[記事公開日]2025/06/17
[最終更新日]2025/11/14
dynabook T552/47GK(PT55247GBHK)の動作が非常に遅いときの原因と対処法(Windows 10)
📄 この記事は、実際に寄せられたご相談内容をもとに、古いノートパソコンでよく見られる「起動が遅い」「操作全般が重い」「シャットダウンにも時間がかかる」といったパフォーマンス低下に関して、原因と自分でできる対処法をできる限り丁寧に解説しています。
もくじ
📌 このページの目的
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✅ dynabook T552/47GKがとにかく遅いときの原因を整理する
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✅ 自分でできる改善策を提案し、買い替え前の延命措置を検討できるようにする
機種:Toshiba dynabook T552/47GK(PT55247GBHK)
OS:Windows 10
🔍 症状の概要
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起動に非常に時間がかかる(5分以上)
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起動後の操作も全体的にもたつく
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アプリの立ち上げやファイル操作が遅い
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シャットダウンにも10分以上かかる
このような状態は、ハードウェアの老朽化(特にHDD)やソフトウェアの蓄積的な負荷が主な原因です。
🧩 考えられる原因と詳細
① HDD(ハードディスク)の経年劣化と性能限界
📌 背景:
📌 対処法:
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HDDの健康状態をCrystalDiskInfoなどで確認
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SSDへの換装を強く推奨(速度は2~10倍に改善)
② スタートアップアプリ・バックグラウンドプロセスの多さ
📌 背景:
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起動時に不要なアプリが大量に動作すると、処理能力を大きく消費する
📌 対処法:
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タスクマネージャー→スタートアップで不要な項目を「無効」に設定
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「設定」→「アプリと機能」→バックグラウンドアプリを制限
③ メモリ容量の不足(4GBまたは8GB構成)
📌 背景:
📌 対処法:
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メモリを増設(8GB以上推奨)
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同時に起動するアプリを制限する
④ 不要ファイルや一時データの蓄積
📌 背景:
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一時ファイル、キャッシュ、ログなどがCドライブを圧迫
📌 対処法:
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ディスククリーンアップや「ストレージセンサー」を活用して不要データを削除
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CCleanerなどの外部ツールも可(使用には注意)
⑤ ウイルス対策ソフトや重い常駐アプリの影響
📌 背景:
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無料版セキュリティソフトや古い常駐ツールがメモリとCPUを圧迫している可能性
📌 対処法:
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セキュリティソフトをWindows Defenderに一本化
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古いユーティリティソフト(バッテリー管理・アップデート通知など)を無効化
🛠 自分でできる改善ステップまとめ
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💽 HDDの健康診断とSSD換装の検討
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🚫 スタートアップとバックグラウンドアプリの整理
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🧠 メモリ増設または使用量の見直し
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🧹 ディスククリーンアップと不要ソフトのアンインストール
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🔄 Windows Updateとドライバの更新確認
🤔 それでも改善しない場合は?
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HDDの劣化が進んでいる場合、ソフト的な対応では限界があります
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起動ドライブをSSDに交換することで、多くの症状は改善可能です
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長年使用しているパソコンでは、システムのクリーンインストールも有効な手段です
📝 まとめ
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dynabook T552/47GKの動作が遅い主な原因はHDDの性能限界とメモリ不足、不要なアプリの常駐
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SSD換装とメモリ増設、ソフト整理によって大幅な改善が期待できます
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買い替える前に、基礎的な改善を試して延命を検討しましょう
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