[記事公開日]2025/03/18
Windows 10で「ドライバ署名の強制を無効にする」設定方法
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はじめに
Windows 10では、セキュリティ強化のため、デジタル署名のないドライバのインストールがブロック されることがあります。
しかし、一部の古いハードウェアやカスタムドライバを使用する場合、「ドライバ署名の強制」を無効化 することでインストールが可能になります。
注意事項
- デジタル署名なしのドライバは、システムの安定性やセキュリティに影響を与える可能性があります。
- 信頼できるドライバのみを使用し、不審なファイルはインストールしないようにしてください。
- 設定を変更後は、作業が完了次第、元の状態に戻すことを推奨します。
ドライバ署名の強制を無効にする方法
Windows 10でドライバ署名の強制を無効にする方法は、以下の2つの手順で実施できます。
- 一時的に無効化(PC再起動後、元に戻る)
- 恒久的に無効化(テストモードを使用)
方法
:一時的にドライバ署名の強制を無効にする(PC再起動後に元に戻る)
この方法では、「詳細ブートオプション」 を使用して、次回の起動時にのみドライバ署名の強制を無効化できます。
実行手順
- [Windowsキー] + [I] を押し、「設定」を開く。
- 「更新とセキュリティ」→「回復」を選択。
- 「PCの起動をカスタマイズする」の「今すぐ再起動」をクリック。
- ブルースクリーンの「オプションの選択」画面が表示されたら、「トラブルシューティング」をクリック。
- 「詳細オプション」→「スタートアップ設定」を選択。
- 「再起動」をクリック。
- 再起動後、表示されるオプション一覧から「7)ドライバ署名の強制を無効にする」を選択(キーボードの【F7】を押す)。
- PCが起動したら、デジタル署名のないドライバをインストールする。
この設定は、PCを再起動すると元に戻るため、一時的にドライバをインストールする場合に便利です。
方法
:恒久的にドライバ署名の強制を無効にする(テストモードを使用)
この方法では、Windowsのテストモード を有効にすることで、再起動後もドライバ署名の強制を無効にしたままにできます。
実行手順
- [Windowsキー] を押し、「cmd」と入力。
- 「コマンドプロンプト」を右クリックし、「管理者として実行」を選択。
- 以下のコマンドを入力し、Enterキーを押す。
bcdedit /set TESTSIGNING ON
- 「この操作を正しく終了しました」と表示されたら、PCを再起動。
- 再起動後、画面右下に「テストモード」と表示されていれば成功。
- ドライバをインストールし、動作確認を行う。
この方法は、PCを再起動しても無効化状態を維持できます。
テストモードを無効化する方法(元の状態に戻す)
テストモードを有効化したままだと、セキュリティが低下するため、ドライバのインストール後は通常モードに戻す ことを推奨します。
実行手順
- [Windowsキー] を押し、「cmd」と入力。
- 「コマンドプロンプト」を右クリックし、「管理者として実行」を選択。
- 以下のコマンドを入力し、Enterキーを押す。
bcdedit /set TESTSIGNING OFF
- PCを再起動すると、通常モードに戻る。
これでテストモードが解除され、通常のドライバ署名の強制が再び適用されます。
まとめ
Windows 10でドライバ署名の強制を無効にする方法を解説しました。
一時的に無効化したい | 「スタートアップ設定」からF7を選択 |
恒久的に無効化したい | 「テストモード」を有効にする |
通常のセキュリティに戻したい | 「テストモード」を無効にする |
必要に応じて適切な方法を選択し、安全にドライバをインストールしてください!
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