[記事公開日]2025/03/25
「ファイルが大きすぎて転送できません」と表示される場合の対応方法は?
概要
USBメモリにファイルをコピーしようとした際、「ファイルが大きすぎて転送できません」と表示されることがあります。このエラーはUSBの空き容量とは無関係に、ファイルシステムの制限(主にFAT32)によって発生します。この記事では、エラーの原因とその解決策を解説します。
よくある状況
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4GBを超える動画・ISO・バックアップファイルをコピーしようとした
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空き容量は十分あるのに転送できない
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「ファイルが大きすぎます」「ディスクに十分な空きがありません」などのメッセージが表示
もくじ [閉じる]
主な原因と対処法
ファイルシステムがFAT32のままになっている
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FAT32は1ファイルの最大サイズが「4GB未満」に制限されている
対処法:
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USBメモリを「exFAT」または「NTFS」形式にフォーマットする
フォーマット手順:
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USBメモリをPCに接続
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エクスプローラーで右クリック →「フォーマット」
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ファイルシステムを「exFAT」または「NTFS」に選択
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「クイックフォーマット」にチェックを入れて開始
フォーマットすると中のデータはすべて消えるため、事前にバックアップを取ってください
別の方法:ファイルを分割して転送する
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フォーマットしたくない場合、一時的にファイルを分割する手段も
対処法:
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「7-Zip」などの圧縮ソフトでファイルを分割(例:4GBごとに分割)
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exFAT/NTFSのUSBが使用できる環境で再結合して使う
別のUSBメモリを使う
まとめ
原因 | 対応策 |
---|---|
FAT32のファイルサイズ制限 | exFATまたはNTFSにフォーマットする(※データバックアップ必須) |
フォーマットできない/したくない | 圧縮ソフトでファイルを分割して転送・再構成 |
USB自体の制限 | exFAT/NTFS対応の別USBメモリを使用 |
このエラーはFAT32の仕様による制限なので、対処法は比較的シンプルです。大容量ファイルを扱う場合は、exFAT形式のUSBメモリを用意するのが最も確実な方法です。
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