[記事公開日]2025/03/25
USBメモリが異常に熱くなるのは正常ですか?
トラブルの概要
USBメモリを使用中に触ってみると、異常に熱くなっていることがあります。「このまま使って大丈夫?」「壊れる前兆なのでは?」と不安になる方も多いでしょう。この記事では、USBメモリの発熱がどの程度まで正常範囲なのか、過熱の原因と対処法について解説します。
よくある状況
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ファイルコピー中にUSBメモリがかなり熱くなる
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長時間接続していたら抜けないほど高温に
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使用後すぐに触ると熱くて驚いた
USBメモリの発熱はある程度は正常
通常の動作温度は40〜60℃前後
転送中やアクセス中には発熱するのが普通
小型で放熱しにくい構造のため、他のデバイスより熱くなりやすい
ケースが金属製の場合は熱く感じやすい
アルミなどの外装は内部熱を外に逃がすため触ると熱く感じる
高負荷・長時間接続は温度上昇の要因
大容量のデータを連続で読み書きする、長時間PCに挿しっぱなしにするなど
異常発熱の可能性があるケースと対処法
熱すぎて触れない(70℃以上)場合
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高温すぎると内部メモリチップに悪影響を与える可能性
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一度取り外し、冷ましてから再接続する
他のUSBメモリと比べても明らかに熱い
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同条件で比較し、発熱が異常な場合は初期不良や劣化の可能性あり
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別のUSBポートやPCでも同様なら使用中止を検討
本体が膨らんだ、溶けた、焦げ臭い匂いがする
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重大な故障の兆候。データを早急にバックアップして使用を中止する
発熱を抑えるための予防策
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長時間の接続は避け、使用後はこまめに取り外す
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大容量のコピーは一度に大量処理せず、分割して行う
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ハブではなくPC本体のポートを使用する(電源供給が安定)
まとめ
やや熱い(40〜60℃) | 通常動作中の発熱。金属筐体は特に熱を感じやすい |
熱いが触れる(60〜70℃) | 高負荷による温度上昇。冷却と使用時間の調整で対応 |
触れない・異臭・形状変化あり(70℃超) | すぐに使用を中止し、データを退避。交換や処分を検討 |
USBメモリの発熱はある程度は正常ですが、過度な熱は寿命や安全性に影響を及ぼす可能性があるため注意が必要です。
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