロパティ」を選択
- 「ツール」タブを開き、「エラーチェック」を実行
- 修復が完了したら、PCを再起動し、書き込みができるか確認
「修復できません」と表示された場合は、データ復旧を試みる
まとめ
SDカードの書き込み禁止エラー解除方法のチェックリスト
書き込み保護スイッチを確認 | SDカードのロック解除スイッチをOFFにする |
ディスクの属性を変更 | diskpart コマンドを使用してreadonly属性を解除 |
レジストリを編集 | WriteProtect の値を 0 に変更 |
エラーチェックを実施 | Windowsの「エラーチェック」機能を使用 |
これらを試しても改善しない場合は、SDカードの物理的な故障の可能性が高いです。新しいSDカードの購入を検討しましょう!
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