[記事公開日]2025/03/25
🚫「USBメモリにアクセスできません。アクセスが拒否されました。」と表示されるときの原因と解決策は?
💾 トラブルの概要
USBメモリを接続した際、「アクセスが拒否されました」と表示され、ドライブを開けない場合があります。このトラブルは、アクセス権限の問題やファイルシステムの破損、セキュリティソフトの影響など、複数の原因が考えられます。この記事では、主な原因と具体的な解決策を紹介します。
📋 よくある状況
-
「アクセスが拒否されました」と表示されて中身が見られない
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他のPCでは正常に開けるのに、自分のPCでは開けない
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ドライブのプロパティは見られるが、エクスプローラーでは開けない
🔍 主な原因と対処法
🔹 ファイルやフォルダーのアクセス権限が変更されている
✅ 別のPCで使用中に所有者が変更され、現在のPCではアクセス権がない可能性あり
🔹 ファイルシステムのエラー・破損
✅ 不適切な取り外しなどにより、NTFSやexFATの構造が壊れている場合がある
🔹 セキュリティソフトや管理者制限の影響
✅ グループポリシーやウイルス対策ソフトがUSBストレージへのアクセスをブロックしていることも
🔹 ドライブレター競合やマウントエラー
✅ 他のドライブと競合し、USBが正しく割り当てられていない可能性も
🛠 対処方法(手順)
1️⃣ アクセス許可を再設定する
-
USBメモリを右クリック →「プロパティ」
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「セキュリティ」タブ →「編集」→「ユーザー名(現在のアカウント)」を選択
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「フルコントロール」にチェックを入れて「適用」→「OK」
2️⃣ 所有者を変更する
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「プロパティ」→「セキュリティ」→「詳細設定」
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「所有者の変更」→「現在のユーザー名を入力」→「適用」
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再度アクセスを試す
3️⃣ chkdskでファイルシステムを修復
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管理者としてコマンドプロンプトを開く
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chkdsk E: /f(※E: はUSBのドライブレター)を入力してEnter -
修復完了後、再接続して動作を確認
4️⃣ ドライブ文字を変更する
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「ディスクの管理」を開く(Win + X →「ディスクの管理」)
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USBメモリを右クリック →「ドライブ文字とパスの変更」
-
「変更」から別のドライブ文字(例:Z:)を割り当てて適用
✅ まとめ
| ✅ 原因 | 📝 解決方法 |
|---|---|
| アクセス権限の不足 | セキュリティタブからフルコントロールを付与 |
| 所有者が異なる | 所有者を現在のユーザーに変更 |
| ファイルシステムのエラー | chkdskで修復を試みる |
| ドライブレターの競合 | 「ディスクの管理」で別の文字に変更 |
| セキュリティソフトの干渉 | 一時的に無効化してアクセスできるか確認(※操作には注意) |
🔹 このエラーはアクセス権限やシステム的な競合が原因であることが多く、設定の見直しで解決するケースが多いです。
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