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[記事公開日]2025/03/18

🛠 Windows 10でストレージエラーを確認・修正する「chkdsk」コマンドの使い方

🔍 はじめに

Windows 10では、HDDやSSDにエラーが発生すると、パフォーマンスの低下やデータ損失のリスクが高まります。これを防ぐために、Windows標準の「chkdsk」コマンド を使用してストレージエラーを確認・修正することができます。

「chkdsk」コマンド(チェックディスク)を実行すると、ファイルシステムのエラーや不良セクタを検出し、修復することが可能です。

本記事では、「chkdsk」コマンドの使い方を詳しく解説します。

⚠️ 注意事項

  • 「chkdsk」の修復オプションを使用すると、データが失われる可能性があるため、事前にバックアップを取ることを推奨 します。
  • 実行には管理者権限が必要です。

✅ 「chkdsk」コマンドの基本的な使い方

「chkdsk」は、以下の形式で使用します。

chkdsk [ドライブ]: [オプション]

例えば、「C」ドライブのエラーをチェックする場合:

chkdsk C:

このコマンドは、エラーチェックのみを行います(修復はしません)。


🔹 chkdskの主なオプションと実行方法

1️⃣ ファイルシステムのエラーチェック

ファイルシステムのエラーチェックを行うには、以下のコマンドを実行します。

✅ 実行手順

  1. [Windowsキー] + [X] を押し、「コマンドプロンプト(管理者)」を選択。
  2. 以下のコマンドを入力し、Enterキーを押す。
    chkdsk C: /f
    
  3. エラーが見つかった場合、自動的に修正が行われる。

✅ 軽度なファイルシステムエラーを修正できます。


2️⃣ 不良セクタをチェックし修復

HDDの不良セクタをチェックし、修復できる場合は修復を行います。

✅ 実行手順

  1. [Windowsキー] + [X] を押し、「コマンドプロンプト(管理者)」を選択。
  2. 以下のコマンドを入力し、Enterキーを押す。
    chkdsk C: /r
    
  3. エラー修正と不良セクタの修復を実行。

✅ HDDの物理的な損傷による不良セクタもチェックできます。


3️⃣ Windowsの再起動が必要なchkdskの実行

システムドライブ(Cドライブ)の修復を行う場合、PCの再起動が必要になることがあります。

✅ 実行手順

  1. [Windowsキー] + [X] を押し、「コマンドプロンプト(管理者)」を開く。
  2. 以下のコマンドを入力し、Enterキーを押す。
    chkdsk C: /f /r /x
    
  3. 「次回のシステム再起動時にこのボリュームのチェックをスケジュールしますか?」と表示されたら「Y」と入力し、Enterキーを押す。
  4. PCを再起動すると、chkdskが自動的に実行される。

✅ システムドライブの修復が必要な場合に有効です。


🔹 chkdskが終わらない・フリーズする場合の対処法

「chkdsk」が長時間止まる場合やフリーズする場合、以下の対策を試してみましょう。

✅ 解決策

  1. PCをセーフモードで起動し、「chkdsk」を再実行。
  2. SFC(システムファイルチェッカー)を実行。
    sfc /scannow
    
  3. ディスクの健康状態を確認(S.M.A.R.T.チェック)。
    wmic diskdrive get status
    

✅ ディスクの健康状態が「Caution」や「Bad」の場合、早めにデータをバックアップし、新しいストレージに交換を検討しましょう。


📌 まとめ

Windows 10で「chkdsk」コマンドを使用すると、ストレージのエラーを検出・修復できます。

💡 状況 🔍 実行するコマンド
軽度なファイルシステムエラーの修正 chkdsk C: /f
不良セクタのチェック・修復 chkdsk C: /r
システムドライブの修復 chkdsk C: /f /r /x
長時間かかる・止まる場合 セーフモードで実行・SFCを試す

これらの方法を試してもエラーが修復できない場合は、HDDやSSDの物理的な故障の可能性があるため、早めのデータバックアップと交換を検討してください。

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