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[記事公開日]2025/08/27
[最終更新日]2025/10/10

🔌 シリアルポートとは?

はじめに

かつて多くのパソコンや周辺機器で標準的に使われていた接続端子のひとつに シリアルポート(Serial Port) があります。近年ではUSBに置き換わり一般的な利用は減りましたが、産業機器や組み込み機器の分野では今なお重要な役割を果たしています。本記事では シリアルポートとは何か をわかりやすく解説し、特徴・用途・歴史・現代での活用方法まで詳しくご紹介します。


📖 シリアルポートとは?

シリアルポートとは、データを1ビットずつ直列に送受信するための通信ポート です。一般的には「RS-232C」という規格が広く利用され、古いパソコンやモデム、プリンターなどで使われてきました。

特徴

  • 9ピン(D-sub 9ピン)や25ピン(D-sub 25ピン)のコネクタ形状

  • データを1ビットずつ送受信する「シリアル通信」方式

  • 通信速度は比較的遅いが、安定性と信頼性が高い


🌟 パラレルポートとの違い

項目 シリアルポート パラレルポート
通信方式 1ビットずつ直列伝送 複数ビットを並列伝送
コネクタ形状 D-sub 9ピン / 25ピン 25ピン(主にプリンター用)
主な用途 モデム、マウス、産業機器 プリンター、外付けドライブ
通信速度 遅いが安定 比較的速いが距離に弱い

🛠 シリアルポートの主な用途

1️⃣ PC周辺機器

  • マウス、モデム、プリンター接続に利用されていた

2️⃣ 産業機器

  • 計測機器や制御機器で利用される

  • 工場の制御システムで標準的に採用

3️⃣ ネットワーク機器の設定

  • ルーターやスイッチの初期設定でシリアルコンソール接続を使用

4️⃣ 組み込みシステム開発

  • デバッグ用の通信手段として利用


⚠️ シリアルポートに関するよくあるトラブルと解決策

症状 原因 解決策
通信できない ケーブル断線 / ポート設定不一致 ケーブル交換 / ボーレートやパリティ設定確認
デバイスを認識しない ドライバインストール 対応ドライバを導入
文字化けする 通信条件の不一致 ボーレート、データ長、パリティを揃える
USB変換で不安定 互換性不足 信頼性の高い変換アダプタを利用

📊 まとめ

項目 内容
シリアルポートとは データを1ビットずつ送受信する通信ポート
主な規格 RS-232C、D-sub 9ピン / 25ピン
用途 PC周辺機器、産業機器、ネットワーク機器設定
特徴 安定性・信頼性が高いが速度は遅め

🔹 関連リンク

  • パラレルポートとは?特徴と用途

  • USBとは?仕組みと進化

  • COMポート設定の基本と注意点

  • ネットワーク機器の初期設定に使うコンソール接続

➡️ 同カテゴリリンク


さいごに

シリアルポートは、かつて標準的に使われていた通信ポートであり、現在でも産業機器やネットワーク機器の設定に利用されています。USBなどの新しい規格に置き換わった今も、安定性と信頼性の高さから特定分野で欠かせない存在です。仕組みを理解しておくことで、古い機器の利用や業務システムの保守に役立ちます。

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