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[記事公開日]2025/08/21
[最終更新日]2025/10/13

🛠壊れたPSTファイルを修復する方法と注意点

はじめに

Outlookを使用していると、突然「PSTファイルが壊れています」や「Outlookデータファイルにアクセスできません」などのエラーに直面することがあります。このPSTファイル(個人用フォルダファイル)は、Outlookのすべてのメール・連絡先・予定表などが保存されている重要なファイルであり、破損するとメールの送受信ができなくなるだけでなく、重要なデータを失うリスクもあります。

この記事では、OutlookのPSTファイルが破損した際に試すべき修復方法を、限界まで詳しく、わかりやすく解説します。


🔍 PSTファイル破損の主な原因

原因 内容
Outlookの異常終了 電源断や強制終了によりファイルが正しく保存されず破損する
容量オーバー 古いOutlookではPSTの上限容量(2GBなど)を超えると破損しやすい
ウイルス・マルウェア感染 PSTファイルが外部から改変・破損される
ネットワーク経由での使用 サーバーや共有フォルダ上のPSTを使うと通信不良で破損する
ハードディスクの物理障害 セクタ破損などによりファイルの一部が読み込めなくなる

🔧 修復手順:scanpst.exeを使った修復

1. Outlookを完全に終了

  • 修復対象のPSTファイルを使っているOutlookを閉じる

2. scanpst.exeの場所を特定

Officeのバージョンによってscanpst.exeの場所は異なります。

Officeバージョン scanpst.exeの場所
Office 365 / 2021 C:\Program Files\Microsoft Office\root\Office16\scanpst.exe
Office 2016 C:\Program Files (x86)\Microsoft Office\Office16\scanpst.exe
Office 2013 C:\Program Files (x86)\Microsoft Office\Office15\scanpst.exe

OfficeXXの部分はバージョンによって変わります。

3. 修復ツールを起動してPSTファイルを指定

  • scanpst.exeを起動し、破損したPSTファイルを指定します。

  • 「開始」ボタンをクリックしてスキャンを実行。

4. エラー検出後に修復

  • エラーが見つかったら「修復」ボタンを押して修復を実行。

  • 修復完了後、Outlookを再起動しファイルを確認します。

5. 必要であればバックアップからの復元

  • scanpst.exeでは完全に修復できない場合、以前のバックアップ(.bak)ファイルを利用して復旧を試みます。


🧠 修復できない場合の対処法

1. 新しいPSTファイルを作成してデータを移行

  • Outlookを開き、新しいPSTを作成し、元ファイルから読み取れるデータだけを移行

2. 専用のPST修復ソフトを利用

  • 市販または無料のPST修復ソフト(例:Stellar Repair for Outlook、DataNumen Outlook Repairなど)

  • 成功率が高いが一部有償

3. ITサポート・修理業者に依頼

  • 自力では復旧できない場合、信頼できるパソコン修理業者への相談も視野に入れましょう


📌 修復前にやっておくべき注意点

項目 内容
ファイルのバックアップ 修復前にPSTファイルをコピーしておくこと
容量確認 ファイルサイズが異常に大きい場合、分割して修復するほうが安全
ディスク状態のチェック ハードディスクの不良セクタがあると修復に失敗することがある
Outlookのバージョン一致 古いOutlookのPSTを新しいOutlookで開く場合、互換性の問題が起きる可能性

🧩 関連リンク

🔹 Outlookの送受信ができないときの対処法まとめ
🔹 Windows 11でOutlookを安定動作させる設定集
🔹 Officeトラブル共通のオンライン修復手順解説
🔹 Outlookで「要求された操作はサポートされていません」と出る原因と対策


✅ まとめ

PSTファイルの破損は、Outlookユーザーにとって深刻なトラブルですが、scanpst.exeなどの標準ツールを使えばかなりの確率で修復が可能です。万が一修復できない場合でも、専用ツールや業者による復旧という選択肢があります。

トラブルを未然に防ぐには、定期的なバックアップ、Outlookの安定運用、信頼できる保存先の選択が非常に重要です。本記事を参考に、PST破損の際も落ち着いて対応いただければと思います。

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