[記事公開日]2025/03/18
Windows 10でBitLockerドライブ暗号化を設定する方法
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はじめに
BitLockerは、Windows 10に搭載されているドライブ暗号化機能で、 PCのデータを不正アクセスや盗難から保護することができます。
特に、ノートPCや外付けドライブのセキュリティを強化したい 場合に有効です。
注意事項
- BitLockerはWindows 10 Pro / Enterprise / Education でのみ利用可能です。
- 暗号化キーを紛失すると、データを復号できなくなるため、必ず回復キーをバックアップ してください。
BitLockerを設定するための前提条件
PCがTPM(Trusted Platform Module)を搭載している
Windows 10 Pro / Enterprise / Educationのエディションを使用している
管理者権限のあるアカウントでログインしている
上記の条件を満たしていれば、BitLockerを設定できます。
BitLockerを設定する方法
BitLockerを有効化する
実行手順
- [Windowsキー] + [I] を押して「設定」を開く。
- 「更新とセキュリティ」→「デバイスの暗号化」または「BitLockerの管理」を選択。
- 暗号化したいドライブ(通常はC:)の「BitLockerを有効にする」をクリック。
これでBitLockerの設定が開始されます。
回復キーを保存する
回復キーは、万が一パスワードを忘れた場合にドライブを復号するために必要です。
保存方法
- Microsoftアカウントに保存(推奨)
- USBドライブに保存
- テキストファイルとして保存
- 紙に印刷して保管
回復キーを安全な場所に保管しましょう。
暗号化の種類を選択する
選択肢
- 新しいPCの場合:「新しい暗号化モード(XTS-AES)」を選択
- 外付けドライブや互換性が必要な場合:「互換モード(AES)」を選択
用途に応じて適切な暗号化モードを選びます。
暗号化を開始する
- 「暗号化を開始」をクリック。
- 処理が完了するまで待つ(数分〜数時間かかる場合あり)。
- 完了後、PCを再起動。
これでBitLockerによるドライブ暗号化が完了します。
BitLockerの状態を確認する方法
実行手順
- [Windowsキー] + [X] を押して「ファイルエクスプローラー」を開く。
- 「PC」を開き、暗号化したドライブを確認。
- 鍵マークが付いていれば、BitLockerが有効になっています。
ドライブが暗号化されていることを確認しましょう。
まとめ
Windows 10でBitLockerを設定する方法を解説しました。
BitLockerを有効化したい | 設定 → 「BitLockerの管理」から設定 |
回復キーを保存したい | MicrosoftアカウントやUSBにバックアップ |
暗号化の種類を選択したい | XTS-AES(新PC)またはAES(互換用) |
BitLockerの状態を確認したい | エクスプローラーで鍵マークを確認 |
BitLockerを設定することで、データの安全性を強化し、万が一の情報漏洩を防ぐことができます。
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