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[記事公開日]2025/03/24
Windows 11のシステム要件の詳細一覧
概要
Windows 11 をインストールまたはアップグレードするには、従来よりも厳格なハードウェア要件が設定されています。特にセキュリティやパフォーマンス面での最適化を重視しており、対象外のPCではインストールできない場合があります。
主な必須要件(Microsoft公式発表)
要件項目 | 詳細内容 |
---|---|
プロセッサ(CPU) | 1GHz以上、2コア以上の64ビット対応プロセッサ。互換性のあるCPUに限定(Intel 第8世代以降など) |
メモリ(RAM) | 4GB以上 |
ストレージ | 64GB以上の空き容量 |
システムファームウェア | UEFI(レガシBIOSは非対応) |
セキュアブート | 有効になっている必要あり |
TPM | TPM バージョン2.0 必須 |
グラフィックスカード | DirectX 12以上対応のGPU + WDDM 2.0ドライバー |
ディスプレイ | 対角9インチ以上、解像度720p以上のディスプレイ |
インターネット接続 | Homeエディションは初回設定時にMicrosoftアカウントとインターネット接続が必要 |
補足情報と注意点
- CPUの互換性リストはMicrosoftの公式サイトで確認可能(Intel/AMDごとに指定)
- MBR形式でWindowsがインストールされている場合、UEFI形式への変換が必要(MBR→GPT)
- TPMやセキュアブートはBIOSで有効にする必要あり
- Windows 11 Homeではローカルアカウントの作成が制限される場合があります(Proは可能)
確認に役立つツール
- PC正常性チェックツール(Microsoft公式)
- WhyNotWin11(非公式互換性診断ツール)
- msinfo32、tpm.msc、設定アプリなどから手動確認も可能
まとめ
CPU互換性 | Microsoft公式リスト、PC正常性チェックツール |
TPMとセキュアブートの有効化 | BIOS/UEFI、tpm.msc、msinfo32 |
ストレージ/メモリ空き容量 | 「設定」→「システム」→「記憶域」で確認可能 |
インストール形式(UEFI) | msinfo32 で「BIOSモード」を確認 |
Windows 11の導入前に、これらの要件を満たしているか丁寧に確認することが重要です。
関連リンク
- 対応CPU一覧(Intel/AMD/Qualcomm)
- TPM 2.0の確認と有効化手順
- セキュアブートの設定方法
- MBR→GPT変換の手順ガイド
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