[記事公開日]2025/03/25
🔄 WindowsとMacの両方で使用できるUSBメモリのフォーマット形式は?
💾 トラブルの概要
USBメモリをWindowsとMacの両方で使いたい場合、フォーマット形式の違いによってデータの読み書きができなかったり、片方でのみ対応しているといった問題が起こることがあります。この記事では、両方のOSで使えるフォーマット形式とその特徴について解説します。
📋 よくある状況
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Macで作成したUSBメモリがWindowsで認識されない
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WindowsでフォーマットしたらMacで読み取れなくなった
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双方でデータの読み書きができるようにしたい
🔍 主要フォーマット形式と対応状況
もくじ
1️⃣ FAT32(最も互換性が高い)
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✅ Windows/macOS/Linuxのすべてで読み書き可能
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⚠️ 1ファイル4GBの制限がある
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⚠️ パーティションサイズは最大2TB(OSによって制限あり)
2️⃣ exFAT(大容量対応かつ高互換)
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✅ WindowsとmacOSで完全な読み書きが可能(OS X 10.6.5以降)
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✅ 4GB以上のファイルも扱える
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⚠️ 古いOSでは認識できないことがある(要アップデート)
3️⃣ NTFS(Windows向け)
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✅ Windowsでの読み書きに最適
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⚠️ Macでは標準で読み取りのみ(書き込み不可、別途ドライバが必要)
4️⃣ HFS+/APFS(Mac向け)
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✅ macOSで最適なフォーマット
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⚠️ Windowsでは基本的に読み書き不可(サードパーティソフトが必要)
🛠 おすすめのフォーマット選択基準
| 利用目的 | 推奨フォーマット形式 |
|---|---|
| 両OSで日常的に読み書きしたい | exFAT |
| 小容量ファイルを安全にやり取りしたい | FAT32 |
| Windowsでしか使わない/高速転送したい | NTFS |
| Mac専用のバックアップや起動ディスクにしたい | APFS または HFS+ |
✅ フォーマット手順(Windows・Mac共通)
Windowsの場合:
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USBメモリを接続
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エクスプローラーで右クリック →「フォーマット」
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「ファイルシステム」からexFATまたはFAT32を選択し、開始
macOSの場合:
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USBメモリを接続
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「ディスクユーティリティ」を開く
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対象USBを選択 →「消去」→「exFAT」または「MS-DOS(FAT)」を選んで実行
✅ まとめ
| ✅ フォーマット形式 | 📝 対応と特徴 |
|---|---|
| FAT32 | 高互換性。4GB以上のファイル制限あり |
| exFAT | 高互換かつ大容量対応。最新OSならおすすめ |
| NTFS | Windows専用。Macでは読み取りのみ(書き込みには追加ソフトが必要) |
| HFS+/APFS | Mac専用。Windowsでは基本非対応(要サードパーティツール) |
🔹 USBメモリをWindowsとMacの両方で使いたいなら、「exFAT」形式が最もバランスが良く安全な選択肢です。
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