[記事公開日]2025/05/08
[最終更新日]2025/05/20
アプリの互換モードを設定する方法は?
もくじ
はじめに
古いアプリケーションが新しいWindowsバージョンで正しく動作しない場合、「互換モード」を使うことで問題が解決することがあります。互換モードは、過去のWindows環境を再現する機能で、旧バージョン用に作られたアプリでも動作する可能性が高くなります。この記事では、Windowsの互換モードを設定する方法と、注意点についてわかりやすく解説します。
🔧 互換モードを設定する手順
1️⃣ アプリのショートカットまたは実行ファイルを右クリック
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デスクトップ上のショートカット、もしくはアプリのインストール先(例:C:\Program Files)にある .exe ファイルを右クリックし、「プロパティ」を選択します
2️⃣ 「互換性」タブを選択
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プロパティウィンドウの上部にある「互換性」タブをクリックします
3️⃣ 「互換モードでこのプログラムを実行する」にチェックを入れる
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チェックを入れると、Windows XP、Windows 7、Windows 8などの選択肢が表示されるので、アプリが開発された時期に近いOSを選択
4️⃣ 管理者権限の設定も同時に検討
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同じ「互換性」タブ内の「管理者としてこのプログラムを実行する」にもチェックを入れておくと、起動トラブルを防げることがあります
5️⃣ 「適用」→「OK」で設定を保存
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その後、アプリを通常通り起動し、互換モードで動作するか確認します
💡 互換モードが有効なケース
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Windows 10/11で古いソフト(例:XP/7時代のアプリ)を動かす
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インストールや起動時に「このアプリはこのバージョンのWindowsでは動作しません」と表示される
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UIが崩れる、フォントやレイアウトが乱れるといった症状が出る
⚠️ 互換モードの注意点
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すべてのアプリに対して互換モードが効果的とは限らない
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設定後も不具合が解消しない場合は、仮想環境(例:Windows XP Mode、仮想マシン)を検討
✅ まとめ
| 📋 操作 | 💡 ポイント |
|---|---|
| 実行ファイルを右クリック→プロパティ | 「互換性」タブで設定を行う |
| 互換モードを有効化 | 対応OSを選択(XP/7/8など) |
| 管理者権限で実行 | 起動エラーを回避しやすくなる |
| 互換モードが無効な場合 | 仮想マシン環境の使用を検討(例:Hyper-V、VirtualBoxなど) |
📝 最後に
アプリが新しいWindows環境でうまく動かないときは、互換モードを試す価値があります。OSとの相性問題はこれで解消するケースも多く、特に業務用ソフトや古いユーティリティを使用している場合は有効な手段となります。
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