[記事公開日]2025/08/26
[最終更新日]2025/10/14
💻 ローカルアカウントとは
もくじ
はじめに
Windowsパソコンを使い始める際、最近ではマイクロソフトアカウントの利用が主流になっていますが、**ローカルアカウント(オフラインアカウント)**にも根強い需要があります。
この記事では、ローカルアカウントの特徴・メリット・デメリット・用途別の活用法・作成や切り替え方法まで、限界まで詳しく解説していきます。
🔍 ローカルアカウントとは?
ローカルアカウントとは、そのパソコン本体だけで使えるオフラインアカウントです。インターネット接続やMicrosoftへのログインを必要とせず、Windowsの基本操作が可能です。
主な特徴
-
オンライン認証不要
-
Windowsの基本機能は全て使用可能
-
各PCごとに独立した設定・パスワード管理
-
マイクロソフトのクラウドサービスは利用不可(OneDrive、Microsoft Storeなど)
✅ ローカルアカウントを使うメリット
| メリット | 詳細 |
|---|---|
| オフラインで利用可能 | インターネット環境がなくてもログイン・作業できる |
| プライバシー性が高い | 個人情報がMicrosoftに送信されない |
| セキュリティ管理がシンプル | ローカルパスワード管理のみで外部漏洩リスクが低い |
| 設定変更の自由度が高い | カスタマイズの自由度が高く、制限が少ない |
| 古いPCや非対応機種で有利 | Windows 11非対応機でも導入しやすい |
⚠️ ローカルアカウントのデメリット
-
OneDriveやMicrosoft Storeが利用できない
-
PCを複数使う場合、設定やデータの同期ができない
-
アプリやサービスによっては利用に制限が出ることがある
-
パスワードを忘れるとリセット手段が限られる(リカバリーディスクなどが必要)
🛠️ ローカルアカウントの作成手順
■ Windows 11 の場合
-
「設定」→「アカウント」→「家族とその他のユーザー」
-
「他のユーザーをこのPCに追加」をクリック
-
「このユーザーのサインイン情報がありません」を選択
-
「Microsoftアカウントを持たないユーザーを追加する」を選択
-
ユーザー名・パスワードを設定して完了
■ Windows 10 の場合もほぼ同様です
-
「設定」→「アカウント」→「家族とその他のユーザー」→以降は同じ流れです
🔄 マイクロソフトアカウントとの切り替え方法
■ ローカルアカウントから Microsoft アカウントへ
-
「設定」→「アカウント」→「ユーザー情報」
-
「Microsoftアカウントでのサインインに切り替える」をクリック
-
アカウント情報を入力して切り替え完了
■ Microsoft アカウントから ローカルアカウントへ
-
「設定」→「アカウント」→「ユーザー情報」
-
「ローカルアカウントでのサインインに切り替える」を選択
-
新しいユーザー名とパスワードを設定して切り替え
🔐 セキュリティ上の注意点
-
ローカルアカウントはネットから狙われにくい反面、端末内のセキュリティが重要です
-
強固なパスワードを設定し、他人に使われないように管理
-
万が一のために回復ドライブを作成しておくと安心
🧭 どんな人におすすめ?
| タイプ | ローカルアカウントが向いている理由 |
|---|---|
| セキュリティ重視派 | オンライン同期を避けて情報漏えいを防止できる |
| オフライン利用中心 | ネットに繋がずに使いたい人に最適 |
| 子供や高齢者向け端末 | 限定された操作環境での利用にぴったり |
| 古いPCを活用したい人 | Microsoftアカウント連携の必要がないため軽快に動作 |
🔗 関連記事
🔹 Windowsでユーザーアカウントを追加・削除する手順まとめ
🔹 Microsoftアカウントとローカルアカウントの違いと使い分け
🔹 ローカルアカウントでのセキュリティ強化方法
🔹 Windows11の初期設定でローカルアカウントを選ぶ方法
⬆️ 同カテゴリリンク
まとめ
-
ローカルアカウントは、シンプルで安全性の高いアカウント方式です
-
クラウドとの連携は使えませんが、プライバシーや安定性を重視するなら理想的
-
状況に応じてマイクロソフトアカウントとの切り替えも柔軟に検討しましょう
