[登録されているタグ]
[記事公開日]2025/03/24
BIOS/UEFIでUSBブートを有効にする方法
概要
USBメモリからWindowsやLinuxをインストールしたり、復旧ツールを実行したりするためには、PCが「USBブート」を許可している必要があります。多くのPCでは、初期状態で有効ですが、無効になっている場合はBIOS/UEFI設定で変更可能です。
こんなときに必要
- USBインストールメディアを作成したが起動できない
- 「USBデバイスが見つかりません」と表示される
- セキュアブートとUSB起動の競合がある
もくじ [閉じる]
有効化の手順(共通手順+PCメーカー別)
BIOS/UEFI設定に入る
- PCの電源を入れる/再起動
- ロゴが表示された直後に下記いずれかのキーを連打:
- Dell:F2
- HP:ESC または F10
- Lenovo:F1 または F2
- ASUS:Delete または F2
- NEC/富士通/東芝:F2、F12、ESC など
起動タイミングは一瞬のため、連打がおすすめです
起動関連の設定を探す
- 「Boot」「Advanced」「Startup」「Security」などのタブを確認
- 表記例:「USB Boot」「Removable Devices」「Boot Priority」など
表示内容はメーカーやBIOSのバージョンにより異なります
USBブートを「Enabled」に変更
- 「USB Boot」や「Legacy USB Support」などの項目を探す
- 「Disabled」になっている場合は「Enabled」に変更
セキュアブートが有効な場合、USB起動が制限されることがあります
セキュアブートを無効化(必要に応じて)
- 「Security」や「Boot」メニュー内の「Secure Boot」を「Disabled」に
- 一部機種では「OS Type」を「Other OS」に変更する必要あり
セキュアブートを無効化すると、Windowsの起動に影響する可能性があるため注意
起動順をUSB優先に変更(任意)
- 「Boot Priority」や「Boot Order」でUSBを最上位に配置
- または起動時にF12/F11などでブートメニューを使う
一時的に起動デバイスを選ぶだけなら、ブートメニューの方が便利です
設定を保存して終了
- 通常は「F10」キー →「Yes」で保存して再起動
- USBメモリが接続されていれば、次回起動時に自動でUSBから起動
まとめ
BIOSに入る | PC起動直後にF2/ESC/Deleteキーなどを押す |
USBブート設定を探す | BootやAdvancedメニュー内にあることが多い |
USBブートを有効化 | 「Disabled」→「Enabled」に変更 |
セキュアブート無効化(必要時) | USB起動制限解除。OSによっては不要 |
起動順の変更(またはF12) | USBを起動優先に/一時起動メニューの活用も可能 |
USBブートを使いたいのに起動できないときは、BIOS/UEFI設定を見直せば解決できる場合がほとんどです。
関連リンク
- BIOS/UEFIで起動順位を変更する方法
- セキュアブートを有効/無効にする手順
- USBメモリがブートデバイスとして表示されない原因と対策
- Rufusで作成したUSBが起動しないときのチェック項目
関連記事もどうぞ