[記事公開日]2025/08/14
[最終更新日]2025/11/14
🖥 パソコンが重いと感じたときのチェックポイントまとめ
もくじ
はじめに
パソコンを使っていて「なんだか最近動作が遅い」「アプリの起動に時間がかかる」「入力がもたつく」などと感じることはありませんか?こうした “重い” と感じる症状には、様々な原因が隠れています。
この記事では、パソコンの動作が遅くなる代表的な原因と、それに対する具体的なチェックポイントをカテゴリ別にわかりやすく解説していきます。誰でもできる確認方法から、少し踏み込んだ対処法まで網羅しますので、ぜひ参考にしてみてください。
🛠 よくある「重い」症状一覧
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アプリの起動が遅い、クリックしても反応が鈍い
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起動してから使えるようになるまでに時間がかかる
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ブラウザが固まる、ページの表示に時間がかかる
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Windowsの設定画面やファイルエクスプローラーが開くのに時間がかかる
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キーボード入力の反応が遅れる
🔍 原因とチェックポイント(カテゴリ別)
① 💾 ストレージの使用状況(HDD / SSD)
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ディスクの空き容量が少ないと重くなる
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ディスクが90%以上埋まっていると、仮想メモリや一時ファイルの書き込みに支障が出ます。
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対策:不要なファイルを削除、ディスククリーンアップ、バックアップの見直し
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特にHDDは読み書き速度が遅いため、経年劣化で顕著に影響します。
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対策:CrystalDiskInfoなどで健康状態をチェック、必要に応じてSSDに換装
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② 🧠 メモリ(RAM)の使用状況
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メモリ使用率が常に80%以上になっている
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多くのアプリを同時に起動しているとメモリが足りなくなり、動作が重くなります。
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対策:使用しないアプリを閉じる、スタートアップアプリを見直す、メモリ増設
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③ 🔄 スタートアップアプリの多さ
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起動時に自動で立ち上がるアプリが多い
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セキュリティソフトやクラウド同期アプリなどが多いと、起動が遅くなります。
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対策:タスクマネージャー > スタートアップタブ から無効化可能
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④ 🦠 ウイルス・マルウェアの存在
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不審なアプリやプロセスが動いている
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マルウェアはCPUやメモリを大量に使い、パソコンの動作を不安定にします。
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対策:信頼できるウイルス対策ソフトでスキャン、定期的なセキュリティチェック
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⑤ 🌐 ネットワーク関連の遅さ(体感的に重くなる)
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ブラウザの読み込みが遅い場合、回線やDNSが原因のことも
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対策:DNSの変更(例:Google Public DNS 8.8.8.8)、ルーターの再起動
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⑥ 📋 Windowsやアプリの更新状況
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Windows Updateやアプリのバックグラウンド更新が動作を妨げている
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対策:更新の一時停止、または更新完了を待ってから再起動
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⑦ 🔧 ドライバやシステム設定の問題
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古いドライバや不要なサービスが起動しているとリソースを消費
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対策:デバイスマネージャーでのドライバ更新、msconfigで不要サービスの無効化
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⑧ 🌐 ブラウザのタブ開きすぎ・拡張機能の多さ
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ChromeやEdgeなどのタブや拡張機能が多すぎるとメモリを圧迫
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対策:使用していないタブや拡張機能を閉じる・削除する
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✅ 実践チェックリスト(表)
| チェック項目 | 方法 | 対応策 |
|---|---|---|
| ストレージ容量 | エクスプローラーでCドライブ右クリック > プロパティ | 空き容量が少なければ削除・移動 |
| ディスク状態 | CrystalDiskInfo | 「正常」以外なら要注意 |
| メモリ使用率 | タスクマネージャー > パフォーマンスタブ | 常に高ければ増設を検討 |
| スタートアップアプリ | タスクマネージャー > スタートアップ | 不要なものを無効化 |
| ウイルススキャン | セキュリティソフトでスキャン | 定期的に実行する |
| DNS設定 | ネットワーク設定 > IP詳細設定 | DNSをGoogleやCloudflareに変更 |
| Windows Update | 設定 > 更新とセキュリティ | 保留中なら手動で適用 |
| ドライバ更新 | デバイスマネージャー | 「!」が付いているデバイスに注意 |
| ブラウザ管理 | 拡張機能とタブの見直し | メモリ節約に効果大 |
🔹 関連記事
🔹 タスクマネージャーの見方と重い原因の特定方法
🔹 メモリの使用率が高いときの対処法まとめ
🔹 Windowsが重いと感じたら試すべき10のこと
🔹 不要なスタートアップアプリを見つけて無効化する手順
✨ 総まとめ
パソコンが重くなる原因はひとつではありません。多くの場合、いくつかの要因が重なって体感的に「遅い」と感じるようになります。
本記事で紹介したチェックリストを活用することで、原因の切り分けと改善のヒントが得られるはずです。特に、ストレージやメモリ、スタートアップアプリ、ウイルス対策などは定期的な見直しが効果的です。
それでも改善しない場合や、内部的な故障・老朽化が疑われる場合は、専門店に相談するのもひとつの手段です。日々快適な作業環境を保つためにも、定期的なメンテナンスを心がけましょう。
