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[記事公開日]2025/03/24
OSインストール用のUSBメモリを作成する方法と注意点
概要
WindowsやLinuxなどのOSを新規インストールしたいときに便利なのが「インストール用USBメモリ(ブートUSB)」です。DVDドライブがないノートPCでもUSBからOSを起動・インストールでき、非常に実用的です。
よくある用途・状況
- クリーンインストールやOSの再インストールを行いたい
- 新しいPCにOSを入れる必要がある
- OSの修復環境を作っておきたい
- DVDドライブが搭載されていないPCを使っている
必要なもの
- 容量8GB以上のUSBメモリ(できれば16GB以上推奨)
- 対象OSのインストール用ISOファイル
- 作成用ツール(RufusやMedia Creation Toolなど)
作成手順(Windows 10/11 の場合)
Microsoft公式ツールで作成(Windows向け)
手順:
- Windows 公式サイトにアクセス
- 「Windows 11 インストールメディア作成ツール(Media Creation Tool)」をダウンロード
- ツールを起動し、「別のPCのインストールメディアを作成する」を選択
- 言語とエディション、アーキテクチャを指定
- 「USBフラッシュドライブ」を選択し、接続したUSBメモリを選ぶ
- 自動でフォーマットと作成が行われる
作成後はそのUSBをPCに挿して起動すればインストール可能
Rufusを使ってISOファイルから作成(手動派向け)
手順:
- Rufus公式サイトから最新版をダウンロード
- 起動後、以下を設定:
- 「デバイス」:作成するUSBメモリを選択
- 「ブートの種類」:用意したISOファイルを指定
- 「パーティション構成」:UEFIなら「GPT」、BIOSなら「MBR」
- 「ファイルシステム」:通常は「FAT32」または「NTFS」
- 「スタート」をクリックし作成開始
Rufusは細かい設定が可能でLinuxや他のOSにも対応しています
作成時の注意点
USBメモリ内のデータはすべて削除される | 事前に必要なデータは必ずバックアップしておくこと |
ISOファイルは公式サイトから入手する | 非公式なISOは改ざんのリスクがあり、信頼性に欠ける |
USB作成後の起動順に注意 | BIOSまたはUEFIで「USB起動」を最優先に設定する必要あり |
32bit/64bitの違いに注意 | 使用するPCのアーキテクチャに合ったISOを選ぶこと |
GPT/MBRの設定ミスに注意 | 起動方式(UEFI or レガシーBIOS)に応じて選択が必要 |
インストール用USBを作成しておくことで、トラブル時の復旧や新規セットアップがスムーズに行えます。
関連リンク
- Windows 11 のISOイメージの入手方法
- Rufusの詳細な使い方ガイド
- BIOS/UEFIで起動順位を変更する方法
- クリーンインストールの準備と注意点
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