[記事公開日]2025/03/25
USBメモリからウイルスがパソコンに感染しないようにする方法は?
トラブルの概要
USBメモリは手軽にデータを移動できる反面、ウイルスやマルウェアの感染経路として悪用されることもあります。知らずに感染ファイルを開いてしまったり、自動実行機能でウイルスが拡散したりするリスクもあるため、事前の予防と対策が重要です。この記事では、USBメモリ経由でのウイルス感染を防ぐための基本的な方法を解説します。
よくある状況
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USBメモリを接続しただけでパソコンが不安定になる
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知らないショートカットや.exeファイルがUSBに作られている
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他人のPCに接続した後、ウイルス感染の警告が出た
感染を防ぐための主な対策
USBの自動実行機能を無効にする(Windows)
自動実行(AutoRun)でのウイルス感染を防止
グループポリシーまたはレジストリで設定可能
信頼できないUSBメモリを接続しない
出所不明のUSBは極力接続しないようにしましょう
接続後すぐにファイルを開かない
まずはセキュリティソフトでスキャンしてから開くようにする
ウイルス対策ソフトを常駐・自動スキャン設定にしておく
USBメモリ接続時に自動的にスキャンしてくれる機能があると安心
拡張子の表示をONにして不審なファイルを見抜く
「.exe」「.vbs」などの実行形式ファイルには特に注意
書き込み禁止スイッチ付きUSBメモリを使う
感染リスクのあるPCに差す前に、物理的に書き込みをロックしておく
対処方法(手順)
自動実行機能を無効にする(Windows)
方法A:グループポリシー(Windows Pro)
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「Win + R」→
gpedit.msc
を入力 -
「コンピューターの構成」→「管理用テンプレート」→「Windowsコンポーネント」→「自動再生ポリシー」
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「すべてのドライブで自動再生を無効にする」を「有効」に設定
方法B:レジストリ(Home版など)
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「Win + R」→
regedit
を入力 -
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Policies\Explorer
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「NoDriveTypeAutoRun」の値を「0x000000FF」に設定
拡張子を表示する設定に変更
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エクスプローラーを開く →「表示」→「表示オプション」→「表示」タブ
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「登録されている拡張子は表示しない」のチェックを外す
まとめ
自動実行を無効にする | 接続しただけでの感染を防止 |
ウイルス対策ソフトの常駐・自動スキャン | 接続時に自動でスキャンして安心 |
信頼できないUSBは使用しない | 感染リスクのあるデバイスを避ける |
拡張子を表示してファイルを確認 | 不審な.exeや.vbsファイルに注意 |
書き込み禁止スイッチの活用 | 感染したPCからの不正書き込みを防止 |
USBメモリを使うときは、便利さと引き換えにセキュリティリスクがあることを理解し、事前の対策を徹底しましょう。
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