[記事公開日]2025/03/25
USBメモリの転送速度を測定する方法は?
トラブルの概要
USBメモリを使用していると、「本当にこのUSBは速いのか?」「読み書き速度が遅くなっていないか?」と気になることがあります。そんなときは、専用のツールやシステム機能を使って、USBメモリの読み取り・書き込み速度を測定することが可能です。この記事では、USBメモリの転送速度を測定する具体的な方法を紹介します。
よくある状況
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USBメモリが遅くなった気がする
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製品のスペック通りの速度が出ているか確認したい
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他のUSBと速度を比較したい
測定に使える主なツール(Windows)
CrystalDiskMark(定番)
読み取り・書き込み速度を簡単に測定可能
複数回テストして平均値を表示してくれる
USBDeview(NirSoft)
USBデバイスの接続履歴・速度・動作情報を確認可能
ポートごとの速度評価も可能
ATTO Disk Benchmark
書き込み/読み取りの詳細なサイズ別測定に対応
測定に使える主なツール(Linux)
ddコマンド(ターミナル)
sync; echo 3 | sudo tee /proc/sys/vm/drop_caches
sudo dd if=/dev/zero of=/media/usb/testfile bs=1M count=1000 oflag=direct
実際に書き込むことで速度を計測
GNOME Disks(GUIツール)
Ubuntu系で利用可能。ドライブを選択 → 「ベンチマーク」から速度測定
測定時の注意点
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他のアプリを閉じる:バックグラウンド処理の影響を受けるため
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USB 3.0ポートに接続する:速度の測定結果に大きく影響
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大きなファイルサイズで測定:小さなファイルでは安定しにくい
まとめ
CrystalDiskMark | Windows定番の速度測定ツール。読み書き速度が数値でわかる |
USBDeview | USBデバイスの詳細情報確認と簡易測定 |
ddコマンド(Linux) | ターミナルから実際の書き込み速度を計測 |
GNOME Disks | Linux GUIから視覚的に速度測定可能 |
USBメモリの速度測定は、製品選びやトラブル診断に役立つ情報となります。定期的にチェックして性能を把握しましょう。
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