[記事公開日]2025/03/25
🗂️ バックアップとアーカイブの違いは何ですか?
💾 概要
「バックアップ」と「アーカイブ」は、どちらもデータを保存する手段ですが、目的や使い方に明確な違いがあります。混同しやすいこの2つの概念を正しく理解しておくことで、データ管理の効率や安全性が大きく向上します。
📋 それぞれの定義
🔄 バックアップとは
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目的:万が一のための“復元”
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システム障害・誤操作・ウイルス感染などで失われたデータを「元の状態に戻す」ためのコピー
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定期的に更新され、短期的なリカバリを目的とする
🗃️ アーカイブとは
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目的:長期間の“保管・記録”
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今は使わないが、将来的に参照する可能性があるデータを保管
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通常、圧縮や一時保存され、日常的にはアクセスされない
🔍 主な違いの比較
| ✅ 比較項目 | バックアップ | アーカイブ |
|---|---|---|
| 目的 | 復元(障害やミスに備える) | 保管(記録として残す) |
| 使用頻度 | 高い(トラブル発生時に即利用) | 低い(必要なときにのみ参照) |
| 保存対象 | 使用中のデータ、システム全体など | 過去のデータ、更新されないファイルなど |
| 保存期間 | 短〜中期(数日〜数か月) | 長期(年単位〜半永久) |
| 保存場所 | ローカル/クラウドなど複数箇所が推奨 | 低コストストレージ、オフライン保管などが一般的 |
🔧 使い分けのポイント
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重要な日常業務のファイル → バックアップ
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法的・会計的な保存義務があるデータ → アーカイブ
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頻繁に更新される作業ファイル → バックアップ
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古いけど削除できない履歴ファイル → アーカイブ
✅ まとめ
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バックアップ=トラブルからの“復旧”手段
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アーカイブ=使わないが消せない“保管”手段
どちらもデータ保護には欠かせない要素ですが、目的に応じた使い分けが重要です。
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