[記事公開日]2025/03/25
「このファイルは破損しているため開けません」と表示された場合の対処方法は?
概要
USBメモリやローカル保存されたファイルを開こうとした際、「このファイルは破損しているため開けません」と表示されることがあります。このエラーはファイルそのものが損傷している場合や、システム・ソフト側に不具合がある場合などが考えられます。ここでは、原因ごとの対処法を紹介します。
よくあるケース
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WordやExcel、PDFなど特定のファイル形式で発生
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USBメモリから開いたファイルに多い
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PCのシャットダウン中に保存処理が中断された可能性あり
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原因と対処方法
ファイルが実際に破損している
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保存中の電源切断や取り外しミスなどで内容が破損しているケース
対処法:
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古いバックアップがあればそちらを利用する
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WordやExcelなら「修復モード」で開く(「ファイルを開く」→▼から「開いて修復」)
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専用の修復ツールを利用(例:Stellar Repair、Recuva、Hetmanなど)
ファイル拡張子が正しくない
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拡張子が誤って変更されたり、復元後の拡張子が合っていないことがあります
対処法:
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元のファイル形式を確認し、正しい拡張子(.docx、.xlsx、.pdfなど)に変更
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該当ソフトから「開く」→ファイル種類で「すべてのファイル」に切り替えて試す
読み取り専用やセキュリティ制限による読み込みエラー
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WindowsやUSBメモリのアクセス権制限、読み取り専用属性が原因となることも
対処法:
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ファイルを右クリック→「プロパティ」→読み取り専用チェックを外す
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「セキュリティ」タブから現在のユーザーに「読み取り」権限があるかを確認
ファイルを開くソフトが古い・互換性がない
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古いバージョンのアプリでは、保存形式が新しすぎて読み込めない場合あり
対処法:
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ソフトを最新バージョンにアップデート
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別ソフト(例:LibreOffice、オンラインOffice、PDFビューアなど)で開いてみる
ウイルスやマルウェアによるファイル破損
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ウイルスがファイルを改変・破損する場合もあり注意が必要
対処法:
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セキュリティソフトでスキャンし、感染の有無を確認
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感染が判明したら、他のPCで開かないよう注意しバックアップから復元
まとめ
原因 | 対処方法 |
---|---|
ファイル破損 | バックアップ使用・修復ツール・Officeの修復モードで試す |
拡張子の誤り | 適切な拡張子に変更・対応ソフトから開く |
アクセス制限・属性設定 | プロパティで読み取り専用解除・セキュリティ権限を確認 |
古いソフトの互換性不足 | ソフトをアップデート・他のアプリで開く |
ウイルスによる破損 | スキャンと駆除・他PCに広がらないよう注意し、バックアップで復元 |
ファイルが開けない場合はすぐにUSBを取り外さず、複製を作成したうえで慎重に対処しましょう。
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