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[記事公開日]2025/03/25
外付けストレージを選ぶ際の容量と速度の目安は?
概要
バックアップやデータ保存のために外付けストレージを選ぶ際、「どのくらいの容量が必要か?」「転送速度はどの程度が適切か?」と悩むことがあります。この記事では、使用目的に応じたストレージ容量と速度の目安をわかりやすく紹介します。
外付けストレージの種類
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SSD(ソリッドステートドライブ):高速・耐衝撃性に優れるが価格は高め
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USBメモリ/SDカード:小容量・携帯性に優れるが書き換え寿命に注意
容量の目安(使用目的別)
使用目的 | 推奨容量 | 備考 |
---|---|---|
ドキュメント・写真の保存 | 128GB〜500GB | テキストやJPEG写真が主なら少容量でも十分 |
音楽・動画コレクションの保存 | 500GB〜2TB | 音楽は圧縮率によるが、動画(特にHD/4K)は容量を圧迫 |
システム全体のバックアップ | 1TB〜4TB | PCのストレージ容量+将来の増加分も見越すと安心 |
複数PCの共有・アーカイブ用途 | 4TB以上 | NASやRAID構成も検討対象になる |
写真・動画のRAW/高画質編集 | 2TB〜8TB | 大容量が必要。保存メディアは信頼性も重視 |
転送速度の目安(インターフェース別)
接続方式 | 理論最大速度 | 実効速度の目安 | 特徴・用途例 |
---|---|---|---|
USB 2.0 | 480Mbps(約60MB/s) | 20〜30MB/s程度 | 小容量ファイル/古いPC向け |
USB 3.0/3.1 Gen1 | 5Gbps(約625MB/s) | 100〜150MB/s程度 | 一般的な外付けHDD・SSDに最適 |
USB 3.2 Gen2 | 10Gbps(約1250MB/s) | 200〜500MB/s程度 | 高速SSDとの組み合わせにおすすめ |
Thunderbolt 3/4 | 最大40Gbps | 最大2,000MB/s以上 | 映像編集・4K/8K素材処理などプロ向け |
SATA(外付け用) | 最大6Gbps(約750MB/s) | 100〜200MB/s程度 | 外付けケース内蔵HDD/SSD向け |
選び方のポイント
容量選定のコツ
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使用中のPCのストレージ容量を基準に1.5〜2倍が目安
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将来的なデータ増加を見越して余裕を持たせる
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フルバックアップを想定する場合、空き容量を常に20〜30%確保すると動作が安定
速度選定のコツ
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写真や書類保存:USB 3.0で十分
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動画編集/大量コピー:USB 3.2 Gen2以上推奨
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頻繁なバックアップや大容量作業:SSD + 高速インターフェースの組み合わせが最適
「自分の用途」に応じた容量と速度を把握して選ぶことが、快適なストレージ運用の鍵です。
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