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[記事公開日]2025/06/18

外付けHDDを複数つなぐと遅くなる?原因と快適に使うコツ

複数の外付けHDDを同時に使っていて、「動作が重くなった」「コピーに時間がかかる」「フリーズすることが増えた」などの不調を感じたことはありませんか?

HDDそのものに問題がない場合でも、USBポートやシステム側の構成によって、転送速度の低下や不安定な動作が起こることがあります。

この記事では、外付けHDDを複数接続したときに発生する遅延や速度低下の原因を深掘りし、それらを改善するための対策や快適に使うためのポイントを、限界まで詳しく解説します。


🛠 複数接続時によくある症状

  • ファイルのコピーが極端に遅くなる(MB/s → KB/sに)

  • HDDの認識が不安定になる/再接続が頻繁に発生

  • 同時使用時に動作がカクつく/アプリケーションがフリーズする

  • 書き込み中のHDDだけ反応がなくなる

  • パソコンの起動時に一部のHDDだけが認識されない

こうした現象は、単にHDDが古い・不良というわけではなく、PCやUSBの処理能力、電源供給の仕組みに関係していることが多くあります。


1️⃣ 🔍 複数HDD接続時の速度低下の主な原因

① USB帯域の共有

USBポートは見た目は複数あっても、内部ではハブを通じてバスが共有されていることが多く、複数のHDDが同時にデータ転送を行うと帯域不足により全体の速度が低下します。

② 電力供給の限界(バスパワー使用時)

バスパワーで動作するHDDを複数同時に使うと、ポートごとの供給電力が足りず、回転不安定・接続切れ・動作不能などを引き起こします。

③ ドライバやチップセットの処理制限

USBのホストコントローラやドライバ側が複数デバイスの同時制御に対応しきれず、転送効率が低下するケースも。特に古いマザーボードやチップセットでは起こりやすい。

④ HDD同士のアクセス競合

複数HDDに同時アクセスする処理(バックアップ、同期、メディア再生など)が重なり、ストレージI/Oがボトルネックになる。

⑤ PCのスペックや処理能力不足

CPUメモリの容量・処理能力が不足していると、HDDのデータ処理とアプリケーション処理が競合して動作が重くなります。


🚨 放置した場合のリスク

問題 放置リスク 影響
電力不足 HDDが頻繁に切断・再接続 データ破損・誤動作
USB帯域の枯渇 転送速度の極端な低下 作業効率悪化
長時間の不安定動作 HDDの発熱・寿命短縮 故障リスク増大
書き込みエラー データの消失・破損 復旧不能な損失につながる場合も

✅ 快適に使うための改善策

🔌【1】セルフパワーUSBハブを導入

  • 複数HDDを同時使用するなら必須

  • 外部電源付きのハブでHDDに十分な電力を供給

💻【2】接続ポートの見直し

  • PC背面のUSBポートはマザーボード直結なので高速&安定

  • USB2.0よりUSB3.0以上を使用(青色ポート)

  • 同じハブにまとめず、HDDを別々のポートに分散接続

📁【3】HDD使用の時間帯や用途を分散

  • 大容量のコピーやバックアップはHDDごとに時間を分けて実行

  • 常時接続するHDDと一時利用のHDDを分ける

  • データ保存用・メディア再生用など、役割を分けて使うと負荷分散に有効

🔧【4】電源・ケーブルの品質を確認

  • ケーブルの劣化・接触不良があると信号や電力の安定供給に悪影響

  • 純正・高品質なケーブルに交換

  • 電源付きHDDケースの活用も効果的

🖥【5】HDDの健康状態と温度をチェック

  • CrystalDiskInfoなどでS.M.A.R.T.情報や温度監視を行う

  • 複数HDD使用時は放熱スペースを確保し、冷却ファンも併用


🧾 対策まとめ表

改善項目 内容 効果
セルフパワーハブ導入 安定した電力供給 認識不良の防止
ポート分散接続 USB帯域と電力の分散 高速・安定動作
使用の分散 アクセス競合の回避 スムーズな動作維持
ケーブル品質 電力・信号の安定供給 接続トラブル防止
状態監視 温度や劣化の可視化 故障予防と対応強化

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🔹 バスパワーHDDが電力不足で認識しないときの解決方法
🔹 外付けHDDが異常に熱くなる場合の原因と対処法は?
🔹 HDDの電源は入るのに動作しないときの原因と対処法


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✉️ 最後にひとこと

外付けHDDを複数使う環境は、利便性が高い一方で、システム全体に負荷をかけやすくなります。

「遅くなった」「不安定になった」と感じたら、まずは電源・接続方法・使用環境を一つずつ見直してみましょう。

ほんの少しの工夫で、大切なデータを守りながら、快適なHDD運用が可能になります。

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