[記事公開日]2025/05/07
[最終更新日]2025/05/20
インストール中にエラーコードが表示された場合の対処法は?
もくじ
はじめに
Windowsでアプリケーションをインストールする際に、特定の「エラーコード」が表示されて処理が止まることがあります。これらのエラーは原因ごとに意味が異なり、適切な対処を行わないとインストールを再試行しても同じエラーが出続ける可能性があります。本記事では、よくあるエラーコードの種類とその対処法について解説します。
🔍 よくあるエラーコードとその意味・原因
0x80070643 / 0x643
-
原因: Windowsインストーラーまたは.NET Frameworkの破損
-
対処法:
-
Windows Updateの適用状況を確認
-
.NET Framework 修復ツールを使用
-
セキュリティソフトを一時停止して再試行
-
0x80070005(アクセス拒否)
-
原因: 権限不足、管理者権限がない、またはフォルダにアクセスできない
-
対処法:
-
インストーラーを「管理者として実行」
-
UAC(ユーザーアカウント制御)設定を一時的に緩める
-
インストール先フォルダのアクセス権を確認
-
0x80072EE7 / 0x80072EFD
-
原因: ネットワーク接続の問題(DNS、プロキシ、ファイアウォールなど)
-
対処法:
-
インターネットに正常接続されているか確認
-
DNS設定をGoogle Public DNS(8.8.8.8)などに変更
-
セキュリティソフトのファイアウォール設定を見直す
-
0x800B0109
-
原因: 信頼されていない証明書によりインストーラーがブロックされている
-
対処法:
-
最新のWindows Updateを適用
-
公式サイトから署名付きの最新インストーラーを取得
-
0x80070422
-
原因: Windows Update サービスが無効になっている
-
対処法:
-
管理者権限でコマンドプロンプトを開き、以下を実行:
net start wuauserv -
「サービス」アプリから Windows Update を有効にする
-
🛠 エラー共通の対処チェックリスト
-
管理者権限でインストーラーを実行する
-
セキュリティソフトやファイアウォールを一時的に停止する
-
Windowsを最新の状態にアップデートする
-
インターネット接続やDNSの確認を行う
-
エラーコードで検索し、公式サポートページで詳細を確認する
✅ まとめ
| 💡 エラーコード | 🔍 原因 | 🔧 主な対処法 |
|---|---|---|
| 0x80070643 | インストーラーや.NETの問題 | 修復ツール・Windows Updateの確認 |
| 0x80070005 | 権限不足・アクセス拒否 | 管理者実行・UAC緩和・アクセス権確認 |
| 0x80072EE7 | DNS・プロキシなどの通信障害 | DNS変更・ネット接続確認 |
| 0x800B0109 | 不明な証明書 | Windows Update・署名付きインストーラー使用 |
| 0x80070422 | Windows Updateが無効化されている | サービスの有効化・再起動 |
📝 最後に
インストール時のエラーコードは、ただの数字の羅列ではなく、それぞれが明確な意味と原因を示しています。落ち着いて内容を読み解き、ひとつずつ切り分けて対処していくことで、多くのインストールトラブルは解決可能です。
➡️ 関連リンク
➡️ 同じカテゴリの別の記事はこちら
