[登録されているタグ]
[記事公開日]2025/03/25
手動で更新をインストールする方法(Microsoft Update カタログ)
概要
Windows Update が正常に動作しない場合や、特定の更新プログラム(KB番号)を狙って適用したいときには、「Microsoft Update カタログ」から手動でダウンロードしてインストールする方法があります。この記事ではその手順を詳しく解説します。
こんなときに有効
- Windows Update で特定の更新だけ失敗する
- 更新を複数のPCに手動で適用したい(オフライン環境など)
- ロールアップ更新や累積更新を特定して適用したい
もくじ [閉じる]
Microsoft Update カタログとは?
- Microsoftが公式に提供している更新プログラムの配布サイト
- セキュリティパッチ、ドライバ、ロールアップなど各種更新を直接ダウンロード可能
- 対象のKB番号を検索して手動で取得
URL:https://www.catalog.update.microsoft.com/
手動インストールの手順
インストールしたい更新のKB番号を確認
- Windows Updateのエラーコード画面や、サポート記事などからKB番号を特定
- 例:KB5034843、KB5028185 など
Microsoft Update カタログにアクセス
- サイトにアクセスし、検索バーに「KB番号(例:KB5034843)」を入力して検索
適切なバージョンを選ぶ
- OSのバージョンやアーキテクチャ(64bit / 32bit)に対応したものを確認
- 例:Windows 11 Version 22H2 x64
- 「ダウンロード」ボタンをクリックし、表示されたリンクをクリックして
.msu
ファイルを保存
ダウンロードした更新を実行してインストール
- 保存した
.msu
ファイルをダブルクリック - インストールが始まり、自動的に完了 → 再起動を求められる場合あり
管理者権限は基本不要ですが、失敗する場合は右クリック→「管理者として実行」でも可
コマンドラインからのインストール(上級者向け)
wusa.exe C:\Path\to\updatefile.msu /quiet /norestart
/quiet
:非表示で実行/norestart
:自動で再起動しない(あとで手動)
注意点
- 間違ったアーキテクチャ(32bitに64bitを適用など)だとインストールに失敗します
- 他の更新との競合がある場合、手動での適用ができないこともあります
- 更新の前提条件(他のKB)が必要な場合もあるので、事前確認をおすすめします
まとめ
KB番号の確認 | エラー画面やサポート情報から対象の更新番号を特定 |
カタログサイトで検索 | Microsoft Update カタログでKB番号を直接検索 |
正しいバージョンを選ぶ | Windowsバージョン・ビット数・エディションをしっかり確認 |
msuファイルをダウンロード | 必要な更新をローカル保存し、ダブルクリックで簡単にインストール可能 |
トラブル時はコマンドでも対応 | wusaコマンドで静かにインストールしたり、ログを確認しやすくできる |
Windows Update が使えない状況でも、手動インストールなら確実に更新を適用できる場合があります。
関連リンク
- Microsoft Update カタログ 公式ページ
- エラーコード別の対処法一覧
- Windows Update が止まるときの対処法
- 更新プログラムのアンインストール方法
関連記事もどうぞ