📂 USBメモリに最適なファイル転送サイズはありますか？｜9. その他のよくある質問パソコントラブル解決大事典

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［記事公開日］2025/03/25

USBメモリに最適なファイル転送サイズはありますか？

概要
USBメモリを使ってデータを転送するとき、「転送速度が遅い」「大きなファイルがコピーできない」などの問題に直面することがあります。これはファイルサイズやUSBメモリのフォーマット形式、転送方式による影響が関係しています。この記事では、USBメモリでのファイル転送に最適なサイズや注意点を紹介します。

よくある状況

4GB以上の動画ファイルがUSBに入らない
複数ファイルをまとめてコピーすると極端に遅くなる
転送中にフリーズやエラーが発生する

影響を与える主な要因

もくじ [閉じる]

1 ファイルシステムの制限
2 転送速度とファイルの数
3 バッファサイズやキャッシュ設定

ファイルシステムの制限

FAT32：最大ファイルサイズは約4GBまで
exFAT：理論上16EBまで。4GB以上のファイルに対応
NTFS：Windows向けで安定性あり。制限なしだがMacで互換性が落ちる

4GB以上のファイルを扱うならexFATまたはNTFSが必須

転送速度とファイルの数

小さいファイルを大量にコピーすると転送効率が悪くなる（オーバーヘッドが増える）
大きなファイルを1つずつ転送する方が高速になることが多い
USB 3.0以上対応メモリを使うと速度が大幅に改善

バッファサイズやキャッシュ設定

転送設定（OS側）によっても速度が変わる
Windowsの「高パフォーマンス」設定で転送速度アップ可能

おすすめの転送サイズと設定

1ファイルあたりのサイズは 100MB〜1GB程度が最も効率的（大きすぎず小さすぎず）
写真や書類など小ファイル多数の場合は ZIP圧縮してからまとめて転送
4GB超のファイルがある場合は USBメモリをexFATでフォーマット

まとめ

項目	内容・対策
ファイルシステム制限	FAT32は4GB制限あり、exFATやNTFSが大容量に対応
最適な転送ファイルサイズ	100MB〜1GB程度のファイルが転送効率・安定性ともに良好
小ファイル多数の対策	ZIPなどでまとめることで転送時間を短縮
高速転送の工夫	USB 3.0以上／高パフォーマンス設定／キャッシュ有効活用など