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[記事公開日]2025/03/25
パソコン起動するたびに毎回時刻がずれてしまう原因と解決方法
パソコン起動するたびに毎回時刻がずれてしまう原因と解決方法
概要
パソコンを起動するたびに時刻がずれている、毎回手動で修正しているという症状は意外と多く発生します。これは内部時計の不具合やネットワーク時刻同期の問題、ハードウェアの故障など、複数の原因が考えられます。本記事では、時刻ずれの原因とその解決方法を順を追って解説します。
よくある症状
- 毎回起動時に時刻が数分~数時間ずれている
- ネットに接続しても時刻が自動で合わない
- 手動で修正しても、次回起動時にまたずれている
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主な原因と対処法
CMOS電池の消耗・故障(最も多い原因)
- マザーボード上にあるボタン電池(CMOS電池)が劣化すると、電源OFF中に時計が止まる
対処法:
- デスクトップ:PCのケースを開け、CR2032ボタン電池を交換
- ノートPC:メーカーや型番により分解が必要。公式サポートや修理店に相談
電池交換後、BIOSで日付・時刻を一度設定する必要があります
時刻同期の設定ミス・サーバーの不調
- Windowsは既定で「time.windows.com」と同期しますが、うまくいかない場合もある
対処法:
- 「設定」→「時刻と言語」→「日付と時刻」
- 「今すぐ同期」を実行してみる
- コントロールパネルから「インターネット時刻」→ 別のサーバー(例:
ntp.nict.jp
)に変更
Windowsの時刻同期サービスが停止している
- 時刻同期のサービスが無効になっていると、ネット接続しても自動補正されない
対処法:
services.msc
を実行- 「Windows Time」サービスを探し、状態を「自動(遅延開始)」か「自動」に変更
- サービスを再起動して適用
BIOSの日付・時刻がそもそも間違っている
- BIOSの時計が大きくずれていると、Windows起動後にも正しく補正されないことがある
対処法:
- PC起動時に「F2」「Delete」などでBIOS/UEFIに入り、日時を正確に設定
インターネットに接続されていない
- オフライン環境では、ネットワーク同期が行われないため、時計がずれやすい
対処法:
- ネット接続後に時刻同期を手動実行するか、定期的に時刻確認を行う
まとめ
原因 | 対処方法 |
---|---|
CMOS電池の劣化・故障 | 電池を新品のCR2032に交換。BIOSで時刻を再設定 |
同期サーバーの設定不良 | ntp.nict.jp など信頼できるNTPサーバーに変更 |
Windows Timeサービスの停止 | services.msc で自動起動&開始に設定 |
BIOSの時刻がずれている | BIOS画面で日付と時刻を正確に設定 |
ネット未接続 | 手動での同期を実行、またはオンライン環境に接続して補正を受ける |
起動時の時刻ずれは、CMOS電池の交換+時刻同期設定の見直しで多くが解決します。
関連リンク
- BIOS画面の開き方と基本操作
- Windows Timeサービスの再起動方法
- ntp.nict.jp とは?信頼できる時刻同期サーバー
- Windowsの日付と時刻が勝手にずれる原因と対策
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