[記事公開日]2025/03/25
USBメモリが物理的に破損した場合、データを復旧する方法は?
トラブルの概要
USBメモリが折れたり、コネクタが曲がったり、基板が割れてしまうなどの物理的な破損が発生すると、通常の方法ではデータにアクセスできなくなります。こうしたケースでも、破損の程度によってはデータ復旧が可能な場合があります。この記事では、物理的に破損したUSBメモリからデータを復旧するための方法を紹介します。
よくある状況
-
USBメモリを落としたり、圧迫してコネクタが折れた
-
差し込んだ状態で強い力が加わり基板が損傷した
-
LEDは点灯するが、PCが認識しない
主な破損パターンと対処法
USBコネクタ部分の損傷
はんだ外れやピン折れの場合、修理によって一時的な復旧が可能なことがある
電子工作に慣れていれば再はんだも選択肢。ただしリスクは高め
基板の破損や割れ
専門のデータ復旧業者に依頼し、チップレベルでの復旧を行う必要あり
自力での修理・復旧はほぼ不可能
フラッシュメモリチップ自体は無事な場合
専門業者でチップを取り出し、読み取り機器で解析・復旧可能
対処方法(復旧ステップ)
安易に通電を試みない
-
損傷状態で電源を入れるとさらなる故障やショートのリスクあり
目視で破損箇所を確認する
-
コネクタのはんだ割れ、ピンの折れ、基板の断線など
はんだ補修が可能か判断(経験者向け)
-
精密はんだ作業に自信がある場合、コネクタの修復を試みる
専門のデータ復旧業者に依頼
-
「物理障害対応」と記載された復旧サービスを選ぶ
-
実績や口コミ、料金体系を事前に確認
今後の対策としてバックアップ習慣を見直す
-
定期的な複製保存やクラウドとの併用を検討する
まとめ
USB端子のぐらつき・外れ | はんだ補修で一時的に復旧できる場合あり |
基板の損傷・割れ | 自力での復旧は不可。専門業者によるチップ解析が必要 |
認識しないがLEDが点灯する | チップが生きていればデータ復旧の可能性あり |
物理的な破損は自力での対応が難しく、データの重要度に応じて早めに専門業者へ相談することが鍵となります。
関連リンク
関連記事もどうぞ