[記事公開日]2025/03/25
偽物のUSBメモリを見分ける方法はありますか?
トラブルの概要
ネット通販やフリマアプリなどで安価に購入したUSBメモリの中には、実際の容量より多く表示される「偽物USBメモリ」が混在しています。見た目は普通でも、実際に使ってみるとファイルが壊れたり消えたりすることも。この記事では、偽装USBメモリを見抜くためのチェック方法を紹介します。
よくある状況
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表示は「128GB」だが、大きなファイルを書き込むと破損する
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書き込んだはずのファイルが再接続後に消えている
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有名メーカーのロゴ付きだが、品質に違和感がある
偽物USBメモリを見抜くためのチェックポイント
容量テストツールを使う(最も確実)
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H2testw(Windows)
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全容量に対してデータを書き込み、書き戻して検証
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エラーが出る場合は偽装の可能性大
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FakeFlashTest(Windows)
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USBメモリの容量が詐称されていないか高速でテスト
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F3(macOS/Linux)
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H2testwと同様の機能をCLIで実行可能
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ChipGeniusでコントローラー情報を確認
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USBメモリのチップ構成やメーカーIDを確認
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正規メーカーのはずなのに不明なチップが使われていると怪しい
見た目・パッケージの品質をチェック
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ブランドロゴが粗い/パッケージが簡素/スペルミスなどがあれば要注意
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USB端子の仕上げや色(プラスチック部)も参考に
市販価格との乖離を疑う
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明らかに安すぎる場合は疑う(128GBで数百円など)
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正規代理店・大手家電量販店以外の購入には注意
検証手順(H2testwの例)
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USBメモリをPCに挿入
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H2testwを起動し、対象ドライブを選択
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「すべての空き容量をチェック」に設定
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「書き込み+検証」実行 → エラーの有無で確認
まとめ
容量チェックツールの利用 | H2testw/FakeFlashTest/F3で書き込み検証 |
チップ情報の確認 | ChipGeniusなどで内部構成を調査 |
見た目や包装の違和感 | ロゴ・印字・外観の品質が正規品と異なる場合は注意 |
市場価格と比較する | 異常に安価な製品は避ける。信頼できる販売元からの購入が基本 |
偽物USBメモリは信頼性に欠けるだけでなく、大切なデータを失うリスクが高いため、購入前・使用前に必ず確認を行いましょう。
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