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[記事公開日]2025/03/18

🛠 Windows 10のパフォーマンス診断ツールを使う方法

🔍 はじめに

Windows 10には、PCの動作が遅い原因を特定し、パフォーマンスを最適化するための**「パフォーマンス診断ツール」** がいくつか用意されています。

このツールを活用することで、CPU・メモリ・ディスク・ネットワークの使用状況を確認し、問題点を特定 できます。

本記事では、Windows 10で利用できるパフォーマンス診断ツールの使い方を詳しく解説します。

⚠️ 注意事項

  • システムの診断には管理者権限が必要な場合があります。
  • 診断結果をもとに設定を変更する際は、慎重に行いましょう。

✅ Windows 10のパフォーマンス診断ツール一覧

1️⃣ タスクマネージャーを使う(簡易診断)

タスクマネージャーは、CPU・メモリ・ディスク・ネットワークの使用状況をリアルタイムで確認できるツールです。

✅ 実行手順

  1. [Ctrl] + [Shift] + [Esc] を押して「タスクマネージャー」を開く。
  2. 「パフォーマンス」タブを選択。
  3. CPU・メモリ・ディスク・ネットワークの使用率を確認。
  4. 「プロセス」タブでリソースを多く消費しているアプリを特定。

✅ 動作が遅い原因を特定し、不要なアプリを終了することでパフォーマンスを向上できます。


2️⃣ リソースモニターを使う(詳細診断)

リソースモニターは、タスクマネージャーよりも詳細にCPU・メモリ・ディスク・ネットワークの使用状況を分析できます。

✅ 実行手順

  1. [Windowsキー] + [R] を押し、「resmon」と入力しEnter。
  2. 「CPU」「メモリ」「ディスク」「ネットワーク」タブを開き、使用状況を確認。
  3. 負荷が高いプロセスを右クリックし、「プロセスの終了」を選択。

✅ より詳細なリソース消費状況を確認し、不要なプロセスを特定できます。


3️⃣ パフォーマンスモニターを使う(長時間の診断)

パフォーマンスモニターは、PCのパフォーマンスを記録し、時間経過とともにどのリソースが影響を与えているかを分析できます。

✅ 実行手順

  1. [Windowsキー] + [R] を押し、「perfmon」と入力しEnter。
  2. 「パフォーマンスモニター」を選択。
  3. 「+」ボタンをクリックし、CPU・メモリ・ディスク・ネットワークのカウンターを追加。
  4. 数分間記録し、リソース消費の推移を確認。

✅ 一時的な高負荷の原因を特定するのに役立ちます。


4️⃣ Windows エクスペリエンス インデックスをチェック

Windows 10では、「WinSAT」コマンドを使用してPCの基本的なパフォーマンススコアを測定できます。

✅ 実行手順

  1. [Windowsキー] + [X] を押し、「コマンドプロンプト(管理者)」を開く。
  2. 以下のコマンドを入力し、Enter を押す。
    winsat formal
    
  3. スコア結果を確認し、PCのパフォーマンスを評価。

✅ PCの基本的な性能を数値で確認し、ボトルネックを特定できます。


5️⃣ イベントビューアーでエラーを確認

イベントビューアーを使うと、Windowsのシステムエラーやクラッシュの原因を分析できます。

✅ 実行手順

  1. [Windowsキー] + [R] を押し、「eventvwr」と入力しEnter。
  2. 「Windowsログ」→「システム」を開く。
  3. 「レベル」の列で「エラー」や「警告」を探し、詳細を確認。

✅ システムのエラーログを確認し、問題の根本原因を特定できます。


📌 まとめ

Windows 10でパフォーマンスの問題を診断するには、以下のツールを活用しましょう。

💡 ツール 🔍 目的
タスクマネージャー CPU・メモリ・ディスク使用状況を確認
リソースモニター より詳細なリソース消費状況を分析
パフォーマンスモニター 長時間の負荷を記録・分析
Windows エクスペリエンス インデックス PCの基本性能を数値化
イベントビューアー システムエラーを確認

これらの方法を試してもパフォーマンスが改善しない場合は、不要なアプリの削除、SSDへの換装、メモリ増設などを検討 すると良いでしょう。

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