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[記事公開日]2025/08/25
[最終更新日]2025/11/14

🗂 システムファイルとは?役割・種類・破損時の対処法

はじめに

Windowsパソコンを使用していると、「システムファイルが破損しています」「システムファイルを修復中です」といったメッセージを見ることがあります。システムファイルは、Windows OSが正常に動作するために必要不可欠なファイル群です。これらが破損すると、起動できなくなったりアプリが動かなくなったりすることがあります。

この記事では、システムファイルの役割、代表的な種類、破損時の症状、そして具体的な対処法を、初心者にもわかりやすく詳しく解説します。


🔍 システムファイルとは

システムファイルとは、Windows OSが起動・動作するために必要な基本ファイルを指します。これらは通常、Cドライブ直下のWindowsフォルダに格納されています。システムファイルには以下のような役割があります。

  • OSの起動に必要なファイルを読み込む

  • ドライバやサービスをロードする

  • ユーザーインターフェース(デスクトップやスタートメニューなど)を表示する

  • セキュリティ機能やネットワーク機能を制御する


📂 システムファイルの代表的な種類

システムファイルは目的別にいくつかの種類に分かれています。

① 起動関連ファイル

  • bootmgr:Windowsブートマネージャー。OSを起動するための初期処理を担当。

  • winload.efi / winload.exe:カーネルやドライバを読み込むファイル。

  • BCD(Boot Configuration Data):OSの起動設定情報を保持するデータベース。

② カーネル関連ファイル

  • ntoskrnl.exe:Windowsカーネル本体。OSの根幹部分を制御。

  • hal.dllハードウェア抽象レイヤー。CPUメモリなどハードウェアとの橋渡しを行う。

③ ライブラリ・DLLファイル

  • .dllファイル(動的リンクライブラリ):複数のプログラムで共通利用される関数群を格納。

  • 例:kernel32.dlluser32.dllgdi32.dllなど。

④ ドライバファイル

  • .sysファイル:ハードウェアとの通信を行うためのドライバ。

  • ディスプレイ、オーディオ、ネットワークなど多岐にわたる。


⚠️ システムファイルが破損したときの症状

システムファイルが壊れると、次のような不具合が発生します。

  • Windowsが起動しない

  • 「システムファイルが見つかりません」というエラー表示

  • ログイン画面が表示されない

  • デスクトップが真っ白になる

  • アプリケーションが強制終了する

  • ブルースクリーンエラー(STOPエラー)発生

こうした症状が出たら、早めに修復作業を行う必要があります。


🛠 システムファイル破損の原因

システムファイルが破損する原因は多岐にわたります。

① 強制終了や停電

  • 書き込み中に電源が落ちると、ファイルが中途半端な状態で保存され破損する可能性があります。

② Windowsアップデート失敗

  • 更新中にエラーが発生すると、一部のシステムファイルが正しく書き換えられず壊れることがあります。

③ ウイルス感染

  • マルウェアによってシステムファイルが削除・改ざんされるケースがあります。

④ ストレージ障害

  • HDD/SSDのセクタ不良や物理故障により、システムファイルが読み取れなくなる場合があります。


✅ システムファイルを修復する方法

システムファイルが破損した場合、以下の手順で修復を試みます。

① SFC(システムファイルチェッカー)を使う

  1. 管理者権限で「コマンドプロンプト」を開く

  2. 以下のコマンドを実行:

sfc /scannow
  • Windows標準機能でシステムファイルを自動修復します。


② DISM(展開イメージのサービスと管理)を使う

SFCで直らない場合、DISMコマンドを利用します。

DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth
  • Windowsイメージ自体を修復し、システムファイルの不整合を解消します。


③ 回復環境から修復

Windowsが起動しない場合は、回復環境(WinRE)を使います。

  1. インストールメディアから起動

  2. 「修復する」→「トラブルシューティング」→「詳細オプション」

  3. スタートアップ修復やシステム復元を試す


④ 更新プログラムをアンインストール

Windows Update後にトラブルが発生した場合、問題のある更新プログラムを削除することで改善することがあります。


⑤ 最終手段:Windowsを再インストール

どうしても直らない場合は、データをバックアップしたうえでクリーンインストールを検討します。


💡 データ損失を防ぐためのポイント

  • 修復作業の前にバックアップを取る

  • HDD/SSDを別PCに接続してデータ救出

  • 状況に応じて専門業者へ相談


🔗 関連記事

🔹 システムファイル破損時にやるべきこと完全ガイド
🔹 DISMコマンドでWindowsを修復する方法
🔹 自動修復ループに陥ったときの原因と対処法
🔹 Windowsが起動しないときの総合対処法まとめ


まとめ

システムファイルはWindowsの心臓部であり、これらが破損するとOS全体に不具合が出ます。SFCやDISMを駆使すれば多くの場合修復可能ですが、ストレージ障害やウイルス感染が原因の場合はデータ保護を優先することが重要です。早めのバックアップと計画的な修復作業で、大切なデータを守りましょう。

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