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[記事公開日]2025/03/24
[最終更新日]2025/03/25
Windows Updateが止まる/失敗するときのチェックポイント
概要
Windows Updateが途中で止まる、失敗する、あるいは進まないといったトラブルは、多くのユーザーが経験する問題です。この記事では、失敗の原因を見極めるための基本的な確認ポイントとその対応策を解説します。
こんなときにチェック!
- 「更新を確認しています」画面から進まない
- インストール中に進行が止まる/フリーズする
- エラーコードが表示されて更新に失敗する
- 毎回の再起動で同じ更新を繰り返す
チェックすべき主なポイントと対処法
もくじ [閉じる]
インターネット接続の確認
- 安定したWi-Fiや有線接続があるかを確認
- VPNやプロキシを使っている場合は一時的にオフにする
- セキュリティソフトが通信を遮っていないかも確認
ストレージの空き容量
- 「設定」→「システム」→「記憶域」で空き容量を確認
- 一時ファイル、不要アプリを削除して10GB以上を目安に確保
Windows Updateサービスが正常か
services.msc
で「Windows Update」「BITS」が「実行中」か確認- 停止していたら手動で開始
更新キャッシュの破損を疑う
- キャッシュフォルダ(
C:\Windows\SoftwareDistribution
)が破損していると、更新が止まる原因に - キャッシュのリセット手順:
net stop wuauserv
net stop bits
- フォルダを
SoftwareDistribution.old
にリネーム net start wuauserv
net start bits
システムファイルの整合性確認(SFC)
- 管理者でコマンドプロンプトを開き、以下を入力:
sfc /scannow
- システムの破損や欠損があれば自動修復を実行
エラーコードの調査
- エラー番号(例:0x800f081f、0x80070002など)をメモし、MicrosoftサポートやWeb検索で詳細を調べる
- 特定KBの手動インストールが可能な場合もある
トラブルシューティングツールの実行
- 設定 →「システム」→「トラブルシューティング」→「Windows Update」を実行
- 多くの一般的な不具合は自動で修正可能
まとめ表:チェックポイント一覧
インターネット接続状態 | VPN・セキュリティソフトを一時無効化、通信安定性の確認 |
ストレージの空き容量 | 10GB以上の空き容量を確保、不要ファイルの削除 |
Updateサービスの状態 | services.mscで「実行中」であるかを確認 |
更新キャッシュの破損確認 | SoftwareDistributionフォルダをリセット |
システムファイルの整合性 | sfc /scannow で確認・修復 |
エラーコードの調査 | 番号をもとにKB情報や手動インストール方法を確認 |
トラブルシューティングツールの活用 | 設定から簡単に実行、一般的な問題を自動で修正 |
ひとつずつ確認すれば、大半のUpdateトラブルは解決できます。焦らず段階的にチェックしていきましょう。
関連リンク
- Windows Update トラブルシューティング
- SoftwareDistribution フォルダのリセット手順
- DISMとSFCの違いと併用方法
- Windows Update エラーコード早見表
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