[記事公開日]2025/03/25
オンラインストレージを使う際のセキュリティ対策は?
概要
Google DriveやDropbox、OneDriveなどのオンラインストレージは、データの保存や共有にとても便利ですが、その一方でセキュリティ対策が不十分だと情報漏洩やアカウント乗っ取りのリスクがあります。この記事では、オンラインストレージを安全に利用するための基本的かつ実践的なセキュリティ対策を紹介します。
もくじ [閉じる]
基本のセキュリティ対策
強力なパスワードを設定する
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英数字+記号を組み合わせた12文字以上のパスワードを使用
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同じパスワードを他のサービスで使い回さない
二段階認証(2FA)を有効にする
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ログイン時に確認コードを要求する仕組み
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万が一パスワードが漏れても、不正ログインを防げる
信頼できる端末・ネットワークでのみ使用
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公共Wi-Fiでのアクセスは避け、VPNを利用するのが理想
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共有PCや他人の端末ではログインしない
データの保管・共有時の注意点
アップロードするファイルの中身を確認
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個人情報や機密情報が含まれていないかチェック
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不要なメタデータ(撮影情報など)は削除しておく
ファイル共有の設定に注意する
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「リンクを知っている人が閲覧可能」は便利だがリスクも高い
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特定のユーザーに限定/パスワード付きリンクが安全
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編集権限は必要最小限にする
定期的にアクセス権限を見直す
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過去に共有したファイルやフォルダの公開範囲を確認
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使用しなくなった共有リンクは無効化しておく
その他のセキュリティ強化策
データを暗号化して保存
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オンラインストレージにアップロードする前にローカルで暗号化
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VeraCrypt、7-Zip(パスワード付き圧縮)などのツールを活用
アクティビティログを確認する
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不審なアクセスがないか、アカウントのログ履歴を定期的に確認
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通知機能があるサービスでは通知を有効に
セキュリティソフト・OSを常に最新に保つ
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アップデートで脆弱性を修正することが重要
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オンラインストレージだけでなく、PC・スマホ側も安全に保つ
まとめ:オンラインストレージを安全に使うポイント
項目 | セキュリティ対策例 |
---|---|
アカウント管理 | 強力なパスワード/二段階認証の導入 |
アクセス環境 | 信頼できるネットワーク/VPN/共有PCを避ける |
ファイル共有 | 限定共有・パスワード保護・アクセス期限設定 |
データ保護 | アップ前の暗号化・定期的な共有設定の見直し |
不正検知・予防 | アクティビティ確認・通知設定・ウイルス対策ソフトの導入 |
利便性と安全性を両立するには、「ちょっとした設定」と「日常的な意識」が鍵になります。
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