[記事公開日]2025/03/25
🧹 USBメモリをフォーマットする正しい方法は?
💾 トラブルの概要
USBメモリの動作が不安定だったり、別のデバイスで使用したいときには「フォーマット(初期化)」が有効な手段です。しかし、正しいフォーマット方法やファイルシステムの選択を誤ると、データが失われたり、使えなくなることがあります。この記事では、USBメモリの正しいフォーマット手順と注意点をわかりやすく解説します。
📋 よくある状況
-
他のPCやデバイスでUSBメモリが使えない
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ファイルが削除できない/空き容量が表示されない
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「フォーマットしてください」と表示される
🔍 フォーマット前の注意点
🔹 バックアップを必ず取る
✅ フォーマットするとUSBメモリ内の全データは消去されます
🔹 使用目的に応じてファイルシステムを選ぶ
✅ Windows・Mac・テレビなど使用先によって「FAT32」「exFAT」「NTFS」などの形式を選択する必要があります
🔹 クイックフォーマットと通常フォーマットの違い
✅ クイックフォーマットは短時間で終わりますが、問題があるUSBメモリには通常フォーマットを推奨
🛠 フォーマット手順(Windowsの場合)
1️⃣ エクスプローラーからのフォーマット
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USBメモリをPCに挿入
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「エクスプローラー」→ 対象ドライブを右クリック →「フォーマット」
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ファイルシステム(FAT32/exFAT/NTFS)を選択
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「クイックフォーマット」にチェック(必要に応じて)
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「開始」をクリック → 完了後にUSBメモリが初期化されます
2️⃣ ディスクの管理からのフォーマット
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「スタート」右クリック →「ディスクの管理」を選択
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USBメモリの該当パーティションを右クリック →「フォーマット」
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ファイルシステムとラベルを選択 →「OK」で実行
3️⃣ コマンドプロンプト(diskpart)からのフォーマット
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「cmd」を管理者として実行
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diskpartと入力 →list diskでUSBの番号を確認 -
select disk X(※XはUSBの番号)→clean→create partition primary -
format fs=exfat quickなどを入力して実行
✅ ファイルシステムの選び方の目安
| ファイルシステム | 特徴 | 主な用途 |
|---|---|---|
| FAT32 | 古い規格。4GB以上のファイルは保存不可 | 古い機器やテレビ、車載機器など |
| exFAT | Windows/Mac両対応、大容量ファイル対応 | 最新機器、MacとWindows両用 |
| NTFS | Windows専用、高速・安定 | Windowsでの大量データや高速転送用 |
✅ まとめ
| ✅ 手順/ポイント | 📝 内容 |
|---|---|
| フォーマット前のバックアップ | 全データが消えるため、事前に保存しておく |
| ファイルシステムの選択 | 使用する機器やOSに応じて最適な形式を選ぶ |
| クイック/通常フォーマットの違い | 通常フォーマットは時間がかかるが、不具合のあるUSBには有効 |
| コマンドによる高度な操作も可能 | diskpartでパーティションの作り直しも含めてフォーマットできる |
🔹 USBメモリのフォーマットは、目的に合ったファイルシステムを選び、慎重に手順を進めることが安全な利用への第一歩です。
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