[記事公開日]2025/03/25
LinuxでUSBメモリをフォーマットする方法は?
トラブルの概要
Linux環境でもUSBメモリのフォーマットは可能ですが、Windowsとは操作方法が異なり、初心者には少しハードルが高く感じられるかもしれません。この記事では、Linux上でUSBメモリを安全かつ正確にフォーマットする手順を紹介します。
よくある状況
事前の注意点
-
フォーマットするとUSBメモリ内の全データが削除されます
-
対象のUSBデバイス名を誤ると、他のドライブを消してしまう可能性があるため慎重に操作する必要があります
対処方法(手順)
USBメモリのデバイス名を確認
-
USBメモリを接続
-
ターミナルを開いて次のコマンドを実行:
lsblk
-
/dev/sdb
や/dev/sdc
など、接続されたUSBメモリを特定(容量を参考に判断)
umountでマウント解除
sudo umount /dev/sdX1
※ sdX1
は実際のパーティション名に置き換えてください
ファイルシステムを指定してフォーマット
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FAT32形式にフォーマットする場合:
sudo mkfs.vfat -F 32 /dev/sdX1
-
exFAT形式にフォーマットする場合(exfat-utilsが必要):
sudo mkfs.exfat /dev/sdX1
-
NTFS形式にフォーマットする場合(ntfs-3gが必要):
sudo mkfs.ntfs /dev/sdX1
GUIでのフォーマット(GParted)
-
sudo apt install gparted
でインストール(Ubuntu/Debian系) -
GPartedを起動 → USBメモリを選択
-
パーティションを削除 → 新規作成 → ファイルシステムを選択して「適用」
まとめ
mkfsコマンドでのフォーマット | ターミナルから高速に実行可能。慣れているユーザー向け |
GPartedによるGUI操作 | 視覚的にわかりやすく、誤操作も防ぎやすい |
exFATやNTFSなどの対応 | 追加パッケージをインストールすれば幅広いフォーマット形式に対応可能 |
Linux環境でも、正しい手順を踏めばUSBメモリを自在にフォーマット可能です。コマンドとGUIの両方を活用して、目的に応じた形式を選びましょう。
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