[記事公開日]2025/03/25
USB 2.0とUSB 3.0の速度差はどれくらいありますか?
トラブルの概要
USBメモリや外付けドライブを使うとき、「USB 3.0対応」と書かれているのに転送速度が遅い…そんな疑問を持ったことはありませんか?USB 2.0とUSB 3.0の規格には大きな違いがあり、正しく使い分けることで大幅な速度向上が期待できます。この記事では、両者の理論値・実測値を比較しながら、実際の速度差や活用のポイントを解説します。
よくある状況
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USBメモリを使っているが転送に時間がかかる
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USB 3.0のデバイスなのに思ったより速くない
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ポートやケーブルの違いがよくわからない
USB 2.0とUSB 3.0の主な違い
項目 | USB 2.0 | USB 3.0 |
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最大転送速度(理論値) | 480 Mbps(60 MB/s) | 5 Gbps(625 MB/s) |
実効転送速度の目安 | 約20〜30 MB/s | 約100〜300 MB/s(機器により異なる) |
コネクタの色 | 黒または白 | 青(内部のプラスチックが青色) |
導体数(ピン数) | 4ピン | 9ピン(追加された高速信号線) |
電力供給量 | 最大500mA | 最大900mA(バスパワーでより多く供給可能) |
速度差を活かすためのチェックポイント
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USBポートの確認
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青いコネクタはUSB 3.0の目印
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USB 3.0ポートに接続しないと速度は出ない
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ケーブルの確認
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USB 2.0ケーブルでは3.0の速度は出せない
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必ずUSB 3.0対応ケーブルを使用する
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デバイス側の仕様
まとめ
USB 2.0 | USB 3.0 | |
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理論上の最大速度 | 480 Mbps(60 MB/s) | 5 Gbps(625 MB/s) |
実測速度の目安 | 20〜30 MB/s | 100〜300 MB/s(高性能ならそれ以上も) |
接続環境の必要条件 | ほとんどのPCで対応 | USB 3.0対応ポート・ケーブル・デバイスが必要 |
USB 3.0の性能を引き出すには、「ポート」「ケーブル」「デバイス」の3つをすべて3.0対応にすることがポイントです。
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