[記事公開日]2025/05/28
[最終更新日]2025/11/14
Excelでエラーコード 0xc0000102 が出た場合の詳細な対処法ガイド
エラーコード 0xc0000102 は、Windowsアプリケーション(この場合は Excel)の実行時に発生する “STATUS_FILE_CORRUPT_ERROR” を意味し、ファイルの破損または読み取りエラー が原因であることが多いです。以下に、Excelでこのエラーが発生した場合の対処法を詳しく解説します。
もくじ
🔍 主な原因
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開こうとしている Excel ファイル自体が破損している
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Excel のインストールファイルに問題がある
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セキュリティソフトが動作を妨げている
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Windowsシステムファイルに破損がある
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一時ファイル・キャッシュの異常
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アドインやスタートアップ設定の不具合
✅ 対処法一覧(順に実施)
1. 「開いて修復」機能を使う
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Excelを起動
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「ファイル」 → 「開く」 → 「参照」から該当ファイルを選択
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「開く」ボタンの▼をクリック → 「開いて修復」を選択
これにより、Excelが自動で破損ファイルの修復を試みます。
2. Officeの修復を行う
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「設定」→「アプリ」→「Microsoft 365(またはOffice)」→「変更」
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「クイック修復」または「オンライン修復」を選択
オンライン修復はより強力な修復方法で、再インストールに近い処理です。
3. Excelのセーフモードで起動する(アドイン無効化)
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Win + Rを押して「ファイル名を指定して実行」を開く -
excel /safeと入力し、Enter
これでExcelがセーフモードで起動します。
正常に起動すれば、アドインや外部マクロが原因の可能性があります。
→「ファイル」→「オプション」→「アドイン」→「管理」から無効化可能
4. ウイルス対策ソフトの一時停止・除外設定
一部のウイルス対策ソフトがExcelのファイル動作を誤検出するケースがあります。
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ウイルス対策ソフトを一時的に無効化してExcelを開いてみる
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Excel実行ファイル(
EXCEL.EXE)や該当ファイルを除外設定に追加
5. 一時ファイルとキャッシュの削除
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Win + R→%temp%→ 表示されたフォルダ内をすべて削除 -
以下フォルダも確認:
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C:\Users\ユーザー名\AppData\Local\Microsoft\Office\16.0\
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Excelの設定キャッシュをクリアすることで、起動エラーが改善されることがあります。
6. システムファイルの整合性チェック
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管理者として「コマンドプロンプト」を起動
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以下のコマンドを入力し実行:
sfc /scannow
システムファイルの破損をチェック・修復します。
7. 他ソフトで開いて保存しなおす(ファイル破損時)
LibreOffice や Google スプレッドシートで破損ファイルが開ける場合、内容を復元できる可能性があります。
→ 開けたら再保存して、Excelで再度読み込みを試す。
8. 完全に再インストールする(最終手段)
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Officeをアンインストールし、PCを再起動
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Microsoft公式から最新版を再インストール
📌 状況別対処チャート
| 症状の出るタイミング | 原因 | 優先対処法 |
|---|---|---|
| Excel起動時 | アドイン・本体破損 | セーフモード→Office修復 |
| 特定ファイルのみ | ファイル破損 | 開いて修復→他ソフトで開く |
| ダブルクリック時のみ発生 | 関連付けエラー | Excelから手動で開く |
🔗 関連リンク(公式)
ご不明な点や状況に応じた個別アドバイスをご希望の場合は、Excelのバージョンや使用環境、エラーが表示される具体的なタイミングをお知らせください。
