[記事公開日]2025/03/24
Windowsのバージョンを確認する方法と手順
トラブルの概要
ソフトウェアのインストールやサポートを受ける際、現在使っているWindowsのバージョンを正確に把握することは非常に重要です。WindowsにはHomeやProといったエディションの違いに加え、バージョン番号やビルド番号も存在します。これらを確認することで、正確な環境の把握が可能になります。
よくある状況
- アプリが「このバージョンでは対応していません」と表示された
- Windowsの機能が説明と違う(Pro限定など)
- テクニカルサポートを受けるために詳細な情報が必要
主な確認方法
設定アプリから確認する(GUIで簡単)
「winver」コマンドを使う(手軽に確認)
コマンドプロンプトやPowerShellで確認する(詳細情報向け)
確認手順
設定アプリからバージョン確認
手順:
- 「スタート」ボタンをクリックし、「設定」(歯車のアイコン)を選択します。
- 設定画面が開いたら、左側のメニューから「システム」を選択します。
- 表示されたシステムの設定一覧から一番下にある「バージョン情報(情報)」をクリックします。
- 「Windowsの仕様」という項目で以下の情報が確認できます:
- エディション(例:Windows 11 Pro)
- バージョン(例:22H2)
- インストール日
- OSビルド(例:22621.2134)
- エクスペリエンス(構成やパッケージ情報)
GUIで視覚的にわかりやすく、初心者にもおすすめの方法です。
「winver」コマンドを使う
手順:
- 「Windowsキー + R」を同時に押して、「ファイル名を指定して実行」ウィンドウを開きます。
- 入力欄に
winver
と入力し、「OK」をクリックします。 - 「Windows のバージョン情報」というポップアップウィンドウが表示され、以下の情報が確認できます:
- 現在使用中のWindowsバージョン(例:Windows 11)
- バージョン番号(例:22H2)
- OSビルド番号(例:22621.2134)
- 著作権情報(Microsoft)など
この方法は、シンプルにバージョン情報だけを素早く確認したいときに便利です。
コマンドプロンプトまたはPowerShellで確認
手順:
- 「スタート」メニューを開き、「cmd」または「PowerShell」と入力します。
- 「コマンドプロンプト」または「Windows PowerShell」が検索結果に表示されるので、右クリックして「管理者として実行」を選びます。
- 開いた画面で以下のコマンドを入力してEnter:
systeminfo | findstr /B /C:"OS 名" /C:"OS バージョン"
- 以下のような出力が表示されます:
- OS 名 : Microsoft Windows 11 Pro
- OS バージョン : 10.0.22621 N/A ビルド 22621
より多くの詳細情報が必要な場合は、単に
systeminfo
と入力することでPC全体のシステム構成も確認可能です。
まとめ
設定アプリからの確認 | 初心者向け、GUIでわかりやすい |
winverコマンドの使用 | シンプルで素早くバージョン確認可能 |
コマンドプロンプト / PowerShell | 詳細情報が必要なユーザーや管理者向け |
Windowsバージョンを正しく把握することで、アプリの互換性やサポート対応がスムーズになります。
関連リンク
- Windowsのエディションの違い(HomeとPro)
- Windows 11の最新バージョン情報まとめ
- Windows Updateでバージョンアップする方法
- OSビルド番号とは何か?見方と意味を解説
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